|
タイトルにあるとおり、ついにシリーズ初のメジャーリーグ版の登場となる。対応ハードはプレイステーション 2とニンテンドーゲームキューブ。記者会見にはコナミのパワプロプロダクション エグゼクティブプロデューサーである上原和彦氏、MLBジャパン マーケットマネージャーであるデリック・トーマス氏、そして2005年度、ワールドシリーズを制したホワイトソックスに所属する井口資仁選手が顔を見せた。
上原氏は「日本人メジャーリーガーの活躍によって注目を集めるMLBとタッグを組むことによって『パワプロ』シリーズの裾野を広げるとともに、MLB人気が高まることも期待している。双方にメリットのある企画だと考えた」と挨拶。トーマス氏は「コナミとのパートナーシップを締結できたことをうれしく思っている。コナミのブランドとMLBのコラボレーションによって日本におけるスポーツゲームが新たなレベルに到達できると確信している」と述べた。井口選手は自身も「パワプロ」ファンということで、ゲームに登場することについて「ホークス時代から2年ぶりで、自分もやりがいがあります」と入れ込みようをアピール。 「実況パワフルメジャーリーグ」は、30のボールパーク(球場)、そしてMLB30球団を再現。2006年度最新データを採用しており、会場では井口選手をはじめ、イチロー選手、松井秀喜選手ら日本人プレーヤーだけでなく、ランディ・ジョンソン選手、アレックス・ロドリゲス選手、ドントレル・ウィリス選手ら代表的なメジャーリーガーのキャラクタの姿も見られた。
各選手の特徴をつかんだモーションには、「構えだけでなく、きっちり右打ちもしてくれましたし(笑)、自分自身のバッティングフォームにまずびっくりしました。ランディの投げる位置もちょうどいいところですし」と本人も絶賛。「まだまだ当たっていないチームもいっぱいありますので、これを使って練習できるといいですね」とうれしそうだった。「みなさんにもっともっとMLBに興味を持ってもらいたいと思いますし、『パワフルメジャーリーグ』を楽しんでもらいたいと思います」と締めた。 トーマス氏は「非常にクールですね。スタジアムの雰囲気がまさしく伝わってくるデキだと思います」とできばえには満足している様子だった。「日本のユーザーの方々がこのゲームを存分に楽しんでくれることを期待していますし、MLBのゲームも忘れないで見てください」と、このコラボレーションへの期待は大きいようだ。 搭載されるゲームモードは、ジェネラルマネージャーとなり、チームをワールドチャンピオンへと導く「シーズンモード」、そしてメジャーバージョンの「サクセスモード(サクセス in パラダイスリーグ)」、「対戦」、「アレンジ」、「リーグ」、「ホームラン競争」、「練習」といったモードが確認できた。また、1,000人以上のMLBプレーヤーをサポートした「カードコレクション」では、ショップでカードを購入できたり(選手、投手、野手の10枚パックを確認)、ダブったカードは100枚ごとに持っていない選手カードと交換されるというシステムが導入される。 また、球速表示、カウント表示の日・米仕様の切り替えが可能。日本の野球に慣れた人でも、違和感なくプレイができそうだ。実況は英語音声で、ギターをメインとした楽曲と合わせ、本場の雰囲気が味わえるようになっている。
本作の発売日は未定だが、上原氏によれば「今シーズンのMLBが盛り上がっている間には出したい。終盤ではなく、なるべく早い時期に」ということなので、続報を楽しみに待っていたい。なお、リアル系である「プロ野球スピリッツ」でのメジャーリーグ対応に関しては、上原氏は「まず『パワプロ』で実績を作って、ユーザーの皆さんのご期待があるようでしたら、前向きに検討したい。まずは『実況パワフルメジャーリーグ』を楽しんでいただきたい」と述べるに留まった。 ※画面は開発中のものです。
□コナミのホームページ (2006年1月24日) [Reported by 佐伯憲司]
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp Copyright (c)2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|