フェイス、MMORPG「ローズオンライン エボリューション」 不正アクセス対策を実施しサービス再開。ユーザーへの補償も発表
8月31日 サービス再開予定
株式会社フェイスは、Windows用MMORPG「ローズオンラインエボリューション」のゲームサービスを、8月31日13時より再開すると発表した。
「ローズオンラインエボリューション」では、8月6日にユーザーの個人情報が流出した可能性があることが判明し、同日サービスを停止。その後、不正アクセスに対するセキュリティを強化するため、長期にわたるメンテナンスを実施した。この間、同社は公式サイトで進捗状況を公開し、8月25日にはゲームサーバーの構築に関する全作業が終了したと発表していた。
ゲームサービス再開時は、全ワールド2チャンネル体制となる。ただし公式サイトの再開は後日となり、新規会員登録や有料メニューは利用できない。またゲームの再開には、同社からメールで通知されるパスワードの再発行手続きを行ない、最新版のクライアントをインストールしなおす必要がある。従来のクライアントでパッチの適用も可能だが、アクセスの集中が予想され、長時間かかる可能性がある。
またユーザーへの補償も行なわれる。9月30日13時まで、「プレミアム」(1,500円)、「エキストラストック」(200円)、「エキストラキャラクター」(200円)の各料金オプションを無料で提供。さらにマイレージチケット500円分が進呈される。サービス停止中に有効だった料金オプションについては、その利用期間がサービス開始後に継続延長される。
情報流出そのものについては、ユーザーID、パスワード、登録メールアドレス、登録生年月日が365,698件分、登録氏名、登録性別、登録住所、登録郵便番号、登録電話番号、ニックネームが167,152件分、それぞれ流出した可能性があるとしている。ただし11日の時点で、今回の不正アクセスが原因で個人情報が流出したケースは報告されていないとしており、その後も流出の事実が確認されたという発表はされていない。
同社はセキュリティ対策として、サーバーシステムの一部改修と、ハッキング防止ツールの導入と継続的な見直しを行なった。またサーバー運用者および管理者を増員するとともに、専門の第三者機関によるアクセス監視も実施する。
□フェイスのホームページ
http://www.faith.co.jp/
□「ローズオンライン」のページ
http://www.roseon.jp/
□関連情報
【8月8日】フェイス、MMORPG「ローズオンラインエボリューション」
WEBサーバーへの不正アクセスを確認、情報流出の可能性
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060808/roseon.htm
【5月19日】フェイス、MMORPG「ローズオンライン」
「エボリューション」第3次クローズドβテスター募集
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060519/roseon.htm
【3月30日】フェイス、MMORPG「ローズオンライン」料金体系を変更
無料で戦闘やパーティ・クラン参加が可能に
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060330/roseon.htm
(2006年8月29日)
[Reported by 石田賀津男]
Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします
ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp
Copyright (c) 2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.
|