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タリム
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Talim |
【基本戦術】
タリムの使用する武器は、「拐」と呼ばれる武器に刃が付いた「叉刃拐(さじんかい)」。形状がトンファーに似ているこの叉刃拐は、リーチが非常に短いのが特徴であり、タリムの身長を考慮しても全キャラ中一番リーチが短いキャラクタという位置づけとなっている。この欠点を補っているのがスピードの速さで、近距離においては他を寄せ付けないほどの強さを発揮することが可能だ。また、「エアサイドターン」、「エアリープ」、「エアーソルト」と呼ばれる3つの特殊移動を使うことで、戦術に幅が広がっていくので積極的に使っていくといいだろう。リーチがないので戦闘開始直後の位置から相手にヒットする攻撃はないため、8WAY-RUNを使って相手に近づく必要がある。
だが、特殊移動であるエアーソルト(+)を使って相手の懐に飛び込むこともできる。エアーソルトを使う場合は、8WAY-RUN対策としての効果が期待できるティティオール(エアーソルト中)をメインに、そこそこのダメージを与えることができるケントサン・ルッキート(エアーソルト中+)やカザックセンティ(エアーソルト中+)を使い分けていくといいだろう。
どの攻撃も単発では相手に与えるダメージは低いが、ティティオールはヒット時にと入力することで再度エアーソルトにシフトするので、ケントサン・ルッキートが追撃としてヒットする(ダメージ48程度)。ケントサン・ルッキートの場合は、ダウン中or受け身中の相手にサイフォンキック()が連続ヒットとなる(ダメージは50程度となるが、受け身の取り方によってダメージは異なる)。そして、カザックセンティがヒットした場合には、相手は空中に浮いた状態となるので、セイスティーヴォ(or)が空中コンボとして確定する(ダメージ64程度)。これだけみると、戦闘開幕直後はエアーソルトで決まりと思ってしまうかもしれないが、どの攻撃もガードされると反撃を受けてしまうので奇襲程度に止めておくべきだ。
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こちらのエアーソルトを見て動きが固まった相手に対しては、発生技を使わずに相手の懐に入り込み投げ技などの攻撃を仕掛けていくという手もある |
8WAY-RUNを使って相手との距離を縮める場合は、比較的にリーチの長いパイロプティル(or)を相手の8WAY-RUN対策として使っていく。上段攻撃ではあるがガードされても反撃を受けることはないので、牽制という意味でも効果に期待ができる。若干でも相手との距離が縮まったようであれば、セイスティーヴォとシーズベイン()を使って攻めていくといいだろう。ただし、シーズベインは右回りに移動する相手に対しては、ヒットしにくいので注意してほしい。特に2発目の攻撃が当たらないと、相手を吹き飛ばすことができないうえにタリム側が不利となってしまう。
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シーズベインがヒットしたら方向を入力してエアーソルトにシフトし、ティティオール(エアーソルト中)で追い討ちを忘れずに(ダメージ47程度)。この攻撃は、受け身確定となっているので回避することはできない。右周りに動く相手に弱いほか、シーズベインで相手をリングアウトさせようとして、相手にガードされた場合にエアーソルトへ移行してしまうと、自らがリングアウトになってしまうこともあるので使いどころには注意が必要だ |
近距離戦となったらボルカディ(..)を中心にウォリッツ・ティ(.)などの、攻撃発生が早い攻撃を使って攻めていくかたちとなる。ボルカディは相手の8WAY-RUNを潰す目的として使えるほか、3発目と4発目にディレイをかけていくことによって攻撃に緩急をつけていくことができる。早い攻撃でラッシュをかけるだけでは、攻撃が単調になってしまい勝機は見えてこない。これを避けるためにもディレイを使うことが重要となってくる。そういった意味ではウォリッツ・ティだけでなく、2発目にディレイがかかるツァーメイグル(.)も積極的に使っていってもいいだろう。攻撃後は背向け状態となってしまうツァーメイグルだが、大きな反撃を受けることはないので安心して使うことができる。
近距離の攻防では、エアサイドターンの縦攻撃を回避できる能力を使いこなせるかがポイントになる。エアサイドターンは攻撃後のシフトをうまく利用できれば問題はないが、シフトできる場所が決まっているので、何度も繰り返して使うことはリスクを背負うことになってしまう。そこで、or+とコマンドを入力して使っていくのもいいだろう。エアサイドターンからの発生攻撃はどれも魅力があるが、中でも下段攻撃であるメイヴァリン(エアサイドターン中)、ノーマルヒットで痺れ崩れとなる中段攻撃のイーディンプルップ(エアサイドターン中+)、ダメージは少ないがエアサイドターンからの投げ技であるハイカカリン(エアサイドターン中+or+)を使い分けていけば、相手のガードは崩れていくことになる。
連続攻撃がメインではあるが、単発の攻撃も使えるものが多く揃っている。上段攻撃を回避することができ、ノーマルヒットで仰け反り崩れ、カウンターヒットで相手を空中に浮かせるケットぺイル(+)をはじめ、カウンターヒットで連続攻撃となり、腹崩れ(うつ伏せ)となるサイクェンメルチェ(.)、立ちガードの相手を切り崩していくのに重宝する下段攻撃のノーマメイグル()などの優れた攻撃も忘れずに使っていくといいだろう。相手の攻撃をしゃがんで回避するか、サフォール()でしゃがみ状態を作り出したら、ヴァイナルリール(しゃがみ.)やバランディール(立ち途中)を使うといい。
ヴァイナルリールは1発目がカウンターヒットで連続ヒットとなり、相手は空中に浮いた状態となるのででエアーソルトにシフトしてクーリークキック(エアーソルト中を1~3発当てて、ケントサン・ルッキート(エアーソルト中+)に繋げていくことができる。クーリークキックは空中制御によってヒット数は安定しないが、1~2発までなら当てていきやすい(クーリークキックを2発当ててからケントサン・ルッキートに繋げた場合のダメージは88程度)。バランディールは左右どちらの8WAY-RUNに対処することができ、ヒット時には左後ろ方向に吹き飛ばすのでリングアウトを狙うことができる優秀な中段攻撃だ。唯一の欠点としては、ガードされると反撃を受けてしまうことが挙げられるので多用は禁物だ。
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相手に攻撃の与える隙を与えないように戦いたいが、必ず隙は生まれてしまう。そこで、常にリスクはつきまとうが特殊移動を多用して、相手の攻撃をかわしつつ攻めに転じていくのもいいだろう |
【エアーソルトにシフトする技】 |
ボルカディ(..) / シーズベイン() / キャスティック() / ティングレイ・パグ(+) / ヴァイナルリール(しゃがみ.) / エアリープ(+) ※ 何もしないと自動的にシフトする。 / ティティオール(エアーソルト中) ※ ヒット時のみシフト可。 / クーリークキック(エアーソルト中) ※ ヒット時は再度エアーソルトにシフト。 / アモエイパル(or) / ティーベルザック(or) / リールカイル(ジャンプ) |
【エアリープにシフトする技】 |
ボルカディ(..) / シーズベイン() / キャスティック() / ティングレイ・パグ(+) / ヴァイナルリール(しゃがみ.) / アモエイパル(or) / ティーベルザック(or) / リールカイル(ジャンプ) |
【エアサイドターンにシフトする技】 |
ボルカディ(..or) / ノーマメイグル(or) / パンジィーゼ(or) / キャスティック(or) / マイズウォート(背向け状態でor) / ノーマメイグル(oror) / ティーベルザック(oror) / リールカイル(ジャンプor) |
【背向けにシフトする技】 |
ボルフォンベイン() / ヤークシャル(.) / ビッツパゥディー() / ツァーメイグル(.) / シャルディキック() / タンベル・ティオ(+) / ケイティック・パティ(+.) / ティジィパゥディー(エアサイドターン中..) / イーディンプルップ(エアサイドターン中+) / ハイカカリン(エアサイドターン中+or+) |
【オススメ技】
・ボルカディ(..)
近距離戦では攻撃の起点となる連続攻撃。ノーマルヒットで2発目までが連続ヒットとなり、3発目と4発目にはディレイをかけて使うことができる。常に出しきりやディレイを使っていくのではなく、2発目で止めて投げに移行するなど、多彩な展開を望むことができる。1発目がカウンターヒットした場合は、ボルティファス(..)に切り替えることで、より大きなダメージを相手に与えることが可能だ。
・サイ・ベム(.)
拐を横一文字に開き、そして閉じる横属性の上中段攻撃。特質すべきは攻撃範囲の広さで8WAY-RUN対策としては、これ以上の攻撃はないだろう。攻撃発動時には一歩前に踏み込むので、リーチがあり中距離からでも使っていける。カウンターヒットで連続ヒットとなり、2発目がヒットすると崩れ落ち(仰向け)を引き起こすが、確定する攻撃はない。追い討ち攻撃は決まらなくても、タリム側が有利な状況となるのでキャスティック(やティングレイ・パグ(+)などを使って起き攻めを狙っていくといい。
・ノーマメイグル()
回転しながら相手の足元を目掛けて攻撃する横属性の下段攻撃。回転すると同時に前に移動するのでリーチが見た以上に長く、中距離からでも使っていける。攻撃発生が遅いのがネックではあるが、攻撃がヒットする直前には上段攻撃を回避することができる。そして、なによりもヒット後にエアサイドターンにシフトできるのが一番の魅力である。ノーマメイグルがヒットすると相手は浮いた状態となるので、ティジィパゥディー(エアサイドターン中..)が追い討ち攻撃として連続ヒットとなる(ダメージ54程度)。
・ビッツパゥディー()
拐の柄で相手の腹を殴る縦属性の中段攻撃。攻撃発生が早く、カウンターヒット時には回復可能な腹崩れを誘発する。攻撃後は背向け状態となってしまい、選択肢の幅が狭くなってしまうという結果となるが、単調になりがちな攻撃にアクセントつけるという意味では使える攻撃だ。カウンターヒット後は、素早く攻撃に転じることができるマイズウォート(背向け状態で)やダメージもそこそこあり簡単に出すことができるファスツゼィアム(背向け状態で)を狙っていくといいだろう(マイズウォートの場合はダメージ45程度、ファスツゼィアムだとダメージは48程度)。さらなるダメージアップを望むなら、とコマンドを入力してタンベル・ティオ(+)を決めることもできる。この場合のダメージは53程度となる。
・ヴァンブレイ()
相手を目掛けて一直線に突進する縦属性の上段攻撃。8WAY-RUNには弱いが、中距離から相手との距離を一気に縮めることができるという点では使用価値はある。ヒット後はキャスティックが追撃として決まる(ダメージ51程度)ので、忘れずに追加ダメージを与えていくように。攻撃発動時は下段攻撃を回避することができるので、相手の下段攻撃を読んだら近距離の状態でも使っていける。
・アモエイパル(or)
タリムが持つ浮かせ技の中でも一番相手にダメージを与えることができる攻撃。縦属性のため8WAY-RUNでかわされやすいが、それ以上にダメージ源としてのメリットのほうが大きい。攻撃がヒットしたらでエアソルトにシフトして、ティンパルファス(エアーソルト中)~ケースフリンクキック(背向け状態で)と繋げていくことができる(ダメージ85程度)。このほかにも多彩な空中コンボを狙うことができるので、いろいろ探してみるといいだろう。
【空中コンボ】
・ケットぺイル(+)カウンターヒット~キャスティック()
ダメージ56程度
ケットぺイルがカウンターヒットした場合に限られてしまうが、ケットぺイルは上段攻撃を回避する能力が高いので、使用頻度が高く、カウンターヒットするケースも多いため、シンプルなコンボではあるが確実に決めて相手にダメージを与えるようにしよう。キャスティックは、エアーソルト、エアリープ、エアサイドターンにシフトできるので、その後の展開を考えつつ、特殊移動にシフトすることも可能だ。
【スタンコンボ】
・サイクェンメルチェ(.)1発目カウンターヒットor2発目カウンターヒット~ケイティック・パティ(+)
ダメージ64程度 ※ 1発目がカウンターヒットした場合のダメージ。
スタン属性の攻撃を数多く持つタリムではあるが、ヒット後に背向け状態であったりと連続するものが少ないことが特徴となっている。通常では手数の多さで勝負するタリムではあるが、スタンコンボに限ってはダメージが多いものをチョイスする必要がある。サイクェンメルチェはガードされると反撃を受けてしまうので、お手軽には使っていくことはできない。そして、1発目のみだとリスクも低いが、ヒット確認後に2発目をだすことはできないので、若干ホールドを使うことによって相手の出鼻を挫くという使い方が望ましい。1発目も2発目もガードされると反撃を受けることになるので、反撃を恐れずに思い切って使う大胆さも必要だ。
また、サイクェンメルチェを起点とすることで、エアサイドターン(or+)~イーディンプルップ(エアサイドターン中+)~マイズウォート(背向け状態で)~サイクェンメルチェ~エアサイドターン~……と永遠にコンボが繋がっていく……!? これはサイクェンメルチェ後のイーディンプルップが受け身確定となることによって成立するコンボなので、やられた側がを押さなければ回避することはできる。そして、マイズウォートでの腹崩れは回復することができるので、対戦などで決めるのは難しいだろう。
【その他のスタンコンボ】 |
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【切り伏せ崩れ(仰向け)】 |
キャスティック()~サイフォンキック():ダメージ45程度 |
【崩れ落ち(うつ伏せ)】 |
クロンサイプ(or.)1発目カウンターヒット、1発止め~ワインディードキック():ダメージ55程度 |
【痺れ崩れ】 |
イーディンプルップ(エアサイドターン中+)~マーレットファーディ(+.+):ダメージ101程度 |
【腹崩れ(回復可能)】 |
ビッツパゥディー()カウンターヒット~サイクェンメルチェ(.)~ケイティック・パティ(+):ダメージ72程度 ※ ビッツパゥディーカウンターヒット後にを押して向きを正面に戻してから、最速でサイクェンメルチェを繰りだすと成功しやすい。 |
ビッツパゥディー()カウンターヒット~マイズウォート(背向け状態で):ダメージ45程度 |
【尻餅崩れ(回復可能)】 |
ケースフリンクキック(背向け状態で)カウンターヒット~ビッツパゥディー()~マイズウォート(背向け状態で):ダメージ72程度 |
ケースフリンクキック(背向け状態で)カウンターヒット~ワインディードキック():ダメージ64程度 |
【その他の連続ヒット】 |
ヤークシャル(.)2発目ヒット~セイスティーヴォ(or):ダメージ51程度 |
シーズベイン()~エアーソルト~ティティオール(エアーソルト中):ダメージ47程度 |
シャルディキック()~セイスティーヴォ(or):ダメージ51程度 |
シャルディキック()~背向け~ケースフリンクキック(背向け状態で):ダメージ44程度 |
ティングレイ・パグ(+)カウンターヒット~フィレイキック():ダメージ42程度 |
ヴァイナルリール(しゃがみ.)2発目ヒット~エアーソルト~ケントサン・ルッキート(エアーソルト中+):ダメージ54程度 ※ 1発目カウンターヒット時のダメージ。 |
トゥリードキック(エアリープ中)~セイスティーヴォ(or):ダメージ58程度 |
バッツ・リーティー(エアリープ中+)~ティングレイ・パグ(+):ダメージ115程度 |
メイヴァリン(エアサイドターン中)~サイフォンキック():ダメージ45程度 |
イェルバ・クー(エアサイドターン中ディレイ)~クタムチャーク(+):ダメージ55程度 |
イーディンプルップ(エアサイドターン中+)~マイズウォート(背向け状態で):ダメージ53程度 |
ティークキック(ジャンプ着地際)~キャスティック():ダメージ45程度 |
【ソウルチャージによって変化する技】 |
サイ・ベム(.):ソウルチャージAでガード不能 |
シェイル・クー():ソウルチャージAでガード不能 |
シェイル・クー():ソウルチャージAでガード不能 |
クタムチャーク(+):ソウルチャージBでガードブレイク |
ケイティック・パティ(+):ソウルチャージAでガード不能 |
※ ソウルチャージ(A+B+K)を早い段階でキャンセルすると、黄色の炎をまとった状態ソウルチャージCとなる。やや溜めてからキャンセルすると、緑色の炎をまとった状態ソウルチャージBとなる。溜めきるか、後半になってからキャンセルすることで、青色の炎をまとった状態ソウルチャージAとなる。
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□ナムコのホームページ
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□ナムコチャンネルのページ
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□「PROJECT SOUL offcial site」のページ
http://www.soularchive.jp/
(2005年12月29日)
[Reported by 志賀康紀]
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