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スクウェア・エニックス、DS「スライムもりもりドラゴンクエスト2」
媒体対抗ゲーム大会を開催

1月18日 開催

【スライムもりもりドラゴンクエスト2 大戦車としっぽ団】
発売中

価格:4,990円

開始前から入念な打ち合わせとデッキ調整をする参加者たち。仕事といいつつ思い切り楽しんでいます
 株式会社スクウェア・エニックスは、同社のイベントスペースにゲーム誌などの媒体記者を招き、ニンテンドーDS用アクションアドベンチャー「スライムもりもりドラゴンクエスト2 大戦車としっぽ団」のゲーム大会を1月18日に実施した。

 本作では、巨大な戦車でぶつかり合う「勇車バトル」による通信対戦が可能。砲台に弾を投げ入れて相手の戦車にダメージを与え、装甲を全てはがしたら敵戦車に乗り込み、敵戦車のエンジンに「スラ・ストライク」を当てて破壊すれば勝利となる。

 ルールはシンプルだが、入れる弾は予めデッキとして組んでおけるので、組み合わせ方によってさまざまな戦術が生まれる。またプレーヤーの仲間としてサポートしてくれる3匹のNPCや、戦車そのものの種類も選択可能。ただし、デッキに組み入れたい砲弾や、使いたい仲間を揃えるには、ものによってはかなりのやりこみを必要とする。

 さて、今回私がこの大会に参加することになったのは、ちょうど1週間ほど前のこと。それまでゲームに全く触れていなかったので、発売日からやっている人と比べると既に1/3程度の期間しかない。ひとまずはソフトを受け取り、通勤時間や就寝前の時間を使って必死にプレイ。大会当日の朝6時、何とかクリアにこぎつけた。

 対戦経験こそ0だが、それなりに強力な砲弾も揃っていたし、CPU相手には負けなしだったので、そこそこいい線いけるのでは? ……と思っていたのは会場に到着するまでの話。1対1対戦に参加したのは、なんと総勢21名。到着したときには既に練習試合をしている姿も見え、周囲からは「仲間は○○がいいよね」、「××を中心にしたデッキを」という声も聞こえた。うちには○○なんて仲間はいないし、××なんて弾は1個あったかどうか。「写真だけ撮って帰っていいですか?」と言って苦笑されつつ、1回戦に臨むことになった。

 大会ルールは、5分間でHPは300に統一。また戦車「ギャオックス」と「アルゴーン」は使用禁止、砲弾の「ミラーシールド」は4枚までという制限がかけられている。また2対2での対戦時は、仲間の使用も禁止される。このルールは、「次世代ワールドホビーフェア」を始めとしたイベントなどでのゲーム大会でも適応されるオフィシャルルールなので、誰かと対戦する際にはこの設定で試してみるといいだろう。

1回戦で砲弾の嵐を食らっている真っ最中の記者(手前)。「何されてるか全然わかりません!」と言って笑いを取っておくのは忘れない
 初の対人戦となった1回戦では、「対戦初めてなんでお手柔らかに」と挨拶し、戦車を選ぶ際には、「うわ、見たことない戦車がいっぱいいる」と言ってひとしきり笑いを取ったところで(全部本当なのだが)試合開始。両者、多数の砲弾を撃ち出しやすい戦車「エリスグール」を選択し、とにかく撃ち負けないように、と思っていたものの、開始早々から敵の仲間が侵入。初めてのことでどれが敵でどれが仲間なのかもわからず(どうやら色で判断できるらしい)、味方を巻き込んでひたすら攻撃。その間に敵の砲弾があめあられと降り注ぎ、1分かかるかどうかで装甲が全てはがされた。

 エンジンの破壊を狙って突っ込んできた敵プレーヤーだが、必死で「スラ・ストライク」を打ち込み撃退。相手が復活しに戻っている間に砲弾を撃ち返し、一気に敵戦車の装甲を0にした。時間切れになると、装甲の残量で判定され、それも同点の場合は、プレーヤーキャラクタのライフ残量で勝敗が決する。ということは、後は守り抜けば勝ちと判断し、一時はエンジン部まで乗り込まれながらも何とか撃退。初勝利を収めた。なるほどこういう戦い方もあるのか、とやってから気づく。

 続く2回戦の相手には、先ほどの相手よりもさらに苛烈な砲弾の雨を浴びせられ、戦車の装甲は文字通り秒殺。今度はゴーレムで突進してきた敵だったが、角を使って横から狙う作戦を取り、ゴーレムを破壊。相手プレーヤーもきわどいところで撃破した。ここからは先ほどと同じく、一斉砲撃で相手の装甲を奪い去る。しかし再度ゴーレムで突進してきたところでダメージを受けてしまい、復活している間にエンジンを破壊されてしまった。

 残念ながら2回戦で敗退となってしまったが、HPを回復できる仲間を入れておけば……とか、砲撃で押されないように盾やブーメランを多く仕込んでおけば……などと、今後の課題が見えてきた。対戦の様子を見ていると、人によって全く異なる戦術を取っており、このゲームの奥の深さが感じられた。ちなみに現在の総プレイ時間は15時間程度だが、最強のデッキを目指して、まだまだ長く楽しめそうだ。

記者陣に人気の戦車は「エリスグール」。ドリルを搭載した「バズーカボトル」もちらほらと見られた プロデューサーの渡部氏も来場。「DSの“モリ”を出せと言われたら、『スラもり』を出すようにと言ったおかげで販売も順調です」と冗談を交えつつ挨拶した


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□スクウェア・エニックスのホームページ
http://www.square-enix.com/jp/
□「スライムもりもりドラゴンクエスト2 大戦車としっぽ団」のページ
http://www.square-enix.co.jp/dragonquest/slds/
□関連情報
【2005年9月30日】スクウェア・エニックス、DS「スライムもりもりドラゴンクエスト2」
東映アニメーション制作のTVCMを放映
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050930/sura.htm
【2005年9月18日】「東京ゲームショウ2005」スクウェア・エニックスブースレポート
PS2「キングダム ハーツII」発売日決定! 試遊台も大人気
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050918/se.htm
【2005年9月8日】スクウェア・エニックス
DS「スライムもりもりドラゴンクエスト2 大戦車としっぽ団」
発売日が12月1日に決定
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050908/sqex.htm

(2006年1月18日)

[Reported by 石田賀津男]



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