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「AOU2006 アミューズメント・エキスポ」ブースレポート
~コナミブース編~
新ジャンルエデュテインメントゲームに熱い視線

2月17日~18日 開催

会場:幕張メッセ

入場料:1,000円(小学生以下、60歳以上は無料)

 コナミブースでは家庭用サッカーゲームの雄「ウイイレシリーズ」のアーケードバージョン「WORLD SOCCER Winning Eleven 2006  ARCADE CHAMPIONSHIP」、NOVAとの提携で製作中のクイズ形式のエデュテインメントゲーム「ゲーセン留学(仮称)」の二本柱を大々的に配置。音楽ゲームのBEMANIシリーズは人気タイトルがほぼすべて出展され、ボリュームのあるブースコンテンツとなっていた。BEMANIシリーズはショー名物の大行列。熱心なファンが新曲を楽しんでいった。


■ アミューズメントでミニヨクツク!! 「ゲーセン留学(仮称)」 稼動時期未定

 語学スクールのNOVAとコナミのコラボレーション作品である「ゲーセン留学(仮称)」はクイズやミニゲームをこなしていくことで遊びながら英語力を鍛えることができるエデュテインメントゲームだ。画面にはNOVAウサギがナビゲート役として登場し、操作はタッチパネル方式を採用している。

 コナミのネットワークシステム「e-AMUSEMENT」に対応し、ICカードの「e-AMUSEMENT PASS」でユーザーの学習データを記録していく予定。また、定期テストという形で全国大会などを行なう予定だ。

 AOUバージョンでは、現状「トレーニング」、「全国大会」、「カンタン査定」の3つのモードが用意されていた。そのうち、「カンタン査定」をプレイしてみた。「カンタン査定」はミニゲームを通じて、プレーヤーの語彙力、リスリング、異文化知識を調査し、英語力を判断するモード。

 まずはミニゲーム「風船割り」でボキャブラリーチェック。画面に出現した大量のNOVAウサギ風船を画面に触って割り、隠された英単語を見つけ出す。そして、その意味となる単語の意味を選択して答えるというもの。

 「単語探し」では、「風船割り」とは逆にお題が日本語で、意味となる英単語が画面に敷き詰められたアルファベットの中に隠されている。英単語の起点から一方向になぞって単語を探し出す。ヒントらしきものはないので、意味を知らないとその時点でアウトだ。


ミニゲームは今後種類が増えていく予定とのことだ


 続いては、リスニング。これはスピーカーから男性の声で英語のヒントが三つ流れ、正解を類推して選択するという連想問題だ。例えば、ヒントは甘いもの、チョコがかかったものもある、真ん中に穴が開いている(当然、すべて英語でスピーチしている)…正解は「ドーナツ」といった具合。

 ここで誰もが疑問に思うのが、ゲームセンターでプレイすると周囲のゲームの音で聞き取りにくいのではないか、ということ。ショー会場も出展ゲームやブースイベントなど相当の雑音があるのだが、その最中においても英語ヒントは意外にもクリアに耳に入ってきてしっかりと聞き取れて驚いた。スピーカーの設置位置、仕切り、スピーカーのカバーなどにその仕組みがあるのかもしれない。

 最後のテストは異文化理解のカルチャークイズ。「バレンタインデーで伝統的な行為はどれ?」、「1セントは『ペニー』と呼ばれるが、100ドル札は何と呼ばれる?」など英語圏の文化に対するクイズが出題された。

 査定の結果判明した筆者の英語レベルはB(中途半端な結果でゴメンナサイ)。関係者の話によると、査定結果をチャート化し、強い部分、弱い部分はどこかを理解したうえで、希望する能力を重点的に鍛えるような内容にしていきたいということだ。

 音声入力デバイスは無いため、現在のところ発音テストなどは存在しないのが少々残念…と思ったが、さすがにゲームセンターで発音は恥ずかしいでしょうと自己完結。稼動開始はまだ先とのことだが、「楽しく、ゲーム感覚で英語を習得する」というコンセプト通りの内容になりそうだ。今後も情報が入り次第お伝えしていきたい。

NOVA USAGI(C)NOVA (C)2006 KONAMI


■ 久々のAC版! 「WORLD SOCCER Winning Eleven 2006  ARCADE CHAMPIONSHIP」5月稼動開始

 店舗間通信対戦が楽しめるオンラインサッカーゲーム。特徴はライブモニターの搭載と、タッチパネルを採用したインターフェイス。そして、家庭用のコントローラ(PS2)が使用可能なコネクタも搭載されている事だろう。


レバーの横に差込型のコネクタが搭載されている ライブモニターユニットは42インチワイドプラズマという豪華仕様


 操作方法は、1レバー+6ボタン。ボタンはそれぞれ、ダッシュドリブル、高速ドリブル、ショートパス、ロングパス、シュート、選手の切り替えに対応。タッチパネルでの入力はどこで行なうかというと、ゲームスタート前のモードセレクトなどに活用する。

 「e-AMUSEMENT PASS」の利用でオリジナルチームを作成、継続使用できるが、AOUショーバージョンではデフォルトのチームでゲームをプレイ。対人戦のマッチングが成立するまでCPU戦をプレイして待つことができた。

 製品版に実装される「オンラインマスターリーグ」の目的は、オリジナルチームで全国のプレーヤーとオンライン対戦をすることで所属リーグでの優勝を目指すというもの。リーグ戦の集計対象となる「1シーズン」は実時間で「1週間」という短期スパンのため、途中から参戦しやすいのがメリットだ。

 コンシューマー版とのデータの連動や、コンシューマーとアーケードのオンライン接続という機能は現時点では実装されていない。

 レバーの左には家庭用コントローラのコネクタが搭載されている。これはPS2のアナログコントローラに対応し、差し込むことでアナログコントローラでの操作が可能になる。また、ブースイベントでは元サッカー日本代表の岩本輝雄氏と来場者が対戦を行なうというイベントも開催された。

(C)1996 JFA (C)2002 JFA.MAX (C) 2001 Korea Football Association Special thanks to SEJIN,MUKATA,Eunho,Denis for Korea National Team data the use of real player names and likenesses authorized by FIFPro and its member associations.
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(C)2006 KONAMI


■ ボールを投げてスッキリ!? 「投球王国ガシャーン」 3月稼動予定

 直径7cmほどのソフトボールを大型モニターに投げつけて遊ぶバラエティゲーム。最大四人までが参加可能で、テレビ番組仕立てで用意されたミニゲームを次々とクリアしていく。

 筐体のフロントにボールをプールするゾーンがあり、モニターに投げたボールはボーリングの玉のようにゾーンへ戻ってくるという仕組み。とにかく一心不乱にボールを投げまくるという、縁日の的当てのような爽快感のあるミニゲームが揃っている。


これが筐体の前のボールだまり

 AOUショーバージョンで遊べたミニゲームは4種類。昆虫にボールをぶつけて打ち落とす、積み上げられたビンやグラスにボールをぶつけて崩す、打ち上げ花火にボールで爆発させる、制限時間内にガラスへたくさんのボールをぶつけて割る、というもの。

 モードは、みんなで協力するモード、4人で対戦するモード、「e-AMUSEMENT」を使った全国ランキングモードなどがある。




(C)2006 KONAMI


■ クールな笑いで楽しめるガンシューティング「Cooper's9」(参考出展)

アメコミ(?)調のイラストにも思わず噴き出してしまう

 2人同時プレイが可能な、ギャグテイストのガンシューティング。なぜかコンパニオンの方から「Cooper's9という悪人グループから足を洗った2人が、7人のボスを倒しに行くという設定なのです」と設定や操作を叩き込まれたので紹介。

 画面外を撃つと盾アイテムで敵弾から身を守る「プロテクトモード」が今作の特殊システム。ステージがビルならアタッシュケースや消火器、日本屋敷では花瓶を盾として構えるなど細部のセンスが光る。

 キャラクタも度を越えて個性的。日本屋敷ではヤ○ザ風のオヤジが斬りかかってきては、死亡時は謎の時世の句を詠んで果てる。大人でもしっかりと笑えて楽しめるゲーム。国内販売を期待したい。


(C)2006 KONAMI


■ 3人打ちに対応! 「麻雀格闘倶楽部5」 3月稼動予定

 オンライン対戦麻雀ゲームの魁となった人気シリーズの最新作。3人で対局する3人打ちモードを追加。3人打ちモードは二萬~八萬を使わないという制限があり、4人打ちにはない展開の早さと大物役の狙いやすさを体感できた(アッという間に振り込んで飛ばされた)。新称号は前作の「大黄龍」、「大黄龍王」の上位の「黄龍帝」。オーブシステムも進化し、新システムの「ソウルオーブ」、「四神オーブチャージ」が加わった。プレーヤー同士のオーブの争奪が激しさを増しそうだ。

 黄龍を動物として認識したのかどうかは定かではないが、畑正憲・九段も参戦。現役プロ、女子プロともに48名のプロ雀士に挑戦することができる。また、段差をつけてクライアントユニットを配置した「麻雀格闘倶楽部5」専用ステージでは、「麻雀格闘倶楽部4」の大会で優秀な成績を納めたプレーヤーと日本プロ麻雀連盟所属の麻雀プロと対局できるイベント「麻雀格闘倶楽部グランプリ」が開催された。



(C)2002 2006 KONAMI


■ 久々の新作「DanceDanceRevolution SuperNOVA」2006年夏稼動予定

 人気ダンスシミュレーションゲームシリーズ「DDR」の最新作。ライセンス曲、新規オリジナル曲、さらに他のBEMANIシリーズの人気楽曲などを含む業務用DDR初収録曲をあわせて100曲以上を追加。合計で300曲を越えるナンバーの実装が予定されている。

 新要素の目玉はプレーヤー同士でダンス対決ができる「BATTLE」スタイル、残念ながらAOUバージョンには「BATTLE」は実装されていなかった。資料によると「BATTLE」は成績によって対戦相手の画面にお邪魔要素を送り込むことが可能で、ダンスの妨害することができるようになるとのこと。

 また、これもAOUバージョンには未搭載であったが、チュートリアルモードもリファインされている。DDRの遊び方を丁寧に解説しながら、ゲームを進めることが可能な音声によるナビゲーションシステムを導入するという。

 海外でも販売されているDDRシリーズならではの機能が、全世界を対象にしたインターネットランキング。ワールドワイドDDRとして、世界各国のプレーヤーが世界一を目指すスコアバトルを繰り広げるだろう。

 「DDR」シリーズでは中央でダンサーが踊るのだが、今作では流行のパラパラ風の振り付けで踊っていたりと芸が細かい。ダンサーの登場しないムービーのようなプレイ画面も登場した。




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■ 400曲以上を収録「beatmaniaIIDX13 DistorteD」 3月稼動予定

 音楽シミュレーションゲーム「IIDX」シリーズの最新作、DistorteD(ディストーテッド)。前作「HAPPY SKY」のテーマである明るく清涼感溢れる夏空から、イメージを完全一新し、黒白を基調としたコアな世界観で統一している。

 新曲45曲以上、前作「HAPPY SKY」の楽曲も継続収録した総楽曲数は400曲以上。楽曲のみならず、新オプション、新機能など演奏面での追加要素も多い。




(C)1999 2006 KONAMI


■ 長蛇の列を形成 「pop'nmusic14 FEVER!」 5月稼動予定

 人気音楽シミュレーションゲームpop'n musicシリーズ第14弾。AOUショーバージョンで体験できたモードは、ビギナー、チャレンジの2つ。シリーズで蓄積された総数540曲を超える豊富なバリエーションを収録予定。

 全国のプレーヤーとリアルタイム対戦のできるNET対戦に、新たな要素を追加することでやりこみ度をさらに進化させるとのことだ。




(C)1998 2006 KONAMI


■ メダル機史上最大級の大きさ 「GRANDCROSS」 稼動時期未定

 コナミの大型マスメダルゲーム「FORTUNE ORB」の約2倍というメダル機史上最大の大きさを誇る大型マスメダルゲーム。大きさに比例し、プレイ可能人数も最大級。16ステーションに2カ所のシューター状のメダル投入口があるため32人が同時に楽しめる。

 装飾は派手だが、遊び方はスタンダードなプッシャーマシン。メダルディレクションコントローラーを調節して任意の位置にメダルを射出。押し出されて流れ落ちたメダルを獲得することができる。BINGOフィーチャーなどの追加演出も見逃せない要素だ。

(C) 2006 KONAMI


■ オンラインで楽しめるメダル機「プレシャスパーティー」 4月稼動

 メダル業界初のリアルタイムオンラインビンゴゲーム。コナミのネットワークシステム「e-AMUSEMENT」に対応している。全国のプレーヤーとリアルタイムのオンラインでビンゴゲームが楽しめる。メインユニットには「(全国で)~人がBET中です」と全国のプレーヤーのBET状態などが表示される。


(C) 2006 KONAMI


■  「GIGADRAKE ONLINE」 3月稼動予定

 巨大な金属の龍のギミックが特徴の「ギガドレイク」シリーズ最新作。「e-AMUSEMENT」に対応しており、不特定多数のプレーヤーと勝負できるようになった。使用できるモンスターの種類を3倍の200種類に増やし、使用する技や属性などの差別化を図った。AOUショーではトーナメントという形でプレーヤー同士の対戦をすることができた。トーナメントを制したプレーヤーが大量のメダルを獲得する。


■ 「太極神龍」、「彩華爛漫」、「GAJASKING」

 コナミのシングルメダルゲーム「GALAXY WORLDシリーズ」第3弾の「太極神龍」、4弾の「彩華爛漫、そして最新作の「GAJASKING」が展示されていた。


(C) 2006 KONAMI

□全日本アミューズメント施設営業者協会連合会のホームページ
http://www.aou.or.jp/
□「AOU2006 アミューズメント・エキスポ」のページ
http://www.aou.or.jp/04/expo/expo2004.htm
□コナミのホームページ
http://www.konami.co.jp/
□出展情報
http://www.konami.jp/event/aou2006/

(2006年2月21日)

[Reported by 福田柵太郎]



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