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今回のアップデートでは、新しい工房都市トンカと、「SAGA4」で実装された「光の塔」の上層階、そして新しい背負い魔のネコマタ「茜」が登場する。「SAGA5」も前回同様、何回かにわけて新要素が追加される仕様となっていて、12月8日に行なわれるアップデートはその第1弾となる。
■ 人形で話すと意外な一面が? マリオネストとマシンナリーのための“工房都市トンカ”
トンカはマリオネットと人が共生する街だ。マリオネット総本山や新たに登場するマリオネット「ピーノ」の像が飾られた公園があったりする。街のあちこちでマリオネットが歩いており、プレーヤーが話しかけると礼儀正しく言葉を返す。坂道を上る老人を後押ししているようなマリオネットもいて、人とマリオネットの暖かな関係が感じられる。 このトンカは「ECO」の世界の人々からは先端技術の都市として知られている。発掘されたキカイの修復も盛んで、ロボットが置かれている「マシンナリー本部」や、飛空庭をカスタマイズできるようになる「飛空庭大工場」といった施設もある。また、マリオネットで構成された特別な軍隊“ドールズ”が編成されていたり、警備ロボットが街を巡回していたりと、治安も良い。 プレーヤーはまずこのトンカを見て回るだけで様々な発見ができるだろう。こまめに働くマリオネットや、ちょっと研究に熱心すぎる住人などのNPCとの会話を楽しむこともできる。丘の上にあるピーノ噴水公園に行ってみたり、飛空庭大工場を訪れてみるのもいい。このマップも視点が開放されているので、丘の上に見える建物に向かって進んだり、大きな飛空庭を見上げたりと、オブジェクトをたっぷり眺めることができる。 このトンカには更に面白い「仕掛け」がある。プレーヤー自身がマリオネットになることで、街にいるマリオネットの「本音」が聞けるのだ。研究者の忠実な助手であるマリオネットが実は……というような、人間で話しかけたときのきまじめな態度と違う反応が返ってきて面白い。いつもまじめに良く働くマリオネット達も、同族には愚痴を言ってしまいたいこともあるのだろう。マリオネットで話しかけることで、彼らの手助けをするクエストを受けることも可能になる。
この他トンカでは、新しい背負い魔である茜の入手クエストや、ピーノの入手クエストも用意されている。入手クエストにはエミルなどのNPCも関わってくる。街の雰囲気と共に、クエストを通じて様々なエピソードを楽しめる場所となりそうだ。
■ 屋上に到達できるようになった光の塔、話題を集めそうなツンデレ背負い魔・茜
外側の階段から再び中に入り、上を目指すことで19階にある屋上までの道が開ける。今回の体験会では回復アイテム片手にモンスター達の攻撃をかわして、ひたすら上を目指した結果、あっさりと屋上に到達できた。屋上に出ても、ボスモンスターや特別なイベントなどはいないようでちょっと拍子抜けの印象を受けた。 ただ、体験会が開催された時点では、まだモンスターの配置が完了していなかったため、実際は凶悪な世界になっている可能性もある。12階から上の敵はかなり強く、まともに行けばかなりの苦戦を強いられる。高レベルを目指すプレーヤーにとっての絶好の狩り場となるという。屋上に到達するためには、強いモンスターを蹴散らしながら1つずつフロアを上って行かなくてはならず、実際にプレイをすれば強い達成感が味わえるだろうと思った。プレーヤー達がどう挑戦をし、どんな感想を持つかは楽しみだ。 今回のアップデートの目玉の1つが、新しい背負い魔「ネコマタ(茜)」である。彼女を入手するには一人前の飛空庭職人を目指しているマリオネット・ゴーレム「ハレルヤ」の飛空庭製作を手伝うクエストをクリアする必要がある。イベント中はエミルやマーシャといったおなじみのキャラクタや、プレーヤーが持っているネコマタも登場するにぎやかなものになるという。 茜はいつもはツンとすました顔をしているが、寂しがりやの一面を持つ。スキルは現在調整中ということで、今までにない補助系の能力を持ったネコマタになるという。キャラクタの行動に合わせて時折話すセリフが楽しい。人気が出そうな背負い魔である。 現時点では体験できない要素も多かったが、今回の実装は正直物足りないという感想も持った。街と上級ダンジョン、新しい背負い魔とどれも中~上級者向け要素で、ゲームの幅を大きく広げた「SAGA4」のアップデートに比べるともっとボリュームが欲しいと感じた。しかし、前述したように「SAGA 5」で実装される要素はこれだけではない、今後のアップデートでは、トンカや光の塔で体験できるインスタンスダンジョンシステム、新しい背負い魔「シールダー」などまだまだ様々な要素が実装される予定だ。
第2弾のアップデートも近日行なわれるとのことで、「SAGA5」の全貌が明らかになるのはこれからと言うところだろう。まずはトンカを訪れてみて、これから追加される要素に期待しながら島を探索し、光の塔へ挑む、ということになりそうだ。12月8日のトンカの混雑ぶりが楽しみである。
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□ガンホー・オンライン・エンターテイメントのホームページ (2006年11月28日) [Reported by 勝田哲也/中村聖司] また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp Copyright (c) 2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
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