【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】

ウェブテクノロジ、デバッグ作業の情報管理システム
「TestingStudio」試験運用の申し込み受付を開始

3月下旬 試験運用開始予定

今春 発売予定

 株式会社ウェブテクノロジは、ゲーム開発向けバグ情報管理システム「TestingStudio」を今春発売する。

 「TestingStudio」は、スタジオソリューションズ有限会社が開発した、ゲーム開発専用のバグトラッキングシステム。スタジオソリューションズ代表取締役の伊藤氏が、ゲーム開発メーカーでテストチームを率いていた経験から、ゲーム開発現場に特化したニーズを満たせるトラッキングシステムの必要性を感じて企画、開発したという。

 システムは、基幹となるサーバーと、その他のクライアントPCで構成される。これまで紙で行なわれていたバグシートに近いインターフェイスでのバグレポートを、クライアント側からブラウザベースで入力が可能。データはサーバー側でデータベースとして一括管理される。入力項目のカスタマイズもできる。

 レポートされたデータの閲覧では、変更履歴を一覧表示でリストアップできるほか、レポートが渡った流れをフローで視覚的に管理できる。またテスターごとのデータも管理され、バグ報告数などをリアルタイムに管理・閲覧が可能。バグ発見率などからテスターのスキルもチェックできる。

 また同社が開発しているデバッグシステム「ThunderGate」との連携機能も搭載。「ThunderGate」で取り込まれたゲーム画面のムービーデータや入力情報を「TestingStudio」の情報と連結し、よりスムーズなデバッグ作業を実現する。将来的には、ムービーデータを独立したデータベースとして管理するシステムも搭載される予定。

 サーバーとして動作させるPCの動作環境としては、対応OSがWindows Server 2003 SP1/R2(64bit版は火対応)。その他のソフトウェアとして、Microsoft SQL Server 2005、Microsoft .NET Framework 2.0、Internet Information Server (IIS) 6.0が必要。ハードウェアでは、Pentium 4 2GHz以上のCPU、256MB以上のメインメモリ、2GB以上の空き容量を持つHDDなど。クライアント側の対応OSは、Windows 2000 SP4/XP SP2。

 同社は発売に先駆け、無償の試験運用(βテスト)を3月下旬より開始する。試験運用として利用できる期間は30日間で、公式サイトにて申し込みを受け付けている。

【スクリーンショット】
情報の変更履歴を一覧表示でき、報告から修正までをもれなく確認できる レポートが渡った流れはフローで視覚的に確認できる テスターの情報も集計され、報告数などをリアルタイムにチェックできる


□ウェブテクノロジのホームページ
http://www.webtech.co.jp/
□スタジオソリューションズのホームページ
http://www.studiosolutionsltd.com/
□「TestingStudio」のページ
http://www.webtech.co.jp/tstudio/
□関連情報
【2005年8月25日】ウェブテクノロジ、キー入力とゲーム画面を
同時にデジタル保存するデバッグツールを発表
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050825/webtec.htm

(2006年3月10日)

[Reported by 石田賀津男]



Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c) 2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.