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価格:5,040円
CEROレーティング:A(全年齢対象)
■ 縁日をゲーム化するということ
・一般的縁日屋台
・出店側屋台
・そのほか なんとなくだが、バンダイナムコグループが提供している屋内型アトラクション施設「ナンジャタウン」、そして「太鼓の達人」をはじめとした「達人」シリーズに共通したテイストが感じられるグラフィックスと、趣向を凝らしたWiiリモコンの使い方、そしてゲームへの取り込み方がこのゲームの肝になっている。とくに面白いのは、屋台ごとのコントローラの持ち方だ。
このWiiリモコンの持ち方が、このゲームをより縁日の気分にいざなってくれる。3軸の加速度、傾きセンサー、そしてボタン類もそれぞれのゲームによって使用/不使用が決まっているが、基本的に多数のボタンを使うことはないし、いくつか屋台を課題通りにプレイすれば、そのコツもわかってくる。
そうそう、解説を忘れていたが、それぞれの屋台はいくつかの課題が用意されており、それぞれ一定時間の時間制限内にノルマを満たせばクリアとなる。時間制限が設けられていることが、このタイトルがゲームであることを思い出させてくれるといえるだろう。 ■ 年齢問わずチャレンジできる懐の広いタイトル
そして、屋台の仕掛けがきちんとゲームシステムに落とし込まれていて、紹介記事にも書いてあるが、縁日でポイの膜を破らないためのコツ、ヨーヨーのコヨリを切られないようにするコツといった、縁日でのノウハウが本作でも通用する。射的はWiiリモコンを画面に近づけすぎると、屋台のおじさんに怒られたりとか、重心の違う的がぐらぐらゆれる様など、細かいところもちゃんと作りこんである。これなら、今までのコントローラよりもさらに縁日気分を実感しやすい。 個人的に一番難しさを感じたのは金魚すくいだったりする。ポイの位置移動、特に前後の移動はコントローラを水平に前後に移動させ、左右の移動とともにポイの入射角(?)を手首をひねりつつ決定。そして課題の金魚をさっとすくってあげたいのだが、画面のイメージと、Wiiリモコンの移動の反応(どこまで動かすとどれぐらいポイが移動するか)をつかむまで少々時間を要した。 もう1つ、クレープも少々難しい。まず、クレープの生地をうまく丸く焼き上げるかが非常に重要なのだが、キレイな円を描くように生地を伸ばしていくのはお絵かき気分で楽しいものの、あまりはみ出てしまっては焦げてしまってボツ。あまり消極的になりすぎて穴があいてもダメ(小さければOK)。この生地作りがなかなか絵心のない(?)自分にはドキドキものだった。 やりこみ度もないわけではない。たこ焼きはタネを投入し、ひっくり返すだけだが、焼け具合を見ながら、順番を考えてひっくり返していかないとなかなかうまく焼き上げられない。4個ぐらいなら楽勝だが、12個同時に焼こうとすると、どの順でタネを入れたかを覚えておき、好機を逃さずどんどんひっくり返していかなければならないスリル満点な展開になっていく。クリアノルマはどんどん用意されているので、うまくなればなるほどさらに楽しめる仕組みとなっている。 さらに、ゲットした景品をコレクションすることもできる。「お化けカード」を集めれば、「お化け屋敷」への入場も可能となる。
単純な「ミニゲーム」を集めただけでなく、リアルな縁日のノウハウを駆使しながら楽しめるだけに、幅広い年齢層に楽しめる1本になっている。できれば親子、お孫さんと家族や友達といっしょに、ああでもないこうでもない、とわいわいガヤガヤ遊ぶと楽しい。2人でプレイを分担できる屋台も多い。これでお父さんは株を上げるチャンスが生まれるかもしれないし、そういった光景をぜひ見てみたい、と思わせるユニークなタイトルといえそうだ。
(C)2006 NBGI ※ 画面は開発中のものです。
□バンダイナムコゲームスのホームページ (2006年12月1日) [Reported by 佐伯憲司]
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