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ティラ

Tira
【基本戦術】

 ティラの使用する武器はリングに刃がついたリングブレードだ。キャラクタの特徴としては、リーチはあるが小回りはきかないといったタイプになるだろう。リーチがあるといっても、戦闘開始直後の位置から攻撃がヒットするのはアップドラフト(+)からの攻撃になるだろう。アップドラフトからの攻撃は奇襲攻撃として不意をつくぶんにはいいが、ダウンスピンスラスト(アップドラフト中)は8WAY-RUNに弱く、ダウンスピンフラップ(アップドラフト中)とダウンスピンクロー(アップドラフト中)は、ガードされると反撃を受けてしまう。そこで、自らが前に出ることを考え、前方に移動しながらの攻撃としてグルーヴィーフライヤー()、グラップル・オン・ザ・ビート()、フェルツィルングクロー(+.)の3つの攻撃が挙げられる。グルーヴィーフライヤーは横属性の中段攻撃で、相手の8WAY-RUN対策として効果が期待できる。グラップル・オン・ザ・ビートは縦属性の中段攻撃で、8WAY-RUNには弱いが足を使った攻撃なのでブレイクを誘発しないというメリットがある。そして、フェルツィルングクローは、ガードされると反撃を受ける恐れはあるが、1発目がカウンターヒットするとスタン効果のある崩れ落ち(うつ伏せ)を引き起こし、2発目がカウンターヒットとなると仰け反り崩れを誘発するという長所がある。これらのことを踏まえて、状況を考えながら3つの攻撃を使い分け相手との距離を縮めていくといいだろう。

ひとつの攻撃でふたつのスタン状態を引き起こせるフェルツィルングクロー。しかし、ヒット確認後に2発目の攻撃を出すことはできないので、2発目を出すか出さないかは、攻撃前に決めておかなければならない


 ティラを使う上で問題になるのが、近距離戦において相手の8WAY-RUNを阻止する攻撃の少なさがある。まず、左右の8WAY-RUN対策としてハーモニクスフィン(.)とハイハットリメックス()で相手の動きを止めたいところではあるが、ともに上段攻撃のためしゃがまれると簡単に回避されてしまうので、多用するのは控えるほうがいいだろう。しゃがみガード対策としては、ドラムンクラップ(立ち途中)やリズミックフック(or)を使っていく。ただし、どちらもコマンドの入力が必要なため、咄嗟の状況では扱いが難しいといえる。そこで、縦属性の攻撃と横属性の攻撃を同時に行なうクロスフィンレガート(+)とディヴィジフィン(+)で、突破口を開くという選択肢がある。特にディヴィジフィンは、武器を使った攻撃部分がカウンターヒットすることで、崩れ落ち(うつ伏せ)を誘発するためスタンコンボを狙うこともできるという優れた攻撃だ。

 相手の8WAY-RUNを止めることができれば、豊富に用意されている縦属性の攻撃が活きてくる。相手を浮かせて空中コンボを決めることができるブレイクビーツトス()、リーチがあり多段ヒットするダブルリズムビル()、2発目にディレイをかけることで相手の出鼻を挫き、カウンターヒットならばスタン効果も得ることができるアウフタクトスラスト(.)、攻撃発生が早く、リーチもそこそこあるスネアクロー()、上段攻撃を回避することが可能なシュリーキングテアー()、縦属性の攻撃を回避しながら攻撃を行なうアルペジオペッカー(+)など、状況に合わせて使用できるタイプの攻撃が多数用意されている。そして、特殊動作であるホバリングラークとランブリングロビンを使いアグレッシブに攻めてみるのもいいだろう。また、立ちガード崩す手段として下段攻撃であるアンダートーンレクトリクス()とグラウンドバスウィング()があるが、どちらの攻撃もガードされると反撃を受けるので、相手の起き上がりに重ねていくか、相手が忘れた頃に使うと効果が期待できる。

攻撃発生は遅くリーチは短いがケイデンスキック()を使うのも手ではある。この攻撃は、カウンターヒットで腹崩れ(回復可能)を誘発するので、ケイデンスキックを起点にケイデンスキック~ディヴィジフィン(+)~ハルシオンロンド・エードゥアー(or.)二発止め~ワイルドビートニブ()~クロスフィンレガート(+)に繋ぐこともできる(ケイデンスキックとハルシオンロンド・エードゥアーの部分で回復は可能)。回復は可能なスタンコンボであるが、相手に与えるダメージは102程度と大きい



【オススメ技】

・ハイハットリメックス()

 1回転しながら前進しつつ、リングブレードを水平に振り回す横属性の上段攻撃。上段攻撃ではあるが、ハーモニクスフィン(.)の1発目よりリーチがあるため、相手との距離が若干開いていても使っていける。ガードされても反撃を受けることはないので、相手が攻撃を行なう前に出鼻を挫くこともでき、8WAY-RUN対策としても使えるほか、反撃技としての利用価値もあるため、使用する機会は多いだろう。

・ローピッチピッカー()

 ローピッチピッカーは、特殊中段の攻撃であるが攻撃発生の早さに加え、ダウン中の相手にもヒットするという性質がある。グラウンドバスウィング()やアウフタクトスラスト(.)1発目or2発目がカウンターヒット後に追い討ち攻撃として使うのが吉ではあるが、普通の攻撃に組み込んでも問題なく使っていける。。ちなみに、グラウンドバスウィングからのダメージは47程度で、アウフタクトスラストは60程度(1発目がカウンターヒットでの数字)となっている。

・アップボウネブ(立ち途中)

 カウンターヒットor空中ヒットで打撃投げにシフトする縦属性の中段攻撃。しゃがみで相手の攻撃を回避したら迷わずに、この攻撃で反撃するのがオススメ。ノーマルヒット時には、仰け反り崩れとなるが距離が開くために確定する追い討ち攻撃はない。確定ではないが、カウンターヒットで腹崩れ(回復可能)を誘発するケイデンスキック()~タルサス・コン・レーニョ(+)~アップボウネブ(立ち途中)というコンボも狙える。相手に与えるダメージが117程度と大きいので狙ってみる価値はあるかもしれない。

・クロスフィンレガート(+)

 横斬りから縦斬りへの連続攻撃。空中にいる相手に2発目がヒットすると、空中叩き付けを引き起こすが、今作からはジャスト受け身のみで受け身が可能となってしまったので、その後の追い討ち攻撃は確定しない。また、8WAY-RUNからも攻撃を繰り出すことができるので、牽制攻撃としても重宝する。ただし、1発目の横切りはリーチがあるが、2発目の縦斬りはリーチが短いためにスカることもしばしば。2発目がスカると反撃を受けやすいので注意してほしい。

・タルサス・コン・レーニョ(+)

 前転しながら浴びせ蹴りを行なう攻撃で、カウンターヒットすると相手は空中に浮いた状態となる。攻撃後はしゃがみ状態となるのでアップボウネブが連続ヒットする(ダメージ93程度)。ただし、タイミングが遅れたり、距離(タルサス・コン・レーニョを使う時の)が離れていると、打撃投げにシフトしない。その場合のダメージは55程度となってしまう。また、ノーマルヒット時にもアップボウネブが連続ヒットする(この場合は打撃投げにシフトせず、ダメージは49程度)。


【空中コンボ】

・ブレイクビーツトス()~クロスフィンレガート(+)
ダメージ62程度

 基本ともいえる空中コンボの連携ではあるが、常に確定するわけではないので注意してほしい。ブレイクビーツトスは見た目以上にリーチのある攻撃で、相手との距離が離れた位置でヒットした場合、クロスフィンレガートの2発目が相手に届かないことがある。そうなると相手に与えるダメージは46程度と減少してしまうので、離れた位置からブレイクビーツトスがヒットしたと感じたら、ワイルドビートニブ()を使って追い討ちを決めるといいだろう。この場合のダメージは54程度。





【スタンコンボ】

・チャタリングスラスト(ホバリングラーク中+)~ディヴィジフィン(+)~ブレイクビーツトス()~クロスフィンレガート(+)
ダメージ96程度

 ホバリングラークからの発生攻撃であるチャタリングスラストが始動技だけに、使うチャンスは少ないと思うが、相手に与えるダメージは大きいのが魅力だ。チャタリングスラストは、攻撃発動前にインパクト性能(対横属性上中段攻撃)があり、インパクト成功時、ノーマルヒット時には、腹崩れ(うつ伏せ)を誘発するので積極的に狙っていくのもいいだろう。また、スタンコンボの途中に回復可能となってしまうが、チャタリングスラスト~ディヴィジフィン(+)~ハルシオンロンド・エードゥアー(or.)2発目まで~ワイルドビートニブ()~クロスフィンレガート(+)といったスタンコンボを狙ってみるのも面白い。このスタンコンボの場合、相手に与えるダメージは103程度となる。






【その他のスタンコンボ】
【切り伏せ崩れ(仰向け)】
グラップネルタクト(or)~ローピッチピッカー():ダメージ43程度
【切り伏せ崩れ(うつ伏せ)】
ダウンスピンスラスト(アップドラフト中)~ブレイクビーツトス():ダメージ54 ※ ダウンスピンスラスト後、相手との位置が入れ替わらなかった場合。
ダウンスピンスラスト(アップドラフト中)~ローレトロネブ(しゃがみ振り向き):ダメージ48 ※ ダウンスピンスラスト後、相手との位置が入れ替わった場合。
【切り伏せ崩れ(うつ伏せ)】
ストレイラーク(or)~ホバリングラーク~チャタリングテアー(ホバリングラーク中):ダメージ68
ハルシオンロンド・エードゥアー(or..)三発目カウンターヒット~スラーノーツスクラッチ():ダメージ56程度
【捻り崩れ落ち】
ワーブリングリメックス(ランブリングロビン中)~クロスフィンレガート(+):ダメージ62程度 ※ ニ回転させたときはダメージ74程度、クロスフィンレガートをアウフタクトスラスト(.)にしても同様のダメージであるが、安定しない。
【打ち上げ崩れ落ち】
ビートタイムスクラブル(or)カウンターヒット~スラーノーツスクラッチ():ダメージ53程度
【足刺され】
ダウンスピンクロー(アップドラフト中)遠距離ヒット時~ツーステップビーク(.):ダメージ51程度
【腹崩れ(回復可能)】
ケイデンスキック()カウンターヒット~ディヴィジフィン(+)~ビートタイムスクラブル(or)~ダブルリズムビル():ダメージ72程度
【尻餅崩れ(回復可能)】
ハルシオンロンド・エードゥアー(or.)2発目カウンターヒット~ワイルドビートニブ()~クロスフィンレガート(+):ダメージ84程度


【その他の連続ヒット】
ワイルドビートニブ()~クロスフィンレガート(+):ダメージ58程度
シュリーキングテアー()カウンターヒット~ローピッチピッカー():ダメージ36程度 ※ 相手との距離が近距離時のみ。
タルサス・コン・レーニョ(+)~ハルシオンロンド・エードゥアー(or.)2発目まで:ダメージ66程度 ※ 受け身を取ると2発目までが入る。
ダウンスピンクロー(アップドラフト中)~ワイルドビートニブ():ダメージ44
ワーブリングニブ(ランブリングロビン中.)~ローピッチピッカー():ダメージ61程度
ピアシングニブ・ア・ラ・コルド(+.)~ブレイクビーツトス():ダメージ80程度


【ガードブレイク後に確定する攻撃】
ワーブリングニブ(ランブリングロビン3回転目中.) ※ 出し切りから空中コンボを狙ったほうがダメージは与えられる。


【ソウルチャージによって変化する技】
フライトフェザーヴィヴラート(+):ソウルチャージAでガード不能
ダウンスピンスラスト(アップドラフト中):ソウルチャージB以上でガード不能
ストレイラーク(or):ソウルチャージBでガードブレイク
ストレイラーク(or):ソウルチャージAでガード不能
※ ソウルチャージ(A+B+K)を早い段階でキャンセルすると、黄色の炎をまとった状態ソウルチャージCとなる。やや溜めてからキャンセルすると、緑色の炎をまとった状態ソウルチャージBとなる。溜めきるか、後半になってからキャンセルすることで、青色の炎をまとった状態ソウルチャージAとなる。

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□ナムコチャンネルのページ
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□「PROJECT SOUL offcial site」のページ
http://www.soularchive.jp/

(2005年12月28日)

[Reported by 志賀康紀]



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