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Electronic Entertainment Expo 2006現地レポート

Activisionブースレポート
「Call of Duty2」の追加マップなど多数の新作タイトルを出展、
トーナメント大会やプロスケーターのショウも開催

5月10~12日開催

会場:Los Angeles Convention Center

 E3開催前にプレス向けのカンファレンスを行ない、積極的に次世代ハードへの取り組みをアピールしたActivision。ブースでは試遊台を多数設置し、更に凝ったオブジェクトを配置することで多くの来場者を集めていた。

熱戦が繰り広げられた「Call of Duty2:Skirmish Map Pack」トーナメント大会
 特に人気だったのが、オンラインアクションゲームの「Enemy Territory: QUAKE Wars」である。ブースでは24人のプレーヤーが異星人と人類に分かれて対戦することができた。ゲームの舞台は未来の世界で、プレーヤー達はレーザーガンや歩行戦車など未来兵器を使いこなし戦い続ける。登場する未来兵器はデザインが凝っており、弾が飛び交う戦場は非常に派手で見応えがある。外から見てると思わず対戦を待つ列に並んでしまう魅力を持っていた。

 Xbox 360版の「Call of Duty2」の追加マップ「Call of Duty2:Skirmish Map Pack」も人気が高かった。こちらでは発売前のタイトルをプレイすることができた。Xbox 360版の試遊台を多数設置しトーナメントを開催していた。また、大きなモニターを用意し、4人対戦が楽しめる試遊台も設置されていて、こちらでは大きなソファーに座ったプレーヤー達が歓声を上げながらプレイしていた。

 この他、映画「X-MEN:LAST STANDING」を題材にした「X-MEN:OFFICAL GAME」を紹介するコーナーでは巨大なバイクを、「The Movies:Stunts & Effects Expansion Pack」はスタントマンが乗る車を配置して強くアピールしていた。また、オンラインで対戦も楽しめるポーカーゲーム「World Series of Poker:Tournament of Champions」では試遊台の他に実際のポーカー台も設置、他の来場者とポーカーが楽しめた。

 ゲームそのものは出展されなかったが、作品のゲーム権を持っていることをアピールするオブジェクトもあった。「007」は映画に登場するタイトルをかたどった看板に歴代のシリーズ作品を流し、「トランスフォーマー」のコンボイの巨大なフィギュアをブース中央に設置していて、これらのオブジェクトの前で記念写真を撮るユーザーも多かった。

 また、「Tony Hawk's」シリーズにちなんだ巨大なハーフパイプ台が用意されていて、ここではプロの選手達がスケードボードや自転車のテクニックを披露し、観客の喝采を浴びていた。Activisionブースはゲームを楽しむ以外にもブースを見て回るだけで楽しめるように作られていた。本稿ではプレスカンファレンスのタイトル以外の作品を紹介したい。

「Enemy Territory: QUAKE Wars」は多くの人がプレイ待ちの列を作っていた 007のゲーム化権の取得をアピール プロスケーターの他、自転車でのアクロバットも行なわれた
映画と連動した「X-MEN:OFFICAL GAME」 4人対戦で盛り上がる「Call of Duty2」コーナー セクシーなコンパニオンが出迎えてくれる


■ 戦場の混乱と激しさをリアルに描き出す「Call of Duty3」

 E3の会場内ではタイトルのポスターは貼ってあるのだが、短いムービーでしか見ることのできなかった「Call of Duty3」。プレス向けのクローズドブースではXbox 360版のゲーム画面を含めたプレゼンテーションが行なわれ、ゲームの内容も少しだけ明らかになった。

ブースで公開されたムービーは短かく、ゲームの全体像が見えてくるのはこれからといったところだ
 「Call of Duty」シリーズは第2次大戦をテーマに様々な戦場を描き出すFPSである。「Call of Duty3」ではノルマンディー上陸作戦やパリの解放作戦などが描かれる。

 プレゼンテーションではプレーヤーは連合国側の兵士となり、ドイツが支配している町に侵攻する内容になっていた。最初にいよいよ出撃と言う時にトラックに乗り遅れ慌てて走って追いかけている仲間の兵士を笑うのどかなシーンが展開するが、一瞬で突然の爆発音と共にトラックが横転し、投げ出されたプレーヤーは空を見上げて倒れてしまう。ぼんやりしながら仲間達に引きずられ移動している時に敵の銃弾が仲間を射抜き、プレーヤーは正気を取り戻す。そこは連合軍の侵攻を阻もうとするドイツ軍との戦場のど真ん中であった。

 味方の飛行機が支援の爆撃を行なう中、プレーヤーは仲間に足場になってもらって壁を乗り越え、敵陣地に走る。この時、多くの兵士がプレーヤーと進む様子が目に入る。瓦礫に変わった町と、飛び交う銃弾と怒号。細かい所までリアルに表現された戦場に驚かされる瞬間だ。

 弾をかいくぐりながら進んでいくプレーヤーに敵兵士がつかみかかってくる。ライフルをかざし必死に敵を突き飛ばそうとするプレーヤー、ここでLとRのボタン表示が出てくる。ボタンを連打することで敵を突き飛ばすことができるのだ。敵を突き飛ばして銃でとどめを刺し、更に戦場を進む、という所で紹介のデモは終わる。

 より緻密になり、迫力を増した戦場ドイツ軍との激しい戦いが今回の注目点だ。兵士との格闘戦は「ミニゲーム」として定義され、この他にも爆弾のダイヤルを合わせるなど様々な部分に挿入されるという。プラットフォームはXbox 360の他、PS3、Wii、Xbox、PS2となり、発売時期は今年の秋を予定している。


■ 「Call of Duty 2」の追加マップ「Bonus Map Pack」と、「Skirmish Map Pack」

 「Call of Duty 2: Bonus Map Pack」と「Call of Duty 2: Skirmish Map Pack」はXbox Liveを通じて配信されるXbox 360版「Call of Duty 2」のマルチプレーヤー向け追加マップである。「Bonus Map Pack」は無料で配信され、「Skirmish Map Pack」はマイクロソフトポイントが400必要となる。

 「Bonus Map Pack」はドイツを舞台とした2枚のマップ、「Skirmish Map Pack」は更にロシアとフランスのマップが追加される。これらの追加マップは近日リリース予定である。追加マップの販売は今後も続ける予定で、夏には「Call of Duty2: Invasion Map Pack」の発売も予定されている。

※スクリーンショットは「Call of Duty 2: Bonus Map Pack」と「Call of Duty 2: Skirmish Map Pack」両方のもの


【X-MEN:OFFICAL GAME】
 5月16日 (米国) に発売されるアクションゲーム。映画「X-MEN:LAST STANDING」とリンクしており、映画で語られないストーリーも展開する。映画同様ヒーロー達の力強いアクションをプレーヤーの手で再現することが可能だ。
プラットフォーム:Xbox 360、PS2、Xbox、GC、ニンテンドーDS、GBA、PC


【Over The Hedge】
 5月9日 (米国) に発売されたアクションゲーム。DreameWorksのCGアニメーション作品が原作となっており、小さな動物達の活躍が楽しめる。小動物達の視点で描かれた日常生活の風景は巨大で、ユニークだ。2人同時の協力プレイも可能となっている。
プラットフォーム:PS2、Xbox、GC、ニンテンドーDS、GBA、PC

□Activisionのホームページ
http://www.activision.com/en_US/home/home.jsp

(2006年5月13日)

[Reported by 勝田哲也]



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