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セガ、Wii専用タイトルファーストインプレッション
「ソニック」、「BLEACH」、「スーパーモンキーボール」

【Nintendo World 2006】
11月3日より開催



 株式会社セガは、Wii専用タイトルとして「ソニックと秘密のリング」、「スーパーモンキーボール ウキウキパーティー大集合」、「BLEACH Wii 白刃きらめく輪舞曲(ロン ド)」の発売を予定している。今回、セガ本社にて上記3タイトルをプレイする機会をいただけた。11月3日から名古屋・大阪・東京で順次開催されるWii、ニンテンドーDSタイトルの体験会「Nintendo World 2006」の予習的なレポート として、Wii専用タイトルゲームのレポートをお届けしたい。

 レポートの前に取材時の「Wiiゲームを遊んだ際の疲労度」を報告しよう。取材時は3タイトルをやり続けるというトライアスロンのようなスケジュールだったのだが、一時間半もの間Wiiリモコンとヌンチャクを常時振っていたにも関わらず、疲労度はそれほど感じなかった(次の日の筋肉痛もなし)。今回のセガ3タイトルは手首だけを軽くスナップさせることで基本操作が可能であり、そのため疲労がそれほど蓄積しなかったと考察できる。


■ 「ソニックと秘密のリング」

 人気アクションシリーズのWii上陸第1弾。2007年春発売予定。操作体系はリモコン+2ボタンのみというシンプルなもの。自動的に走り始めるソニックをリモコンの傾きで左右に移動させ、フィールド上の障害物を避けながらゴールを目指すのが目的だ。レースゲームのような画面効果から得られる凄まじいスピード感に、ソニックシリーズ特有のアクション性が融合したタイトルといえる。

 今回のプレイでは砂漠や宮殿内部を走る「Sand Oasis」、古生代のような密林の中を進む「Dinosaur Jungle」の2ステージをプレイすることができた。フィールドにはリングとパールが配置され、それらを集めながら進むこととなる。障害物や敵の攻撃に当たると、集めたリングが一定数減少。リングがゼロの状態でぶつかるとミスとなってしまう。今回は1UPなどの概念がなく、なんどでも繰り返してトライすることができる。また、パールの効果は何かのゲージが溜まるようだが、現段階ではお伝えすることができない。

<Wiiリモコン>

 基本の持ち方はリモコンを横に持ち、地面と水平に保つ。
・リモコンを左右に傾けることでソニックが左右に移動。
・リモコンを手前に裏返すことで後退
・2ボタンを押し続けることでジャンプ体制に入り、離すことでジャンプ。
・ジャンプ中にリモコンを勢いよく振り下ろすことでホーミングアタック。

画面下に見える矢印の描かれたパネルに乗るとソニックが急加速する
 少しリモコンを傾けるだけでソニックが中央から画面端までスムーズに移動するため、高速走行中に突如出現するトラップにも対応できるようにはなっている。既存のソニックとは異なるチャージの必要なジャンプなど、リモコンによる操作は多少の慣れが必要となるだろう。

ソニックといえば巨大ループ。巨大ループに入った後は、一気に駆け抜ける 特殊な移動手段も豊富に用意されている。これは流木に乗って水上を進むシーン


 ホーミングアタックは近い敵を自動的にロックオンし、敵にホーミングしてぶつかっていく。また、Wiiリモコンの特性を活かしたギミックが随所にある。

カメラは基本的にソニックを追走する感じで、バックショットを写している。ステージ内では一時的にカメラワークが前面や側面に変わるポイントがあり、アクロバティックな走行シーンを演出してくれる


(C)SEGA


■ 「BLEACH Wii 白刃きらめく輪舞曲(ロンド)」

 週刊「少年ジャンプ」で連載中の人気コミック「BLEACH」シリーズの最新作。リモコンを刀のように振ることで斬撃を繰り出し、相手の魂魄ゲージ(一般的な格闘ゲームで言うところの体力)をゼロにすれば勝ちとなる3D対戦格闘ゲーム。2006年12月14日発売予定。

 取材時にプレイできたキャラクタは、黒崎一護、朽木ルキア、井上織姫、茶渡泰虎、志波岩鷲、石田雨竜、朽木白哉、狛村左陣、日番谷冬獅郎、更木剣八、吉良イヅル、阿散井恋次、松本乱菊の13名。残念ながら本作のオリジナルキャラクタ「アルトゥロ」は実装されていなかった。

 ゲームモードは、アーケードモード、1P.VS.CPU、1P.VS.2P、トレーニングモード、ギャラリー、裏原商店などが用意されている。

完全オリジナルのストーリーも看過できないポイント


<Wiiリモコン>

 基本の持ち方はリモコンの先端を画面に向け、地面と水平に保つ。
・縦に振ることで縦斬り、横に振ることで横斬り、前に突き出すことで突き
・Aボタンを押しながらの攻撃で一閃(ガード崩し)
・Bボタンを押しながらの攻撃で各種必殺技

<ヌンチャク>

・コントローラースティックでフィールドを360度移動
・Cボタンを押しながらコントローラースティックの移動で瞬歩
・Zボタンを押している間はガード
・ヌンチャクを振ることで霊圧ゲージがたまる。霊圧ゲージMAXで振ると卍解モードに突入

横斬り、縦斬り、突きはモーションが早く、硬直時間を認識することなく連続で出すことができる。リモコンの振りの強弱によって攻撃力や速度が異なるということはない
ガード崩しの一閃は、発動までに一定モーションが存在し硬直時間も長い。漫画風の書き文字による演出が死神たちの決闘に華を添える
ガード崩しの一閃同士が相殺すると、「斬拳」モードに突入。縦・横・突が3すくみになっていて、タイミングラインにジャストのタイミングで入力する。相手より多く入力が成功すれば、モード後の攻撃の主導権を握ることができる
通常技より多くのダメージを与えることができる必殺技。市丸ギンの「神槍」を出すときのポーズを真似してリモコンを突き出してみるのも一興だ
強力な威力を誇る卍解必殺技を出すためには「卍解」というモードチェンジが必要。カットイン演出が入り、キャラクタが長台詞をしゃべりゲームを盛り上げてくれる
卍解モード中に必殺技と同じ入力をすることで卍解必殺技が発動。画面にはないが、取材時には松本副隊長の卍解必殺技(灰が連続で飛びかかる)など原作では登場しない技も体験することができた


(C)SEGA
(C)久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ


■ 「スーパーモンキーボール ウキウキパーティー大集合」

 アーケードゲームとして初登場し、バナナスティックで一世を風靡した「モンキーボール」シリーズの最新作。おサルの入ったモンキーボールをゴールまで転がすというメインゲームのほかに、最大4人まで同時に楽しめるパーティーゲームが追加された。

 プレーヤーキャラはお馴染みはアイアイ、ミーミー、ゴンゴン、ベイビーと新キャラのドクターとヤンヤンの6匹から選ぶことができる。それぞれ、モンキーボールのサイズ、重量、ボールの加速性能、ジャンプの高さなどが異なる。

<Wiiリモコン※メインゲーム時>

 基本の持ち方はリモコンの先端を画面に向け、地面と水平に保つ。
・リモコンの先端を下に向けることでモンキーボールが加速。
・リモコンを左右に捻ることでモンキーボールが左右に移動
・リモコンの先端を上に向けることでモンキーボールが減速。
・Aボタンを押すか、Bボタンを押しながらリモコンを下から上へと跳ね上げるとモンキーボールがジャンプする

 メインゲームはコースアウトしないようにモンキーボールを転がし、ゴールを目指すというルール。リモコンを傾けながらボールを動かしてみると、球体を手の平の上で操っているような奇妙な一体感があるのが実感できる。Wiiリモコンを完全に水平に認識させる(ボールを停止する)ことができないため、常にボールが動いてしまうところが面白さと難しさを生み出しているという感じ。加速と減速のさじ加減も含め、Wiiリモコンという入力デバイスに不慣れなうちはちょっと難しいと感じてしまうかも。Wiiリモコンの使いこなし甲斐のあるタイトルといえよう。

ボスバトルという盛り上げがあるのも本作の特色。ワールド1のラストはハゲタカのような巨大ボス「ビックリバード」と戦う(時間制限有り)。羽ばたきによる風圧攻撃の合間を縫い、ジャンプで頭部の弱点に接触すればダメージとなる


 パーティーゲーム時は、プレイするゲームの種類によって、リモコンの持ち方、使用ボタン、ヌンチャク装着の有無が異なる。各パーティーゲームの前に、きちんとリモコンとヌンチャクの持ち方と動かし方が図入りで解説されるので安心だ。こちらもメインゲームとは異なるコントローラの使い方がとにかくユニークで、パーティーゲームの盛り上がりの演出に一役買っているといえるだろう。

 取材当日はパーティーゲームのうち、ハードルそう、なわとび、はたとりホバーレース、はたあげをプレイできた。印象的なのがホバークラフトで旗を取り合うというはたとりホバーレース。リモコンとヌンチャクを2本の操縦桿に見立てて操り、前進、後退、旋回行動などの複雑な移動操作を行なうことができる。

写真左からパーティーゲームの「スリングショット」、「だるまさんがころんだ」、「はたとりホバーレース」。様々な操作形態が用意されているので、Wiiリモコンとヌンチャクの練習用ソフトとしても機能するはずだ


(C)SEGA

□セガのホームページ
http://sega.jp/
□「ソニックと秘密のリング」公式サイト
http://sonic.sega.jp/secretrings/
□「BLEACH Wii 白刃きらめく輪舞曲(ロンド)」公式サイト
http://bleach.sega.jp/wii/
□「スーパーモンキーボール ウキウキパーティー大集合」公式サイト
http://www.supermonkeyball.com/

(2006年11月2日)

[Reported by 福田柵太郎]



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