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角川書店、「Fate/stay night」のトークショウ開催
PS2「Fate/stay night[Realta Nua]」開発秘話と映像を公開

10月22日 発売

会場:秋葉原UDX AKIBA_SQUARE

21日に開幕した「秋葉原エンタまつり」。秋葉原UDXのAKIBA_SQUAREで開催された1番目のステージだったが、外に溢れるほどのファンが集まった
 株式会社角川書店は10月21日、2006年末の発売を目指して開発中のPS2用伝奇活劇ヴィジュアルノベル「Fate/stay[Realta Nua]」のイベントを「秋葉原エンタまつり」において行なった。イベントは前半でDVD関連について触れられ、後半でゲーム関連の話題に移り最新画像などが公開された。

 ゲストとして出演した、衛宮士郎役の杉山紀彰さんはPS2での収録について「アニメでは絵が激しく動くので少しアクティブに演じていたが、PS2版では元々のキャラクタ像に近くなっている。ぶっきらぼうで近寄りがたい感じです」と語った。一方、遠坂凛を演じた植田佳奈さんは「アニメでは押さえて演じるよういわれてました。プレイステーション 2版では原作者の奈須きのこさんから『振り幅を大きくして欲しい』と言われ、可愛らしいところはより可愛らしく、残酷なところはアニメより残酷にした」ということで、「やっていて楽しかった」という。

 世界観については間桐桜役の下屋則子さんが「PS2版の収録が終わって全て見て初めて本当の意味で判った気がします。それだけ深い作品でした」と感想を述べた。

 収録についてはかなりの時間を要したようで、 杉山さんは「1回に6時間、朝に収録スタジオに入って、外に出るときは暗くなっていた。それを27回から28回くらいやりましたね」という。「これはもうシリーズですよ(杉山さん)」ということで、台本もかなりの量だったという。杉山さんによれば段ボール箱で事務所に送り届けられたといい、少しずつ読んでいったという。収録時はそれが録音スタジオの上にドンと積み上がっていたという。

 その収録には奈須きのこさんが付きっきりで参加し、やりとりを行ないながら進められたという。収録の流れでは変更や追加されたシーンもあるという。収録時間は実に50時間にも及ぶという。

 イベント会場では大きなスクリーンでゲームの開発中のROMを実際にプレイしてみせた。すでに台詞も入っているバージョンで、開発は進んでいるようだ。「Fate/stay[Realta Nua]」ではバックログで戻っても音声が再生されるようになっており、聞き逃したところも再度聞き返すことができるのだという。会場ではさらには新たに制作されなおしたオープニングも上映された。

 イベントの最後には、他の会場でのイベントを終えたセイバー役の川澄綾子さんが緊急飛び入り。「Fate/stay[Realta Nua]」について「すごく良いです。ぜひ買ってください。秋葉原に来たかぎりはゲームの1本や2本は買って帰らないと!!」とアピール。ちなみに、同時に発売となる「extra edition」の内容も明らかになっている。特典はPSP用ソフト「とびだせ! トラぶる花札道中記」。予約先着特典は海洋堂製作の「セイバー胸像フィギュア」となっている。価格は通常版が7,140円、「extra edition」が9,240円となっている。

イベントに参加したのは杉山紀彰さん、植田佳奈さん、下屋則子さん。収録時の様々な話題で盛り上がった
ちょうど同時間帯に行なわれていたイベントに参加していたため、フル参加はできなかったが、終了間際に川澄綾子さんも登場。ファンに挨拶を行なった


□角川書店のホームページ
http://www.kadokawa.co.jp/game/
□「Fate/stay[Realta Nua]」のページ
http://www.fate-ps2.com/

(2006年10月23日)

[Reported by 船津稔]



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