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会場:幕張メッセ
入場料:当日1,200円、前売1,000円 ■ PS3「ARMORED CORE 4」
PS3用になったことで、画面の解像度が向上。一度に表示できる情報の種類も増える……かと思いきや、画面構成は一気にシンプルに。APと武器の種類、残弾数の表示くらいで、他の細かい計器類はほとんどカットされていた。ゲームの設定やパーツによっても変わるはずなので、出そうと思えば出せるのかもしれないが、“いかにも未来的”な情報表示デザインからは離れて、かなりすっきりしたものになっていた。 グラフィックスに関しては、武器1つ1つの描画はやはり格段に美しい。敵が放ってくるプラズマガンのような武器は、いきなり巨大な電気の柱が一直線に伸び、見た目にもかなり豪快(食らうとやはり非常に痛い)。ビジュアルの迫力は前作の比にならない。 ゲームバランスの面では、エネルギー残量がほとんど気にならない点が嬉しい。従来は、ブースターで走り続けているとすぐにオーバーヒートしてしまったが、今作では長時間飛び回っていても、その警告すら見えない。短距離に小刻みに動ける「クイックブースト」と、オーバードブーストをどんどん使い、実にスピード感あふれる戦闘を実現できる。 ただ今回の出展バージョンでは、近くで爆発が起きた際などに、極端にフレームレートが低下するという現象が発生していた。通常時のフレームレートも秒間60フレームに届いているようには見えず、敵機に集中攻撃されると何がなんだかわからないうちにやられてしまう。戦闘がハイスピードになればなるほど気になる問題なので、発売までに抜本的な調整が行なわれることを期待したい。 試遊台での操作方法は、アナログスティックを使ったPS2版のものをベースに、新しい操作に対応したものになっている。傾きを感知する6軸検出システムは使われていない。 会場ではシングルプレイのみ体験できたが、製品版では最大8人同時のネットワークプレイにも対応する。対戦相手に困るどころか、チーム戦も可能になるわけだ。多くのファンが長年熱望してきた機能であろう。
12月発売予定で、価格は未定。
(C)1997-2006 FromSoftware, Inc. All rights reserved.
■ Xbox 360「The Outfit」
本作の面白さは、部下の兵士を含め、重火器、支援車両などを必要な状況に応じて補給できるということ。補給物資や増援の要請にはそれに応じたポイントが消費されるが、逆説的にはポイントさえあれば自由度の高いプレイが楽しめるということ。ゲーム開始直後のミッションでは、チュートリアル形式で「敵を迎撃するため対戦車砲を補給してください」などのアドバイスがCPUから与えられる。兵士についても、死んだら仕方がないとばかりに増援を要請すれば次の瞬間にはパラシュートで降下してくるといった具合。このあたり、実にドラスティックだ。 ゲームはミッション形式だが、ひとつのミッション内でも「次は○×を攻略せよ」などの命令が順次下されるため、サードパーソンシューティングにありがちなダラダラした展開にはならない。むしろ適度な緊張感があるため、あせり過ぎないよう気を落ち着けなければならないくらい。
北米では3月に発売されているが、本作は完全にローカライズされているため英語が苦手な人でも安心してプレイできる。シングルミッションをふたり同時にプレイできるほか、Xbox Liveを介した16人マルチプレイにも対応。ミリタリーファンには見逃せない1本。11月2日発売予定で、価格は7,140円。
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■ PS2「WILD WATER ADRENALINE featuring salomono」
シングルプレイ用のカヤックと2~4人プレイ用のラフトの2種類が選べたが、開発度が低いためスタッフ氏のアドバイスに従いカヤックを選択。左右アナログスティックをグリグリと回してパドルを漕ぎ、方向転換や前進を行なう。パドルの動きを模倣したアナログスティックの操作が、なかなか楽しい。 当然といえば当然なのだが、他のスポーツゲームとの違いは「パドルを漕いでいなくても勝手に流されていく」ということ。これが結構クセモノで、慣れないうちは望んだ位置にたどり着けないばかりか、岩などにぶつかることもしばしば。カヤックやラフトが破損することはないが、衝撃があまりにも大きいと転覆してしまうことがある。このときはボタン1発で体勢を立て直すことができる。 ラフトを使ったモードでは、前のふたりと後ろのふたりを各プレーヤーがそれぞれ操作。このときはひとりで左右のオールを操作できるが、マルチタップを使った4人同時プレイのときは、各自が持てるオールは1本ずつ。相当練習しないと、ラフトがまともに動くことはないだろう。4人同時プレイは、ある意味“究極のパーティーゲーム”かもしれない。
製品版では「フレンチアルプス」、「ニュージーランド」、「アメリカ」、「カナダ」にある実際の渓流を下ることができるという。パドル操作に慣れる頃には、美しい自然描写にも目がいくようになる……のではないかと思う。断言できないのは、記者があまりにもヘボすぎて、ほうほうのていでやっとゴールすることができたに過ぎないからだ。個人的には「自分で楽しむのはもちろん、友人知人にプレイさせて様子を観察するための1本」として購入確定。2007年2月発売予定。価格は5,040円。
Wild Water Adrenaline (C)2005 Indie Games Productions / RED. Indie Games Productions and its logo are registered trademarks of Indie Games Prodcutions. All Rights Reserved. All other copyrights or trademarks are the property of their respectiove owers
■ その他の主な展示タイトル
(C)2004 The Codemasters Software Company Limited("Codemasters"). All rights reserved. ""Codemasters" is a registered trademark owned by Codemasters. "colin mcrae rally"TM and "GENIUS AT PLAY"TM are trademarks of Codemasters. "Colin McRae"TM and the Colin McrRae signature device are registered trademarks of Colin McRae used under license. All other copyrights or trademaks are the property of their respective owners and are being used under license. Thisn game is NOT licensed by or associated with the FIA or any related company. Japanese version co produced by Interchannels-Holon Inc.
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(C)2006 Spike All Rights Reserved.
(C)Disney
□「東京ゲームショウ2006」のページ (2006年9月24日) [Reported by 石田賀津男/豊臣和孝]
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