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AOUショー2006 ブースレポート
~バンプレスト、カプコン編~

2月17日~18日 開催

会場:幕張メッセ

入場料:1,000円(小学生以下、60歳以上は無料)

■ バンプレストブース

 今回は「キン肉マン マッスルグランプリ」、「クイズ機動戦士ガンダムクイズ 問・戦士」の両ビデオゲームをメインに、キッズ向けカードゲームの「データカードダス」シリーズ最新作2タイトルなどを出展。また、定番の「コンビニキャッチャー」専用景品など、各種プライズも例年通り豊富なラインナップをそろえている。

 さらに、ステージで1時間ごとに行なわれているブース紹介イベントにおいて、昨年発売され人気を博したチームバトルアクションゲーム、「機動戦士ガンダム 連合vs. Z.A.F.T.」の続編となる「機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合vs.Z.A.F.T.II」が映像で出展され、今夏発売予定であることも明らかになった。今回は舞台を新たに「SEED DESTINY」に移し、デスティニーガンダムやレジェンドガンダム、グフユナイテッドなどのモビルスーツが使用可能になる模様。


●クイズ機動戦士ガンダム 問・戦士

 アニメ「機動戦士ガンダム」の各シリーズに関する問題が次々と出題されるクイズゲーム。プレーヤーはアムロ・レイやカイ・シデンなどのパイロットとなってモビルスーツに乗り込み、自慢のガンダム知識を披露しながら連邦軍VSジオン軍の「一年戦争」を舞台にしたステージをクイズに答えてクリアしていくという内容だ。

 クイズは4択クイズをメインに、○×や映像クイズ、さらにはアニメで登場した名場面のセリフを選び、その場面を再現するというユニークな問題も用意されている。クイズに正解してCPUの敵キャラクタ(モビルスーツ)にダメージを与えていき、敵を倒せばステージクリアとなる。クイズを短時間または連続して正解すると、より強力な武器やモビルスーツが登場して相手に与えるダメージや得点がより大きくなるようになっている。

 実際にプレイしてみたところ、声優の名前を答えるというオーソドックスな問題が出たかと思えば、「『機動戦士ガンダム』の第1話でアムロの最初のセリフは?」などという、思い出せそうでなかなか思い出せないような問題も数多く登場する。かなりのガンダム好きでも難しいと思われるカルト問題も数多く収録されているようなので、自分自身の“ガンダム博士度”を測定しながらゲームを楽しむことができるだろう。なお、稼動開始は今春の予定。

【スクリーンショット】

(C)創通エージェンシー・サンライズ
(C)創通エージェンシー・サンライズ・毎日放送


●キン肉マン マッスルグランプリ

 ゆでたまご原作の人気漫画「キン肉マン」の対戦格闘ゲーム。主人公のキン肉マンをはじめ、テリーマン、ラーメンマンなどのおなじみの正義超人をはじめ、アシュラマン、ザ・ニンジャなどの悪魔超人も登場。さらには現在テレビでも放送中の「キン肉マンII世」からはキン肉万太郎、ケビンマスクが使用可能となっている。

 さらに2プレーヤー側でプレイすると、キャラクタのコスチュームが変わるようになっている(なんとラーメンマンはモンゴルマンに姿が変わる!)ので、原作を知っている人であれば思わず嬉しくなってしまうことだろう。

 操作は8方向レバーとガード、打撃、組み、必殺技の4ボタンを使用。ガードの際には、レバー入力を組み合わせることで相手の技を空振りさせたり、組技を弾き飛ばすなどの効果が発生するので、ガード後の反撃を考えながら攻撃のバリエーションを組み立てていくといった戦略性が必要になりそうだ。

 必殺技はテンションゲージというパラメーターを一定量以上ためてから、ボタンとレバーによるコマンド入力によって使用する。キン肉ドライバー、タワーブリッジ、ベルリンの赤い雨など、各キャラクタごとにおなじみの必殺技が多数登場し、技がかかってから決まるまでのモーションを完全再現しているのでかなり爽快感がある。さらにゲージを多くためると、より強力な超必殺技も使えるようになっている(ちなみにウォーズマンを使用したところ、パロスペシャル ジ・エンドという技が発動した)。

 稼動開始は3月の予定となっているので、もう間もなく各地のゲームセンターでお目にかかれるはずだ。

【スクリーンショット】

(C)ゆでたまご/集英社・東映アニメーション
(C)ゆでたまご/集英社・東映アニメーション・テレビ東京
(C)BANPRESTO 2006


●データカードダス「ドラゴンボールZ2」、「たまごっち」

 専用のカードを使用してデッキを作り、相手プレーヤーとの対戦が楽しめるデータカードダスシリーズ。今回は2タイトルの新作がプレイアブル出展されていた。

 「ドラゴンボールZ2」は、現在稼働中の「ドラゴンボールZ」に続くシリーズ最新作。プレーヤーはスマッシュ、ラッシュ、カウンターの三すくみによる従来どおりのバトルシステムに加え、新たにドラゴンラッシュというシステムが搭載され、必殺技を派手に撃ち合うシーンの映像はより迫力を増したという印象だ。

 カードは孫悟空やベジータなど、おなじみのキャラクタの描かれたバトルカードと、特殊効果などが発生するサポートカード、イベントカードの3種類があり、これらを組み合わせてデッキを作ってCPUまたは相手プレーヤーと対戦する。さらに嬉しいことに、旧シリーズで排出されたすべてのカードが引き続き使用することができるようになっている。

 一昨年に8年ぶりに発売され、再び人気を集めている携帯型ゲームの「たまごっち」。こちらは“たまごっち星”を舞台に開かれる競技会に参加し、駆けっこや玉入れなどのゲームで対戦するというゲーム内容。どのゲームもシンプルなルールで簡単に遊べるようになっているので、「ドラゴンボールZ2」よりもさらに低年齢層向け(幼稚園児でも十分楽しめるのでは?)に開発された作品のようだ。

 カードはプレーヤーを助けてくれる仲間のキャラクタが描かれたごっちカードと、能力アップなどの効果があるアイテムカードを組み合わせてデッキを作るようになっている。また、「たまステツーしん」という機能を利用すれば、たまごっち本体に保存されたキャラクタのデータを筐体に呼び出してプレイできるという、今までにない画期的な楽しみ方ができる。

 なお、両タイトルとも稼動時期は未定とのことだ。


■ カプコンブース

 近年の同社ブースはメダルおよびプライズゲームに多くのスペースを割く傾向にあるが、今回のショーでも同様のブース構成となっていた。

 それ以外に目立っていたのは、全部で6台並べていたキッズ向けの対戦ゲーム「ロックマンエグゼ バトルチップスタジアム」と、ステージに設置されたプロジェクターで1時間ごとに映像を流していた久々にリリース予定のビデオゲーム「ウォー オブ ザ グレイル」の両タイトルであった。


●ロックマンエグゼ バトルチップスタジアム

筐体に“バトルチップ”を差し込んでデッキを作り、ルーレットを止めて相手キャラクタを攻撃! デッキの組み方次第で、攻撃力が大きく変化するゲームになっているようだ
 現在テレビアニメでも放送されている「ロックマンエグゼ」のキャラクタを使用したキッズ向けの対戦ゲームだ。

 まずゲーム開始時に“バトルチップ”と呼ばれる武器やキャラクタなどのデータが書き込まれたチップが1枚排出され、これらを集めてデッキを構成する。チップは筐体に直接差し込むことで使用し、これらの組み合わせによってさまざまな技が発動したり、攻撃力が変化するようになっている。このチップの組み合わせをいろいろと研究して自分だけのオリジナル技を編み出していくところに本作品の面白さがある。

 さらに、おもちゃ屋さんなどで売られている“ナビデータチップ”を購入し、筐体に接続してプレイすると、バトルに勝利した際の各種プレイデータを保存してキャラクタの育成ができるようになっている。また、この育成データはGBA用ソフト「ロックマンエグゼ6」や「リンクペットEX(エクシード)」(※TAKARA製の携帯型ゲーム)などとプレイデータを相互に反映させて遊ぶことも可能だ。アーケード、コンシューマ、そして携帯型ゲーム機との異なる3種類のハードでプレーヤーを楽しませようという意欲作である。

 なお、対戦中は攻撃力を決めるルーレットのランプを止める程度の操作しかおこなわないため、比較的低年齢層に向けた作品であると言えるだろう。稼動開始は3月の予定だ。

(C)CAPCOM CO., LTD. 2006 ALL RIGHTS RESERVED.


●ウォー オブ ザ グレイル

ものすごい数の兵士たちが一度にぶつかり合う様子は圧巻! 一日も早いプレイアブルな状態での公開が待たれるところだ。タイトーブースにおいても映像出展されていたが、これはその映像
 プレーヤーは戦士となり、不思議な力を秘めているグレイル(聖杯)を手に入れるため、軍団を率いて敵軍と戦い勝利を目指すというゲーム。専用のICカードを使用して自軍のキャラクタを作成し、ネットワークを介して他のプレーヤーと同じ戦場で対戦できるシステムを搭載しているようだ。

 戦士のキャラクタは、聖剣エクスカリバーの使い手アーサーをはじめ、ギリシャ人の女戦士パラス・アテナ、ミノタウロスのアステリオス、サイクロプスのガルガンチュワ、中国出身の少女ジョカなどがいる。率いている軍団の兵士は、各キャラクタごとに騎士団や巨人軍団など、それぞれ種族や装備などが異なっている。

 今回のところは映像のみの出展だったため、あくまで絵を見ただけの印象になるが、1対1の局地的な対戦ではなく、一度に多くの兵士たちが画面内のあちこちで同時にぶつかり合う集団戦の迫力はかなりのインパクトがあった。また、戦士が剣などを振り回して敵の兵士たちを豪快に切りまくる姿は、家庭用ソフトでおなじみの「鬼武者」シリーズをほうふつとさせるものがあった。

 ぜひこの軍団対決を体験してみたかったのだが、映像出展のみだったのが本当に残念! 発売日は現在のところ未定だ。

(C)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.


●その他:新作メダルゲーム機Pick UP

ピングーやトロなどの癒し系キャラたちがコミカルなアクションを見せてくれるのが印象的なシングルプッシャーマシン。2人でいっしょにプレイするとさらに楽しくなりそうだ
 「ピングーのアイスブロック」、「どこでもいっしょ ~トロのおさかにゃ釣り~」の両タイトルは、同社の汎用型シングルメダル機対応の最新タイトル。前者は今月発売になったばかりで、後者は今夏発売予定。

 「ピングーのアイスブロック」は、投入したメダルをチャッカーに入賞させるとルーレットが回転して、出た数字の数だけモニター上にいるピングーが歩き出し、近くにあるブロックを壊していくというゲーム内容。壊した後に他のブロックが動いて同じ色のものが3個以上並ぶと、ジャックポット(大量メダル獲得)のチャンスがある風船割りやスゴロクなどのボーナスゲームが出現するようになっている。

 「どこでもいっしょ ~トロのおさかにゃ釣り~」は、筐体に完成度が60%と書かれていていたが、会場でプレイした限りではその数字以上に出来上がっているという印象。チャッカーに書かれたサイコロの目の数だけトロが画面上を歩き、止まったところのマス目によって魚釣りやスクラッチカード、しりとりなどのミニゲームが発生するようになっている。ほかにもリッキーやピエールなど、おなじみの通称“ポケピ”たちがミニゲームなどに登場してコミカルなアクションを見せてくれる。

 いずれの作品とも、ほのぼのとした可愛いキャラクタが作り出す独特の世界観が、じっくりと腰をすえて楽しむメダルゲームにとてもマッチしていたという印象だ。

家庭用ソフトでおなじみの「ドンキーコング」シリーズに登場するキャラクタが多数登場。写真ではわかりにくいが、フィールドの手前側にあるチャッカーのグラフィックがとてもキレイだ
 メダルゲームの中で特に目立っていたのは、「ドンキーコング バナナキングダム(仮称)」という作品。すでに各地のゲームセンターで稼働中の「スーパーマリオ 不思議のコロコロパーティ2」と同様に、任天堂の人気キャラクタを使った大型マスメダルゲーム機だ。

 メダルをチャッカーに入れるなどして、ドンキーコングが大好物のバナナを取るとスロットが回り、役がそろうとメダルが払い出されるというシンプルな内容だが、チャッカー部分のグラフィックがドット絵で描かれており、ミニゲームなどの内容によって絵柄がいろいろと変化するのが見ていて面白い。また、大きなタルの形をした皿にたまったメダルが、ジャックポットになると一気にフィールド上に落ちてくる迫力のあるギミックも用意されていた。発売は今夏の予定。

□全日本アミューズメント施設営業者協会連合会のホームページ
http://www.aou.or.jp/
□「AOU2006 アミューズメント・エキスポ」のページ
http://www.aou.or.jp/04/expo/expo2004.htm
□バンプレストのホームページ
http://www.banpresto.co.jp/
□カプコンのホームページ
http://www.capcom.co.jp/

(2006年2月17日)

[Reported by 鴫原 盛之]



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