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文化放送・ドワンゴ、アニメ&ゲームコンテンツの配信を強化
株式会社AG ONEを設立

4月18日 発表

10月1日 配信開始予定



今回発表を行なった文化放送の佐藤重喜代表取締役社長 (左) とドワンゴの小林宏代表取締役社長
 株式会社文化放送と株式会社ドワンゴはアニメーションおよびゲームに関する音声や映像コンテンツをPCおよび携帯電話に配信する新会社「株式会社AG ONE (エイジーワン)」を設立すると発表した。株主構成は文化放送とドワンゴが40%ずつ持ち、のこり20%を株式会社ピクチャーマジックが出資する。

 エイジーワンで行なう主要事業内容は、前述のアニメ・ゲーム関連素材の音声・映像のPC・携帯電話への配信をはじめ、番組・イベントの制作事業やネット媒体などへの番組提供および広告掲載希望クライアントへの代理店事業、アニメーション制作事業となる。PC・携帯電話へのコンテンツ配信事業は10月1日からの開始を予定しており、アニメ・ゲーム関連の楽曲は協賛会社7社で当初5,000曲を用意。PCではWindows Media Playerで再生できるようするとしている。利用料金は従量課金制を導入予定。

 コンテンツ内容は楽曲のダウンロード、声優の朗読や音声によるストーリードラマなどで、WEBラジオやPodcastによる配信にも前向きに取り組みたい意向だ。ゲームに関してはあくまでも「楽曲や音声などのゲーム関連コンテンツの配信」にとどまり、文化放送で行なわれた会社設立記者会見に出席したドワンゴの小林宏代表取締役社長は「ゲーム自体の配信については予定はない。(インタラクティブを主体とした) ゲーム主体のものは配信されないが、音声中心の“ゲームっぽいもの”は配信する可能性はある」とコメント。音声・楽曲の配信を行ない、徐々に裾野を広げていきたいという。

 一方で、ピクチャーマジックの中西孝代表取締役社長は「新しいキャラクタが生まれるチャンスのあるメディアという観点から、オリジナルアニメーション、ゲーム等の企画を共同開発していきたいと思っております」と挨拶。今後については含みを持たせた。

 文化放送の番組制作力、業界との繋がり、ドワンゴの配信技術をうまく繋げることで、文化放送がこれまで進めてきたアニメ&ゲーム (A&G) コンテンツの勢いをより幅広く活用したいと言ったことから今回の会社設立となった。また、コンテンツ配信事業をスタートさせる10月1日には英語版のページも同時にスタートさせ、海外へのコンテンツ配信もスタートさせる予定。

 エイジーワンの代表取締役社長に就任する大口豊氏は「エイジーワンをA&GコンテンツのALL IN COMPANYと定義して頑張っていきたい」と意気込みを語った。

発表会には佐藤氏と小林氏のほかに、「AG ONE」の代表取締役社長に就任する大口豊氏 (向かって左から3人目) とピクチャーマジックの中西孝代表取締役社長も登壇した


□文化放送のホームページ
http://www.joqr.co.jp/
□ドワンゴのホームページ
http://info.dwango.co.jp/
□ニュースリリース (PDF形式)
http://info.dwango.co.jp/pdf/ir/2006/20060418.pdf
□エイジーワンのホームページ
http://www.agone.co.jp/

(2006年4月18日)

[Reported by 船津稔]



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