価格：5,040円

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　株式会社プロトタイプは、PSP用恋愛アドベンチャー「Kanon」を12月21日に発売する。価格は5,040円。

　「Kanon」は'99年6月にゲームブランド「Key」から発売されたWindows用恋愛アドベンチャーゲーム。その後、ドリームキャストやプレイステーションに移植されたほか、2001年にはテレビアニメ化され、コミックや小説、ドラマCDなど、マルチメディア展開されたほど高い人気を誇る。また、京都アニメーション制作により再度テレビアニメ化され、今年の10月からTBS系列で放送されている。

　同作が根強い人気を獲得した理由の1つに、「感動」や「感嘆」の要素を加えたストーリーによる、「泣きゲー」と呼ばれるジャンルの作品であることが挙げられる。この流れはその後、「AIR」や「CLANNAD」といった作品にも受け継がれ、いずれも大ヒット作となっている。

　PSP版では、マシンスペックを生かした美しいグラフィックスやボイスの演出、ユーザーインターフェイスの向上などを見据えて開発しているという。スタッフは、原画が樋上いたる氏、シナリオは久弥直樹氏、麻枝准氏、音楽は折戸伸治氏、OdiakeS氏。

【STORY】
ある、雪の舞い落ちる冬の日……。 　俺は駅前のベンチで、いとこの少女、水瀬名雪と7年ぶりに再会した。 　今いる場所。そこは、昨日まで暮らしていた俺が生まれ育った街ではなかった。急な引越しの決まった俺を、快く迎えてくれた名雪とその母親の住む街。 　そして、俺にとっては、子供の頃の微かな記憶の中にある、思い出の街……。

【登場キャラクタ】
月宮 あゆ引越し初日に駅前で出会った少女。食い逃げ途中に運悪く主人公とぶつかり知り合う。主人公とは別の学校に通っている。	水瀬 名雪主人公が居候することになる親戚の家に住む女の子。主人公と同居することに抵抗を感じていない。学校では偶然クラスメートになる。	沢渡 真琴記憶を失った少女。主人公にとっては見ず知らずの少女だが、“主人公のことが憎い”という記憶だけを頼りに強引に水瀬宅に居座り、主人公に付きまとう。

美坂 栞主人公が通う学校の1年生。病気のために長期休学していたが、主人公と出会い登校するようになる。普段の明るい表情は、主人公の目にはどこか寂しげに映っていた。	川澄 舞学校の上級生。夜の校舎で出会った彼女は目に見えない何かを追っていた。主人公は奇異な行動以上に、笑顔を忘れたような彼女自身に興味を持ち、接していくようになる。

【スクリーンショット】

(C)2006 Key/VisualArt's/PROTOTYPE

□プロトタイプのホームページ
http://www.prot.co.jp/

(2006年10月25日)

[Reported by 滝沢修]