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価格:未定
PS3「Unknown Realms(仮称)」は、人間の生死観をテーマにした作品。現代ヨーロッパ、岬の突端にある辺境の廃村「レムリック」がゲームの舞台。死者との邂逅が果たせるというという民間伝承……生と死、夢と現実の境目さえ不明瞭な“黄昏の世界”……招かれた者しか入れず、許されたものしか去ることがかなわぬ不思議な村。通常の世界とは地続きに見えながら、時間と空間で遮断された隠れ里。そんな神話伝承をモチーフにした異界航海(訪問)譚(きたん)アクションアドベンチャーゲームとなっている。 ゲームの主人公は「エレン」と「キーツ」のふたり。「エレン」は、大学で比較文化学を専攻する、やや内気な女学生。人見知りだが、老人や子供には素直に打ち解けられる。幼少時に母と死別した経験からか、やや現実と剥離した性向の持ち主。長い休みにはイギリスの田舎を旅して伝承を収集するなど意外な行動力を見せることもある。 そんな彼女のもとに届いた一通の手紙。差出人は、死んだはずの母親。手紙によれば、死者に会えるという伝承が残されたレムリック村で待っているという。 「キーツ」は、三流誌のオカルトコーナーを担当する記者。仕事内容とは裏腹に現実主義者だが、なぜかいく先々で怪奇事件に遭遇する奇特な性質の持ち主。本来は政治ジャーナリストを目指しているが、芽が出る気配はなし。その一方で、意にそぐわぬ形で“そっちの世界”ではそれなりの評価を得ている。 ある日、見知らぬ女性から救いを求める電話を受けたキーツ。レムリックを示す、受話器から途切れ途切れに伝わる女性の声。事件を察知したキーツは急遽レムリックに向かうが、電話の女性と思わしき人物は、すでに殺害されていた。興味を抱いたキーツは、村にとどまり独自調査を行なおうとする。そこで彼が見たものは人間ではない怪奇の存在と、異世界への航行だった。 異界とは、ひらたくいえば死後の世界。生者界(現実世界)とは地続とされており、古代では双方で行き来が頻繁になされており、その様子は口伝で語り継がれていったという。 同じ時、同じ場所にやってきたエレンとキーツ。そこは「現実世界」と「七つの異界」の交錯する土地。生と死、夢と現実の境目さえ不明瞭な世界。ふたりは現実と異界を巡り、やがて異界の者たちと出会う。
全部で七つにわかれた異界に住む“異界の者たち”は「フォークス(THE Folks)」と呼ばれている。彼らは敵対する存在だが、魂のようなもの「ID (イド)」を抜き取ることで、使役とすることができる。プレーヤーは現実と異界を旅しながら、それにまつわるさまざまな謎を解き明かしていくことになる。詳細は明らかにされていないが、独特の世界観はファンタジー系の作品が好きな人には要チェックといえる。
(C)Sony Computer Entertainment Inc. ※画面は開発中のものです。
□プレイステーションのホームページ (2006年9月8日) [Reported by 豊臣和孝]
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