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IEインスティテュート、DS「右脳キッズ」、「IQティーチャー」発表会開催
暗算日本一の小学生熊澤姉妹もゲームを体験

3月23日 開催

 株式会社IEインスティテュートは、ニンテンドーDS用ソフト「神林式能力開発法 右脳キッズDS(以下、右脳キッズ)」と、「陰山英男のIQティーチャーDS(以下、IQティーチャー」のプレス披露会を開催した。両タイトルともに発売日は3月30日、価格は3,990円。

 IEインスティテュートはこれまで、ゲームボーイアドバンスやPCで教育・知育分野のソフトウェアをリリースしてきた。この日の披露会では、「右脳キッズ」と「IQティーチャー」の製品版の説明と、フラッシュ暗算(通常は左脳で行なう暗算を右脳で行なうため、そろばんを頭でイメージして瞬時に計算する方法)の優勝者を多数輩出している「そろあん教室」代表の神林茂氏とその生徒たちが、ゲームを実演した。

 発表会はIEインスティテュート代表取締役西澤幹雄氏から、「右脳キッズ」と「IQティーチャー」開発の経緯が語られた。「IEインスティテュートが目指すのは、読み、書き、ソロバンのデジタル化。ニンテンドーDSというタッチペン入力が可能なハードが登場したことで、“書き”の問題が解決した」とし、IEインスティテュートの目標を達成するためにDSが理想的なハードであると述べた。

8月には英単語ソフトも発売すると話す西澤氏


 続いて、IEインスティテュート社の宣伝担当ディレクター大倉信彦氏が登壇し、「IQティーチャー」の製品紹介が行なわれた。

 「IQティーチャー」は知能トレーニングとIQチェックが収録されており、繰り返し遊ぶことでプレーヤーの概念的思考力(言葉を意味として考える力)、概念的記憶力(言葉や意味を記憶する力)、図形思考力(図形をもとに考える力)、図形記憶力(かたちをそのまま記憶する力)、記号的思考力(数をもとに考える力)、記号的記憶力(数を記憶する力)を鍛えることができる。大倉氏は「ニンテンドーDSからゲームに興味を持たれたライトユーザー、教育に関心のある層をメインターゲットに、売上本数50万本を目指したい」と述べた。

推定IQがチェックできるトレーニングを収録。会場でプレイした時は、約15分で測定できた


 「右脳キッズ」の紹介は、制作担当ディレクターの西貝翼氏が担当。「右脳キッズ」は、フラッシュ暗算日本一を排出した神林そろあん教室で採用されている脳力トレーニングを、ニンテンドーDS向けにアレンジしたもの。

 西貝氏は「既存の脳力トレーニングソフトとの違いは学習を前提にしているという“入り口”。弊社が教育ソフトを開発してきた中で、実際に成果のあった部分をDSのソフトにして、皆さまに楽しんでもらうことを念頭に置いている。メインターゲットは小学生以下、小学生のお子様をお持ちの親御様、先生方に興味を持っていただき、学習の参考にしていただきたい。こちらも50万本の売上本数を目標としている」とコメントした。

「IQティーチャー」よりタッチペンを使うトレーニングが多い「右脳キッズ」
DSを手に「IQメッセージ」をプレイする陰山氏
 ここで、「IQティーチャー」と「右脳キッズ」の監修者の陰山英男氏(尾道市立土堂小学校長)からのビデオメッセージがモニターに映し出された。

 陰山氏は、「最近話題の脳力トレーニングは一時のブームではなく、教育における最も意味のあるジャンルができてきたと思います。そんな中、私の指導法“陰山メソッド”がコンピュータでいつでもどこでもできるように常々考えていましたが、その形が現れたのが『IQティーチャー』だと思います。『右脳キッズ』のそろばんトレーニングは数の概念、イメージ力を育てていきますから、知らず知らずの内に基礎的な学習能力がついていくと思います。お友達や家族とワイワイ楽しみながら、ちょっとずつ楽しむことができるのではないでしょうか」と熱のこもったメッセージが語られた。

フラッシュ暗算は子供だけでなく、大人にも効果があると語る神林氏
 続いて「右脳キッズ」の監修者であり、神林そろあん教室代表の神林茂氏が登壇。神林氏はフラッシュ暗算中の脳波データなどを交え効果を説明した。

 「この『右脳キッズ』は、フラッシュ暗算を子供たちに伝えるために開発した。フラッシュ暗算を続け、究極の状態になると、何でもかんでも記憶できる生徒も出てきている。PC版『右脳キッズ』で確認された教育効果を、子供たちがいつでもどこでもトレーニングできるようにするため、DS版の発売となった。通信機能で子供たちがみんなで楽しめる、これは非常に効果がある。脳を活性化することにより、仕事の効率化が狙えると思う」と開発の目的を説明した。

 披露会の最後に、神林そろあん教室の生徒たちが「右脳キッズ」の五つの脳力トレーニングを体験した。中でも、「全国あんざんコンクール」で日本一の記録を持つ小学生熊澤亜未さんがプレイする「めくる!」には驚いた。6組の絵柄の神経衰弱を一瞬で記憶し、即答してしまったのだ。

「めくる!」の神経衰弱の絵柄のモデルでもある小学4年生の熊澤亜未さん お手本をタッチペンでなぞる「なぞる!」を「カンタンだった」と語る小学1年生の青木遥さん
点滅する数字を記憶して解答する「ひかる!」をプレイ中する2年生の吉備沙羅さん 指定された順番にしゃぼん玉をタッチする「さわる!」をプレイしたのは5年生の倉地琴子さん 最後に暗算トレーニングモードでフラッシュ暗算を熊澤未有さんがプレイ。3桁の数字が3回表示され、それを合計する。もちろん楽々クリア

【IQティーチャー】

【右脳キッズ】


(C)2006 IE Institute Co.,Ltd. All Rights Reserved.
(C)Hideo Kageyama (C)chiken (C)2006 IE Institute Co.,Ltd.

□IEインスティテュートのホームページ
http://www.iek.co.jp/
□「神林式能力開発法 右脳キッズDS」のページ
http://www.unou.jp/
□「陰山英男のIQティーチャーDS」のページ
http://www.iqt.jp/

(2006年3月23日)

[Reported by 福田柵太郎]



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