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タカラトミーブースレポート
「NARUTO」、「I"s」など6本の新作が登場

9月22日~24日 開催(22日はビジネスデイ)

会場:幕張メッセ

入場料:当日1,200円、前売1,000円
    小学生以下無料


ブース脇の柱には、さりげなく玩具も展示してあった。ゲームショウにしては珍しく、タカラトミーらしさを感じる
 「NARUTO」シリーズを筆頭に、「I"s」や「ゾイド」、「妖逆門」や「幽遊白書」など、さまざまなアニメをゲーム化した作品が多数展示されていたタカラトミーブース。ほかのメーカーのブースよりも、小学生くらいの子供たちがたくさん集まっていた。

 今回の目玉はなんといっても、その存在が初めて明らかにされた「激闘忍者大戦! EX(仮)」だろう。ここでは、子供たちの心を鷲づかみにする作品の中から、まだ発売日を迎えていない6つの作品を紹介していく。



■ DS「NARUTO -ナルト- 忍列伝」

 今回のTGSでは、残念ながら映像のみの出展となったが、映像に気づいた来場者の多く(主に小学生くらいの子供たち)がモニターの前で足を止めて食い入るように眺めていた。やはり「NARUTO」の新作は子供達に人気が高い。

 ニンテンドーDSで発売される「NARUTO」シリーズとして初めて3D対戦格闘となる作品で、相手の背後に回りこんで攻撃を仕掛けられるなど、奥行きのある戦いをいつでもどこでも楽しめる。

 現段階で判明している登場キャラは、うずまきナルト、うちはサスケ、はたけカカシ、ロック・リー、日向ネジ、春野サクラの6人。「NARUTO」の中での忍者同志の戦いを描写する上で欠かせない忍術も、はたけカカシの雷切、ロック・リーの表蓮華、日向ネジの八卦六十四掌、春野サクラのしゃーんなろー連弾など、各キャラを象徴する大技も多数収録。ゲーム中では「必殺奥義」として、アニメでおなじみの動きが完璧に再現されている。

 出展されていた映像では、主人公のうずまきナルトが、これまでに見たことのない新技らしき奥義を繰り出していたことと、「DS」の上の画面で対戦シーンを、下の画面で使用する忍具(?)を表示していたことが強く印象に残った。対戦中にタッチパネルに触れて、手裏剣を投げたり、奥義を発動したりするのだろうか?

 発売日、価格ともに未定。



■ Wii「激闘忍者大戦! EX(仮)」

 ゲームキューブでこれまでに4作品発売されている「NARUTO 激闘忍者大戦」シリーズの最新作が、任天堂の新ハード「Wii」で登場することが決定。ブース内に設置されていたモニターで、そのことが発表されていた。映像のラストで、プレーヤーがコントローラを握り締めつつ、術を発動するときの印を結ぶような動きをしていた。

 発売日、価格ともに未定。



■ PS2「I"s Pure」

 桂正和氏原作の純愛青春ストーリーを描いた「I"s」。その内容に沿ってアニメ化された「I"s Pure」が、恋愛アドベンチャーゲームとしてPS2に登場する。本作に登場するヒロインは、葦月伊織、秋葉いつき、磯崎泉、麻生藍子の4人。プレーヤーは瀬戸一貴となり、彼女たちとの甘く切ないラブストーリーを展開していく。

 基本的には、ヒロインたちとのやりとりを中心としたイベントによってゲームが進行。アニメだけでなく、原作コミックス15巻で展開した物語も、全部で16にも及ぶストーリーで忠実に再現されている。

 物語を盛り上げる主な演出として、すでにプレーヤーの行動に対する結論が出ているのにどこか心残りのあるシーンでの、彼女たちの本当の気持ちを知ることができる「ザッピング」システムや、主人公の行動によって結末が変化する「マルチエンディング」システムを採用。ストーリーの進め方によっては、原作にはなかったオリジナルのシーンも見られる。また、気になる女の子たちとあまりうまくいきすぎると、一貴の思考が暴走する原作でおなじみの「逆走君」も登場するなど、細部に渡って原作を忠実に再現している。

 試遊機では、修学旅行(?)で訪れた宿泊先で、伊織、越苗、ナミ、川崎、寺谷、森崎らと展開する会話シーンを体験。深夜の見回りにきたヒゲミ先生に起きていることがばれないように、各々が布団の中に隠れ、そのときたまたま同じ布団の中に入っていた伊織の着ている浴衣がはだけて、胸元がちらりと見えてしまうちょっとドキッとするシーンも。それを見た一貴のお約束の妄想シーンもあるなど、体験版としては十分に満足できる内容だった。

 11月9日発売予定で、価格は7,140円。



■ DS「妖逆門 AYAKASHI FIGHTING」

 テレビ東京系で好評放映中のアニメ「妖逆門」を題材にした3D対戦格闘ゲーム。試遊台では、アヤカシやステージがあらかじめ決められた状態で対戦がスタート。どちらかが1本取るごとに、次のアヤカシにチェンジし、合計で3体のアヤカシを倒したほうの勝ちとなるルールだった。

 1本取ったほうのアヤカシは、体力が減った状態で次の戦いに挑まなければならないため、大ダメージを与えることのできる必殺技や、相手をマヒ状態にするなどの効果がある撃符を使うタイミングが勝敗の鍵を握りそうだ。操作は、アヤカシ同士の対戦を上の画面で、使用する撃符の選択を下の画面で行なうようになっていた。

 今冬発売予定で、価格は5,040円。



■ DS「ゾイドバトルコロシアム」

 アーケードで稼動中の「ゾイドカードコロシアム」の遺伝子を色濃く受け継ぐ作品。「ゾイドカードコロシアム」で、ゾイド、パイロット、バトルチャンスの3種類にわかれていたカードが、本作では「データチップ」として甦る。

 戦闘前にゾイドチップ、パイロットチップ、バトルチャンスチップを選び、完成したデッキを用いて、相手とジャンケンをしながらバトルを進めていくという基本的な戦闘システムは、「ゾイドカードコロシアム」とまったく同じ。主な変更点は、バトルチャンスを発動する際にじゃんけんに負けること以外で特定の条件を満たす必要がある点と、バトルチャンスとチャージ攻撃を実行するときに、タッチパネルに表示されているスイッチを押したり回したりして精度や威力を高める点だ。

 出展されていた試遊台や映像で確認できたのは、シナリオ、フリーバトル、図鑑、カード管理の4つのモードがあること。シナリオは、ラコル、テル、リンの3人を主人公としたオリジナルストーリーを楽しめるモード。フリーバトルは、選択したデッキを使うバトルモード。図鑑は、ゾイドのプロフィールを確認できるモード。カード管理は、手に入れたゾイドやパイロット、バトルチャンスの各種データチップを管理できるモードとなっている。体験版で確認できたチップの種類は以下のとおり。

【ゾイドチップ】
コマンドウルフ / ライガーゼロ / アイアンコング / バーサークフューラー / モルガ / ムラサメライガー

【パイロットチップ】
ルージ / バン / ブレード / ザイリン / リノン / ラコル / テル

【バトルチャンス】
Eシールド / 地雷爆裂

 発売日、価格ともに未定。



■ WIN「ゾイドオンラインウォーズ」

 戦場に出撃させたゾイドをマップ上のマスに従って移動させ、相手との攻防をターンごとに交互に繰り返しながらクリア条件の達成を目指す、ターン制の戦略シミュレーション。公式サイト「ゾイドユニバース」に登録しているユーザーたちが、ヘリック共和国軍とガイロス帝国軍にわかれて争いを繰り広げる。つまり、ゾイドワールドの行く末はすべてユーザーの手に委ねられるというわけだ。

 ゾイドとパイロットにはそれぞれレベルが設定されており、戦闘に勝利することで得られる経験値が一定の値を超えるとレベルが上がる。ゾイドやパーツはショップで購入可能。各ゾイドごとに長所と短所が異なるため、戦況に応じて出撃させるゾイドを変えたり、最適なパーツを装着したりすることで戦況を有利に進めることができる。

 また、敵に攻め込まれて不利な状況に陥ったときの救済措置として、ショップで依頼料を支払うことにより、シリーズでおなじみのキャラクタが助勢してくれる「助っ人パイロット」システムも搭載するなど、戦略性を高める仕掛けも盛りだくさん。10月からβテストがスタートするので、興味のあるユーザーは公式サイトのチェックを忘れずに。

 正式サービスでの利用料金は、初月が3,150円(入会金とダウンロード費を含む)、2カ月目以降は月額1,050円。対応OSは、Windows 2000/XP。動作環境は、Pentium 4 1.3GHz以上のCPU(1.7GHz以上推奨)、256MB以上のメインメモリ(512MB以上推奨)、2GB以上の空き容量を持つHDD、32MB以上のビデオメモリを搭載したビデオカード(64MB以上推奨)など。

【スクリーンショット】
DS「NARUTO -ナルト- 忍列伝」
(C)岸本斉史 スコット/集英社
(C)2006 TOMY
PS2「I"s Pure」
(C)桂正和/集英社/リバプール
(C)2006 タカラトミー
DS「妖逆門 AYAKASHI FIGHTING」
(C)2006 田村光久・小学館/妖逆門学会・テレビ東京
(C)2006 タカラトミー
DS「ゾイドバトルコロシアム」
(C)1983-2006 TOMY
ZOIDS is a trademark of TOMY Company, Ltd. and used under license
WIN「ゾイドオンラインウォーズ」
(C)1983-2006 TOMY
(C)ShoPro・TV Tokyo
ZOIDS is a trademark of TOMY Company, Ltd. and used under license


□タカラトミーのホームページ
http://www.takaratomy.co.jp/
□出展情報
http://www.takaratomy.co.jp/event/eventlist/060908.html
□「東京ゲームショウ2006」のページ
http://tgs.cesa.or.jp/

(2006年9月25日)

[Reported by 中野信二]



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