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　株式会社コナミデジタルエンタテインメントは、テレビアニメ「おとぎ銃士 赤ずきん」の製作発表会を6月21日に東京・秋葉原の東京アニメシアターにて開催した。その中で、ゲーム化されることが明らかにされた。

　「おとぎ銃士 赤ずきん」は、フィギュアに約30分のアニメを収録したDVDをセットにした「フィギュアニメ」として発売された作品。7月1日からは、テレビ東京系6局ほかで、全39話が放送される予定。

　ストーリーは、14歳の平凡な少年・鈴風草太を主人公のもとに、異世界ファンダヴェーレから「赤ずきん」と名乗る少女と、言葉をしゃべる狼「ヴァル」がやってくる。彼女は「封印の鍵」の力を持つ者を守るためにこの世界にやってきたのだという。「封印の鍵」の力を狙う魔女サンドリヨンが差し向ける刺客から、草太を守るために「赤ずきん」をはじめとする三銃士と呼ばれる少女たちの活躍が描かれる。三銃士の名前が「赤ずきん」、「白雪姫」、「いばら姫」であるように、グリム童話をモチーフにした作品となっている。

　今回の製作発表会は、このテレビアニメ版のもの。まずは製作委員会に参加している、コナミデジタルエンタテインメントのマルチメディアカンパニー プレジデントの樹下國昭氏、テレビ東京のコンテンツ事業局局次長兼アニメ事業部部長の岩田圭介氏、マッドハウスの取締役の二方由紀子氏が順番に登壇し、挨拶を行なった。

アニメを中心にさまざまなメディアに展開される

　そして、コナミデジタルエンタテインメントの映像事業局統括マネージャーの橋本祐一氏が本作のメディア展開について解説。フィギュアなどのトイ・ホビー、モバイルやPC向けの映像・コミック配信といったオンライン事業、ノベルズや映像、音楽とともに、ゲーム化も挙げられた。

　ここではゲーム化以上の説明はなかったものの、表示されたスライドにあるとおり、プラットフォームはニンテンドーDS。発売時期は今冬の予定。ジャンルは未定となっているため、詳しくは続報をお待ちいただきたいが、原作の世界観をDSならではの機能で盛り込んだ作品が期待できそうだ。

　続いて、アニメの第1話が上映された後、原案の熊坂省吾氏、アニメ版の監督の石山タカ明氏、脚本の柿原優子氏、竹内利光氏、広田光毅氏、音楽担当の増田俊郎氏が登場してトークセッションが行なわれた。

　“赤ずきん”にしようとしたきっかけについて熊坂氏は「グリム童話は伝承として語り継がれてきたものであることに引かれ、そこにいるすごい魅力的なキャラクタを現代版のファンタジーにしたいなと思いました」とコメント。

　石山氏はアニメの見どころとして「前回のOVAは30分程度でまとめなければならなかったが、今回は39話の壮大なスケールで描けるのが最大の魅力です。企画段階からあるかなり分厚い原作を十二分に表現できるのは非常におもしろい」と語った。

　途中からは、赤ずきんの声を担当する田村ゆかりさんも登場して、田村さんが歌う主題歌「童話迷宮」や収録時の苦労話などを語り、発表会は終了した。

トークセッションに登場した増田氏、熊坂氏、石山氏	脚本の3人、左から柿原氏、竹内氏、広田氏	熊坂氏、石山氏に加え、トークの途中から登場した声優の田村ゆかりさん、それに最初に挨拶した樹下氏、岩田氏、二方氏

会場入口に設置されたポップや関連グッズ。グッズはこれらの展示されたもの以外にもいろいろな商品の発売が予定されている

【登場キャラクタ】
鈴風草太	赤ずきん

ヴァル	白雪姫	いばら姫

(C) 2006 コナミデジタルエンタテインメント/赤ずきん製作委員会・テレビ東京

□コナミデジタルエンタテインメントのホームページ
http://www.konami.co.jp/
□アニメ「おとぎ銃士 赤ずきん」のページ
http://www.akazukin.konami.jp/
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【6月15日】TVアニメ版「おとぎ銃士 赤ずきん」アフレコレポート
－田村ゆかりさんら出演。「笑顔で観てもらえるアニメ」 (AV Watch)
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060615/konami.htm

(2006年6月21日)

[Reported by 滝沢修]