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任天堂株式会社は5月25日、平成18年3月期の連結決算短針を発表した。売上高は5,092億4,900万円で前年比1.2%減、経常利益は1,607億5,900万円で前年比10.6%増。純利益は980億7,800万円で、前年比12.5%増となっている。 ゲーム機関連の販売数では、携帯ゲーム機のニンテンドーDSが、新型のニンテンドーDS Liteを含め、16カ月で1,600万台を突破。当期実績としては、1,146万台を販売している。 ソフトウェアでは、「nintendogs」の655万本を始め、「マリオカートDS」が422万本、「おいでよ どうぶつの森」が356万本を記録。「脳を鍛える大人のDSトレーニング」など脳の活性化をテーマにした3タイトルは、海外では未発売ながら、合計で510万本に達したという。販売数は当期実績で4,995万本、累計では6,044万本。 据え置き機のニンテンドーゲームキューブでは、「マリオパーティ7」と「ポケモンXD 闇の旋風ダーク・ルギア」の2本がミリオンセラーを記録。しかし販売数ではハードが235万台、ソフトが3,279万本で、前年比で7割程度に落ち込んでいる。 また同社広報によると、決算発表の中で行なわれた質疑応答で、同社が次世代ゲーム機として開発しているWiiの価格についての質問に対し、「25,000円以上は考えていない」という回答を出したという。ただし具体的な価格や発売日については、後日発表するとしている。 さらに同社は発表資料の中で、来期の販売予想も発表しており、Wiiはハードウェアで600万台、ソフトウェアで1,700万本(いずれも全世界累計)と見込んでいる。
「次世代ゲーム機」と呼ばれているハードウェアはWiiのほかに、マイクロソフトのXbox 360と、ソニー・コンピュータエンタテインメントのプレイステーション 3がある。それぞれの価格は、発売中のXbox 360が39,795円、11月11日発売予定のプレイステーション 3は下位機種で62,790円。各社のアプローチの違いが、価格面でも明確に現われてきたといえる。
(2006年5月25日) [Reported by 石田賀津男]
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