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「ハドソンキャラバン 2006 ボンバーマンカップ」決勝大会開催
ハイレベルな攻防の連続で観客も大興奮!

9月22日~24日 開催(22日はビジネスデイ)

会場:幕張メッセ

入場料:当日1,200円、前売1,000円
    小学生以下無料


 ハドソンブースでは、「ハドソンキャラバン 2006 ボンバーマンカップ」が開催された。空前の規模のゲーム大会“全国キャラバン”の復活ということでブースのほうもキャラバンを中心とした出展内容。ボンバーマンカップを行なうステージがブースの大半を占め、黄色く染まったキャラバンカーも登場。そのほか、プレイステーション 2用「桃太郎電鉄16 北海道大移動の巻!」の試遊台が設置されていた。


■ 「ハドソンキャラバン 2006 ボンバーマンカップ」決勝大会

決勝予選の実況をする高橋名人
決勝予選の戦いを見つめるグラビアアイドル隊の3人
 8月下旬から2週間かけてオンライン予選を行なってきた、Windows用「ボンバーマンオンライン」を使った全国大会「ハドソンキャラバン 2006 ボンバーマンカップ」の決勝大会が行なわれた。

 この大会は、日本でも珍しい賞金付きのゲーム大会。その賞金総額がユニークで、まず100万円をベースに、予選参加者1人あたり100円ずつを加算したものになる。今大会の参加者数は3,781人だったので、総額1,378,100円。今回はこのうち80%が今大会の賞金。残りの20%は「エンジョイカップ」という別のルールの大会の賞金となる。

 最初に2週間のオンライン予選が行なわれ、その期間中に達成した最多連勝記録をもとにランキングが決定。22連勝を筆頭に、上位107人が決勝大会へと進出した。当日は、この中から「東京ゲームショウ2006」の会場を訪れた人たちによる決勝予選が行なわれた。決勝予選はグループAとグループB、そしてAとBそれぞれの敗者による敗者復活戦の3回。2連勝以上を記録した人から勝ち抜けるルールによって3人ずつ、計9人が決勝戦へと駒を進めた。そこに、決勝予選を免除されていたオンライン予選の上位3人を加えた12人により決勝戦が行なわれた。

 決勝戦のルールを説明しておくと、まず6人ずつ2組に分けて、各組ごとに3回ずつ対戦。1試合目は6人で戦い、トップの人が勝ち抜け。2試合目は残りの5人で対戦しトップの人が勝ち抜け、3試合目は4人で同様にしてファイナル進出の3名が決定する。引き分けの場合は再試合となる。

 最初の対戦からいきなり2回連続引き分けと、のっけから好勝負を予感させる立ち上がり。その後もいずれも勝ち抜いてきた猛者らしく、自爆はもちろん、プレッシャーブロックが出るまでは、6人が爆弾を置きまくって爆風が吹き荒れても、安全地帯をきちんと見極めてかわし、勝負は残り1分になってプレッシャーブロックが出てからという展開の連続。特に「ボンバーマンオンライン」では、爆弾を遠くて蹴っ飛ばしたり、投げたりとその場に置くだけではない上、ほとんどのプレーヤーが積極的に爆弾をばらまいていただけに、その避けっぷりにはただただ感心するばかり。特に、普通なら爆弾を置いてすぐ逃げたくなるところを、爆弾が爆発するまでの3秒を体で覚えていて、爆発寸前にタイミングよくかわしていたのが印象的だった。

 12人から6人に絞られるまで、引き分け4回を含めて10試合が行なわれたが、そのいずれもがハイレベル。特に印象に残っている試合は、プレッシャーブロックが残り2ラインまで埋まっても勝負が決まらず、爆風から退避した場所へもプレッシャーブロックが右から迫り、1つ右にいたプレーヤーがわずかに先に潰されて敗れるという決着。もうここまでくると、腕の差ではなく運が勝敗を分けるということを強く実感させられた。

 最後まで勝ち残った6人のうち、3位まで賞金が用意されているため、先ほどと同じように最初の1戦目のトップが1位、2戦目は5人でトップの人が2位、3戦目は4人で3位決定戦を行なった。特にこの1戦目は約66万円の賞金を賭けた一発勝負ということで、今までにない緊張感が漂う中、対戦がスタートした。緊張からプレイが変わるかと思われたが、そんなこともなく、6人とも積極的に攻撃をしかけていた。制限時間がいままでの2分から3分へと延長されていたにもかかわらず、2分間、誰も脱落しないままプレッシャーブロックが出現。そこからようやく戦局が動き始め、埋め尽くされる直前になってようやく決着。その瞬間、「ボンバーマンカップ」の優勝者が決定すると同時に、観客からも堰を切ったように盛大な拍手と歓声が沸き起こった。

 続いて、2位、3位決定戦で3位までの入賞者も決まり、表彰式となった。優勝賞金約66万円の贈呈に登場した大会委員長で同社執行役員の柴田氏も、決勝戦を見ながらハイレベルな攻防に興奮して、裏で声を張り上げていたそうで、かれた声であいさつしていた。戦いを最後まで見守った観客も、想いは同じようで、表彰式の最後にも大きな拍手が優勝者らに贈られ、大会は終了した。

決勝戦を前にルール説明などをする高橋名人 決勝戦の応援に登場したギラビアアイドル隊の愛川ゆず季さん、桜井ひなさん、藤崎まやさん 試合の模様はスクリーンで表示。高橋名人が実況で追いきれないほど、6人が激しく入り乱れていた
優勝者が決まった瞬間の画面。プレッシャーブロックで埋め尽くされる寸前で決着 優勝者には大会委員長の同社執行役員の柴田氏から賞金約66万円が贈呈された 2位と3位にもそれぞれ約33万円と約11万円の賞金が贈られた



■ ハドソンブースにはPS2「桃太郎電鉄16」の試遊台などが出展

PS2「桃太郎電鉄16」の試遊台
 PS2「桃太郎電鉄16 北海道大移動の巻!」は、ボードゲーム「桃太郎電鉄」シリーズの最新作。ゲーム内容はシリーズ伝統を受け継ぎ、日本全国に引かれた線路(経路)の上をたどって日本中を駆け巡りながら、各地に用意された物件を購入したり、カードを使ってライバルの邪魔をするなどして、限られた期間内にどれだけ資金を増やせるかと競う。

 ナンバータイトルでは16作目を迎えた今作では新要素が多数追加されている。中でも、プレーヤーに甚大な被害をもたらす「ボンビー」に新しい仲間が加わった。自分以外のプレーヤーが幸せになるという「ハピネスボンビー」に加え、「ゾンビボンビー」、「イレーザーボンビー」の3人が登場する。もちろん、シリーズおなじみのボンビーたちも出現するので、全部で8種類のボンビーとなる。

 ほかでは、ご当地名産キャラクタ「名産怪獣」や新カードを追加、マップには東北地方に新駅が登場するほか、新たに薩南諸島が追加され、そこの種子島には「ロケット開発事業団」という物件が加わり、なんとロケットに乗って月面に向かうこともできる。

 また、ステージでもプロモーションイベントが実施され、「桃太郎電鉄」シリーズでイメージキャラクタを務めたこともあるタレントの若槻千夏さんからのビデオメッセージなども紹介された。

 発売時期は今冬で、価格は未定。

プロモーションステージでは新要素などが紹介された ビデオメッセージに登場した若槻千夏さん ボンバーマンとキングボンビーもブースに登場


 キャラバンカーは、ハドソンが復活させた“全国キャラバン”のために全国を巡る車のこと。この車は当初“白”だったが、当時のキャラバンカーは黄色かったことにちなみ、「キャラバンカー黄色化計画」として、全国のゲームショップなどに配布した黄色いステッカーを車じゅうに貼り付け、見事に“黄色”に染まっている。

 会場でもさらに黄色いステッカーを配布しており、来場者はイラストなどを自由気ままに描いていた。

黄色に染まったキャラバンカー。よく見ると1枚1枚、いろいろなイラストなどが描かれている 車に貼り付けきれなかった分も壁一面に並べられ、黄色一色となった


□ハドソンのホームページ
http://www.hudson.co.jp/
□「東京ゲームショウ2006」のページ
http://tgs.cesa.or.jp/
□関連情報
【9月】東京ゲームショウ2006 記事リンク集
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060923/tgslink.htm

(2006年9月24日)

[Reported by 滝沢修]



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