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ラファエル
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Raphael |
【基本戦術】
レイピアを所持するラファエルの剣術は、相手を「突く」攻撃が主体となる。また、レイピアの長さそのものだけでなく、体格もよく、リーチに優れる攻撃を多数持っている。この2つを生かした戦術を組み立て、相手をなるべく牽制しつつ、レンジ外からの攻撃でダメージを蓄積させていきたい。できればそれで勝利に持ち込んでいきたいところなのだが……。なにしろ、このキャラクタの主軸となるのは縦属性の攻撃。直線的な攻撃であるゆえ、8WAY-RUNであっさりかわされてしまう。ただ、開幕直後~体ひとつ接近した距離では、横に歩く相手に対してなら、こちらも同方向に8WAY-RUNすることで軸を合わせ、直線的な攻撃を回避しにくくさせるだけでもその後の攻防がずいぶん変わってくる。
また、ラファエルは接近戦も少々苦手な部類のキャラクタといえるだろう。技後の硬直に長いものが多いが、リーチがあるためガード後に反撃は受けないにしろ、こちらが立て続けにラッシュをかけられる状況というのはそうない。回避されると手痛い反撃を受けることも多い。そういった意味で、相手の攻撃に対してかわして反撃する、ガード後に反撃するというスタイルで、なるべく中間距離を維持しながら戦う術を考えていきたい。このキャラの場合、中~遠距離の立ち回りは一緒で、間合いの管理が一番のポイントになる。
開始直後の位置からなら、デスゲイズレイ(or)の剣の先端部分がヒットする。この技を使うときはこの間合いを意識しないと非常に危険。近距離ではガード後に反撃が確定するからだ。この技は技後に約1歩分間合いが詰まってしまうので、ただの連発はいただけない。
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右回りに動く相手を追いかけてから、デスゲイズレイで相手の動きを止める。相手の8WAY-RUNを止められないなら、こちらも移動して対応するしかない |
デスゲイズレイを読んでしゃがみガードしてくる相手には、8WAY-RUNを中断してロアバレット(.)を使うのも手だ。この技はデスゲイズレイよりもやや間合いを詰めてから使っていこう。2発ノーマルヒットで連続になるので、1発目の届く間合いを意識しつつ、繰り出していこう。1、2発目ともガードされても反撃を受けることはないし、ラファエルの中距離戦のひとつの要となる技だ。ヒットさせてもあまり距離が変わらないし、ガードさせれば中距離を維持できるのも魅力。ガード後の反撃技としても、中距離以遠ならこの技を使っていきたい。
ロアバレットは主力になる技なのだが、やはり牽制や反撃へと多用すると相手もこれを読んで横移動で回避し、反撃してくるだろう。そんなときには、ロストタロン()やスパインスクラッチャー()を使っていく。ロストタロンがヒットしたら、また、ブラッドスライド(立ち途中)へつないで8WAY-RUNやステップを牽制するか、アヴァンスライサー(立ち途中)をガードさせて相手との距離をとる。ロストタロン後、歩く相手にアヴァンスライサーは危険なので、再びロストタロン、もしくはブラッドスライドを繰り出して動きを止めてからの使用が望ましい。
また、ロアバレットをガード後に攻撃を仕掛けてくる相手には、バックフルーレ()や、プレパラートパリングで後退してからのブレインスクリーパー(プレパラートパリング中)で迎撃を狙うのもあり。バックフルーレは軸移動しながらの上段横斬りなので、発生の早さは望むべくもないが、広範囲にヒットしやすい。ガードされると反撃確定だから多用できないが、ロアバレットに嫌気がさして、ガード後に移動し、手を出してくる相手には狙い目。カウンターヒットで崩れ落ち(うつ伏せ)のスタンを誘発するので、スタンコンボを狙いたい。ブレインスクリーパーは近距離ヒットすると打撃投げになる(ダメージ70程度)が、先端部をヒットさせてもいい。ガードされた場合最速クラスの反撃を受けるが、先端部をガードさせればそれも解消される。プレパラートパリングで相手の攻撃をかわして、手を出してくるところの迎撃メインの技で、中間距離がもっとも効果を発揮するだろう。ただし、相手がラファエルよりリーチのある攻撃を持つタイプには多用は禁物だ。
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プレパラートパリングで引いたように見せかけて攻撃を繰り出す。ちょっとしたフェイントだが、たまに使うと効果的だ |
ロアバレット後に上段攻撃で突っ込んでくる相手には、1発目が上段回避能力を持つステラーストローク(.)も使える。1発目ガード後に反撃は受けないが、間合いが詰まってしまうので、できれば2発目も繰り出していきたいところ。連続ガードはさせられないが2発目の縦斬りの出は早い。ガード後は中距離に戻すことができる。
このあたりの距離から、相手の上段攻撃を回避できるステップアヴァン()の出番。この形態からのカウンターを狙っていくこともダメージを考えると大切になってくる。48程度のダメージで、踏み込みで長大なリーチを誇るドレッドバレル()、そして、カウンターヒットでスタンコンボが狙える(後述)ヘッドバイティングキック()の2つがメインとなろう。どちらもガードされると反撃は受けてしまうし、8WAY-RUNに弱い。多用はできないが、ダメージ源として考えても悪くはないだろう。ちなみに、ヘッドバイティングキックは、(立ち途中)と同じ技名(こちらのダメージは22程度)だが、ステップアヴァンからのものはダメージが16と低い。
ロアバレットが有効な距離より1歩近づくと、今度はラピッドタックプラス(..)が生きてくる。ロアバレット1発目より出の早い1発目、そして2発目までノーマルヒットで連続し、2発目がカウンターヒットなら3発連続。この2発目のカウンターヒットを確認して3発目を繰り出せるかが大きなポイントになるだろう。1、2発目は上段なので、しゃがんで止めにくる相手には無力だが、そこにはベノムトゥキック()を使っていきたい。下段攻撃の回避能力もあり、カウンターヒットでスタンが狙えるうえ、ガードさせれば距離も開いてお得な中段攻撃だ。さらに、リングサイドならサイフォンブラッド(+)もおいしい。出の早さはないが、下段回避能力とヒット後リングアウトが狙える下段攻撃だ。
この距離からは、左回りに移動する相手にはチェーンバイオネット(.)の1発止めで牽制するが、上段攻撃なのでしゃがまれたり上段回避性能を持つ技で反撃を受けやすい。また、同じ上段攻撃ながら、広範囲に横に強いのがベノムラウンドキック(or)。カウンターヒットでスタン状態になり、コンボを狙っていけるのは大きいが、発生はそれほど早くない分、ガード後の反撃は受けないので、1発狙っていきたいところだ。
また、ダメージを考えて狙っていきたいのがカンタレッタニードル。(ドワ)(+)と(ゴーシュ)(+)の2つの技は、対8WAY-RUNに狙っていきたい中段攻撃で、カンタレッタニードル(ドワ)は手前へ、カンタレッタニードル(ゴーシュ)は画面奥に突きを行なう技。相手の移動方向に対して直角に攻撃が出て、進行方向を塞ぐ形になる。そして(アヴァン)(+)は正面に対して攻撃が出る。カンタレッタニードルは、どのバージョンでもヒットすれば、ノーマルでもスタン状態。左右に出る(ドワ)、(ゴーシュ)なら、ファルコンスレイヤー(or)で浮かせてからドレッドバレルで追い打ちが決まる(ダメージ98程度)し、(アヴァン)もハームローキック()で49程度のダメージが取れる。(ドワ)と(ゴーシュ)は空振りが怖いのだが、思い切って狙ってみる価値はあるだろう。
相手が中段攻撃を嫌って立ちガードに集中したら、ヒールエクサイズ()やタランテラタップキック()の下段攻撃を織り交ぜて上下の揺さぶりをかけていく。このゲームの常識として、下段攻撃は基本的に確定反撃があるので、バレたら痛い目にあうのは覚悟で攻撃していこう。下段を意識させれば、リーチのある浮かせ技であるファルコンスレイヤーも生きてくる。ファルコンスレイヤーのヒット後は、カンタレッタニードル(アヴァン)(+)の追い打ち(ダメージ51程度)を決めていこう。カウンターの場合はドレッドバレル()でダメージ70程度が奪える。
また、ストリゴイフォーム(+:対縦属性)/(+:対横属性)の2つも、乱用はできないが、中距離以内の間合いなら狙っていきたい。どちらも回避後に反撃ができるほか投げ技であるメルトヴェク(突き・縦斬り回避時+or+)まで持っている(ダメージ50程度)。回避中に再びコマンドを入れて連続回避もできるようになっているので、相手の動きを見ればきっちりダメージを取れるチャンスだが、回避動作が相手の技によって変わるため、使いこなしは難しい。回避中は()でスピード主体の攻めを狙うか、()で横移動をつぶすかという選択肢が主体になるが、いずれも上段攻撃で、ガードされると反撃を受ける。()をホールドしてヒットした場合、プレパラションへシフトし、すぐさまドレッドバレル(プレパラション中)で60あまりのダメージを狙うかどうか、悩ましいところだ。
この距離より間合いが詰まって接近戦になってしまった場合、ハームローキック、ロストタロン、ラピッドタックプラス、そして2種類の投げを主体に戦うしかない。ハームローキックはガードさせると間合いが開き、ロストタロンは間合いはあまり変わらない。動きが止まったところを投げるなら、ロストタロンの後が狙い目だ。これらの技を1つガードさせたら、ブラッドスライドもしくはアヴァンスライサーへと連携させて間合いをコントロールしていきたい。投げ技はリングアウトも狙えるデッドリーホーネット(+)を主軸にし、フィアーエスコート(+)と状況に合わせて使い分けたい。
もうひとつ、ベノムサイドキック()も出が早く、ラッシュを止めるには向いている。また、ロストタロン後にヘッドバイティングキック(立ち途中)へと連携させてカウンターヒットを狙う手もある。上段攻撃ではあるが、左回りで移動する相手にカウンターヒットすればスタンコンボが狙える。
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近距離の攻防で、ロストタロンの後にヘッドバイティングキックを使うと、迂闊に手を出してきた相手にカウンターヒット。スタン状態に持ち込める |
【プレパラションへシフトする技】 |
ステラーストローク(.) / フュネラルドレッド(キャンセル) / ライトニングタロン() / ラピッドタックプラス(..) / リードジェザイル() / スティングシャドウ(しゃがみ) / ミッドナイトバレット(ヴルコラクフォーム中orストリゴイフォーム中突き・縦斬り回避時) / 軸移動~プレパラション(ヴルコラクフォーム中ororストリゴイフォーム中突き・縦斬りor横斬りor下段回避時orプレパラション中or) / フラッターパリング(+) / アサルトバレル(ストリゴイフォーム中横斬り回避時) / ハウリングバレット(ストリゴイフォーム中.) / アヴェンジバレル(ストリゴイフォーム中) / ブラッディーヒム(or+) / ノートリアスストライカー(or.) |
【ヴルコラクフォームへシフトする技】 |
ヴルコラクフォーム(+) / クイックスナイプ() / ヴルコラクフォーム(プレパラション中+) |
【オススメ技】
ヒールエクサイズ()
身体をかがめて、相手の足下を攻める技。技を繰り出すのにワンテンポあるが、リーチがあって上段攻撃もかわせるため使い勝手はよい。ただし、近距離でガードされると反撃を受けるので、剣の先端が当たるくらいの距離から繰り出して不意を突くのに利用していこう。
ロアバレット(.)
2発とも中段で技を繰り出すスピードも申し分ない。足を止めた相手への牽制から、ガード後の反撃と、ラファエルの主軸となる技だ。相手とわずかでも軸がずれていると2発目が空振りすることもあるので、相手の8WAY-RUNを止めた後に使う場合は、1発止めにしておきたい。
ベノムトゥキック()
前方にステップして蹴りを繰り出す技で、踏み出すときに軽くジャンプしているために下段攻撃をかわすこともできる。ガードされても反撃を受けず、相手を引き離すことができるのが強み。カウンターヒットを狙って中距離から使っていきたいが、8WAY-RUNには無力。
ベノムサイドキック()
目の前に素早く蹴りを繰り出す。連携の割り込みや相手の動きを止めるときに使うことになる。ただし、8WAY-RUNでかわされるので足を止めた相手にのみ使っていくこと。
プレパラートパリング()
横属性の下段攻撃に対してインパクト性能を持っているが、重要なのは後退するという点。自分の得意とする距離に逃げて、追ってくる相手にホーンテッドタロン(プレパラートパリング中)の下段かブレインスクリーパー(プレパラートパリング中)の中段で応戦できる。プレパラートパリング後の攻撃を意識させておけば、プレパラートパリングによる後退も有効な移動手段となる。
【空中コンボ】
ファルコンスレイヤー(or)~カンタレッタニードル(アヴァン)(+)
ダメージ51程度
カンタレッタニードル(アヴァン)の追い打ちは、ファルコンスレイヤーが密着状態でヒットしたときは空振りしやすい。できるだけ武器の中央部より外側で当てていくこと。一般的な浮かせ技としてレイジングヴァイパー()が思い浮かぶが、こちらはカウンターヒットでないと、浮きが低く大技を入れにくい。それに対しファルコンスレイヤーは、攻撃が剣の先端付近でヒットすればドレッドバレルの追い打ちも決められる(ダメージ63程度)。
【スタンコンボ】
ヘッドバイティングキック(立ち途中)カウンターヒット~ブラッドムーン(or.)
ダメージ71程度
しゃがみ状態になった後の攻撃手段のひとつにヘッドバイティングキックを使っていけば、カウンターヒットで崩れ落ち(うつ伏せ)を狙える。カウンターヒットの確認が必要にはなるが、ダウンするまで多少の時間があるのでブラッドムーンの追い打ちは比較的決めやすい。
【その他のスタンコンボ】 |
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【崩れ落ち(うつ伏せ)】 |
バックフルーレ()~ルーアンボナパルトプラス(+.):ダメージ73程度 ※ バックフルーレを近距離で当てないと、ルーアンボナパルトプラスが当たらない |
【崩れ落ち(仰向け)】 |
カンタレッタニードル(アヴァン)(+)~ハームローキック():ダメージ42程度 |
ブラッドシェイパー(ストリゴイフォーム『D.』で横攻撃を回避後に)~ブラッドムーン(or.):ダメージ68程度 |
ブラッドシェイパー(ストリゴイフォーム『D.』で横攻撃を回避後に)~ベノムトゥキック()(腹崩れで回復可能)~ファルコンスレイヤー(or)~ドレッドバレル():ダメージ100程度 |
テンプルバスター()カウンターヒット~ファルコンスレイヤー(or):ダメージ38程度 |
ベノムラウンドキック(or)~ファルコンスレイヤー(or)~ドレッドバレル()ダメージ95程度 |
【切り伏せ崩れ(仰向け)】 |
ハヴォックストーム(or+)2発目ヒット~クレバーニードル(.):ダメージ78程度 |
【腹崩れ(回復可能)】 |
ベノムトゥキック()カウンターヒット~ファルコンスレイヤー(or)~ドレッドバレル():ダメージ90程度 |
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【その他の連続ヒット】 |
クイックスナイプ()カウンターヒット~クレバーニードル(.):ダメージ66程度 |
ダイバーレイド(ジャンプ着地際)カウンターヒット~リードジェザイル():ダメージ57程度 |
ワイヴァーンテール(+)~カンタレッタニードル(アリエール)(+):ダメージ76程度 |
ファーレンアビス(+)~ヒールエクサイズ():ダメージ56程度 |
ファーレンアビス(+)カウンターヒット~ドレッドバレル():ダメージ89程度※ファーレンアビス(+)が近距離でヒットした場合はドレッドバレルが空振りすることがある。近距離でファーレンアビスがヒットしたら、カンタレッタニードル(アヴァン)(+)に切り替える(ダメージ76程度) |
【ソウルチャージによって変化する技】 |
ランページバレットプラス(フラッターパリング中.):ソウルチャージAでガード不能 |
※ ソウルチャージ(A+B+K)を早い段階でキャンセルすると、黄色の炎をまとった状態ソウルチャージCとなる。やや溜めてからキャンセルすると、緑色の炎をまとった状態ソウルチャージBとなる。溜めきるか、後半になってからキャンセルすることで、青色の炎をまとった状態ソウルチャージAとなる。
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□ナムコのホームページ
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□ナムコチャンネルのページ
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□「PROJECT SOUL offcial site」のページ
http://www.soularchive.jp/
(2005年12月29日)
[Reported by 渡辺洋二/佐伯憲司]
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