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ソン・ミナ
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Seong Mi-na |
【基本戦術】
ソン・ミナが使用する斬馬刀「紅雷」は、リーチの長さと広範囲をカバーすることができる武器。リーチを活かして、中距離からの攻撃で相手を近づかせない戦い方が、ミナの基本的な戦闘スタイルとなる。これまでの「ソウル」シリーズにおいては、キリクと類似した攻撃が数多く存在していたが、本作からはキリクとの差別化が進み、これまでのイメージ(戦闘スタイル)とは異なるキャラクタとして生まれ変わっている。このことを実感できるのが、これまでの「ソウル」シリーズでは(キリクと同様に)攻撃の軸であったの変更だ。主力となる攻撃を失ったミナではあるが、中距離での戦いに徹することで勝機は見えてくるだろう。また、近距離でも優れた攻撃はいくつか用意されてはいるが、中距離をメインに戦っていくことをオススメする。なぜなら、纏糸斬撃()、揚撃()などの攻撃を筆頭に、数多くの攻撃が遠距離時と近距離時では相手に与えるダメージが異なる(遠距離ヒットの方がダメージが大きい)ほか、やられ状態の変化などにも違いがあるからだ。
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ミナでいう中距離とは、揚撃がギリギリ届く距離を指す。遠すぎと感じるかもしれないが、攻撃時に一歩前踏み込む攻撃が多いのでほとんどの攻撃は相手にヒットする |
リーチがあるとはいえ、戦闘開始直後の位置から相手にヒットする攻撃は、進掃撃(+)ぐらいしか選択肢はない。進掃撃は、ミナの弱点である右回りに移動する相手への攻撃となっているので、攻撃発生は遅いが重宝する。下段攻撃でもあるので、相手の8WAY-RUN対策としての効果にも期待が持てる。これを警戒し、左回りに移動をする相手に対しては纏糸斬撃()と回天斬撃()で対処していく。纏糸斬撃はリーチが長く、戦闘開始直後の位置からでもヒットする中段攻撃。一方の回天斬撃は、コマンドの性質を利用し若干前にでることによって攻撃が相手にヒットする。この攻撃は、カウンターヒットで、腹崩れ(うつ伏せ)を誘発するので大ダメージを与えるチャンスを作りだす事ができるという点が魅力だ。ただし、腹崩れ(うつ伏せ)を引き起こすのは回天斬撃が遠距離でヒットしたときのみで、近距離ヒットの場合は腕やられとなるだけなので注意してほしい。戦闘開始直後の8WAY-RUN対策という意味だけではなく、相手との距離が開いたら天舞跳輪儀(全方向走り中+)を使うのもいいだろう。ガードされると反撃を受けてしまうが、攻撃モーションが発生した直後に相手の方向に向かって飛んでいくので、若干ではあるが相手が8WAY-RUNで動いていても追尾する形となる。他にも、8WAY-RUNからならどの方向からでも出せることやヒット後は揚撃が追い討ちとして確定(ダメージ55程度)するなど、デメリットよりもメリットのほうが大きい攻撃なので積極的に狙ってみるといいだろう。
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回天斬撃は、攻撃の出がかりに上段攻撃を回避することができるので、距離によるダメージの違い(遠距離ヒットだとダメージは30程度となり、近距離ヒットでダメージは24程度となる)、カウンターヒット時のやられ状態に違いはあるが、意識せずにどんどん使っていくといい |
常に中距離を維持できればそれにこしたことはないが、近距離での攻防を強いられることもある。近距離戦を得意としないミナの選択肢は、斬り合いではなくいかに距離をとるかということがポイントになるだろう。近距離といえども、攻撃は最大の防御と考えて積極的に攻めるなら攻撃発生の早い攻撃である、疾柄撃蹴(.)、腹突円蹴(.)、地討蹴()を使い、攻撃の出鼻を挫くように攻撃を当てていく。仮にヒットしなくてもガードさせることができれば、ガードバックによって多少の距離が開くことになるだろう。距離が若干でもできたら、今度は攻撃を行なうと同時に下がることができる攻撃、跳退刃()、影踏刃()、螺旋陣(+)などを使い、さらに距離をとっていくことができる。なかでも、跳退刃は攻撃発生が早くヒットしやすいうえに、ヒットするとバックステップにシフトするので、距離をとるという意味では一石二鳥の攻撃だといえる。
そして、中・近距離にこだわらず使っていける攻撃が、揚撃()、円舞刀蹴(+)、回撃旋突()の3つ。揚撃は、ミナのダメージ源ともいえる浮かせ技として重宝する。ガードされると反撃を受けてしまうが、中距離に限って言えば相手の反撃が届かないためにダメージを受けることはないだろう。円舞刀蹴は攻撃範囲が広く、ミナが苦手とする右回りに移動する相手にもヒットするので、8WAY-RUN対策として使用頻度は高い。回撃旋突は、カウンターヒットで回復可能な尻餅崩れを引き起こす。回復は可能であるが、連迅烈繰尖(+)に繋げることができる。相手に与えるダメージは85程度と大きいのが魅力だ。また、相手の攻撃をガードした後の反撃技として重宝するのが、鉄砕破(+)。攻撃発生が早いので反撃以外にも使えるが、上段攻撃なのでしゃがまれると手痛い反撃を受けることになってしまう。なので、最悪でもガードさせることを前提にして使っていくといいだろう。ちなみにガードされた場合は、各キャラクタが持つ最速の攻撃で反撃を受けてしまう。
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鉄砕破は、ノーマルヒットでも相手がダウン状態となり、揚撃が追い討ちとして確定(ダメージ41程度)する |
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相手の攻撃が激しい場合は、強引に進将柄撃(.)(左画像)と戒猜蹴()(右画像)のインパクト性能を利用してみるのも手ではある。進将柄撃は横属性の上中段と投げに対してインパクト判定があり、戒猜蹴は縦属性の攻撃と投げに対してインパクト判定がある |
【オススメ技】
・揚撃()
ソン・ミナの強さを象徴するのがこの揚撃だ。ヒットすると相手は空高く浮いた状態となり、追い討ち攻撃を入れることができるため、ミナのダメージ源となっている。浮かせ技として使い道以外に、ダウンしている相手にもヒットするので起き攻め攻撃としても使うことができる。ちなみに、遠距離で攻撃がヒットすると相手に与えるはダメージ30程度となり、近距離の場合だと23程度と減少してしまうほか、ガードされると反撃を受けてしまうといった性質がある。
・戒猜蹴()
斬馬刀で体を支えて、体を目いっぱい伸ばすように蹴りを放つ攻撃。特質すべきは、ヒットバックとガードバックの大きさにある。相手と距離をとりたいときは積極的に使っていくといいだろう。また、縦属性の攻撃は全て(ガード不能は不可)ガードインパクトで弾くことができるという、インパクト判定があるところも見逃すことはできない。
・滑面昇蹴(.)
水面蹴りから蹴り上げに繋げる連続攻撃。1発目がヒットすれば2発目は連続ヒットとなる。攻撃発生が早く、ヒット時には相手をダウンさせる下段攻撃が、この攻撃しかないミナにとっては下段攻撃の要といえる攻撃となる。ただし、1発目と2発目はどちらをガードされても反撃受けてしまうという欠点がある。1発止めを基本として、2発目を出すか出さないかで相手の反撃を抑えていくしかない。
・円舞刀蹴(+)
斬馬刀を軸に回転蹴りを行なう攻撃。右周りに移動する相手に対して効果が期待できるほか、攻撃を行なっている最中はジャンプ状態として扱われるので、相手の下段攻撃と特殊中段攻撃をかわすことができる。ヒット時には相手を左側に吹き飛ばすので、左側がリング際の時はリングアウトを狙うこともできる。また、踊刃円舞(.)の2発目が円舞刀蹴となっているので、踊刃円舞を代用して使っていくのもいいだろう。
・纏糸振撃()
体を1回転させながら、相手の顔面を目掛けて斬馬刀を振り斬る多段攻撃で、左周りに移動する相手にヒットする。この攻撃は近距離では2発の攻撃がヒットするが、遠距離ヒットだと1発しか攻撃が相手にヒットしない。遠距離に強い攻撃を多数持つミナにおいては、異質の存在だといえるかもしれない。攻撃発生も早いほうなので、近距離での8WAY-RUN対策として使っていくのがベストだ。
【空中コンボ】
・揚撃()~旋風光翼儀(+)
ダメージ62程度
使用頻度が高い揚撃を使った空中コンボ。気をつけてほしいのが上に記載しているコンボは、揚撃が中距離(斬馬刀の剣先がギリギリで相手にヒットする位置)でヒットしたときのみ、旋風光翼儀に繋ぐことができるということ。近距離で揚撃を当てた場合は、旋風光翼儀がヒットしないので疾柄撃蹴(.)で、追い討ち攻撃を決めていく。疾柄撃蹴の場合、相手に与えるダメージは46程度となる。距離が瞬時に判断できず、追い討ち攻撃が決まらないというのであれば、揚撃で追い討ちを入れるといいだろう。揚撃で追い討ちを決めたときのダメージは41程度と減少してしまうが、距離を選ばないので安定したダメージを与えることができる。
【スタンコンボ】
・回天斬撃()カウンターヒット~転断撃(全方向走り中+)
ダメージ67程度
回天斬撃が遠距離ヒットしたときのみ、腹崩れ(うつ伏せ)となるのでスタンコンボを狙うことが可能となるが、スタン属性の攻撃からスタン属性の攻撃に繋いだとしても大ダメージを与えることはができないので、ダメージ重視を考えて転断撃を使い確実に相手の体力を奪っていく。
【その他のスタンコンボ】 |
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【腹崩れ(仰向け)】 |
靂風蹴()~揚撃():ダメージ44程度 |
【腹崩れ(仰向け)】 |
往連刃(+)~飛泉刃():ダメージ57程度 |
螺旋陣(+)~揚撃():ダメージ57程度 |
【その他の連続ヒット】 |
転断撃(全方向走り中+)~潜牙撃(or):ダメージ61程度 |
翔撃(立ち途中)~疾柄撃蹴(.):ダメージ50程度 |
天舞跳輪儀(全方向走り中+)~揚撃():ダメージ56程度 |
跳馬略儀(oror+)カウンターヒット~揚撃():ダメージ47程度 ※ 揚撃が決まるのは方向のみ。orの場合は、地転蹴(しゃがみ振り向き)が確定する。ダメージ40程度 |
老伝翔泉儀(or.)~疾柄撃蹴(.):ダメージ45程度 |
孔式烏翼斬(or)~転断撃(全方向走り中+):ダメージ75程度 |
潜翔撃(ジャンプ着地際)~疾柄撃蹴(.):ダメージ47程度 |
頂落撃(ジャンプ)~地討蹴():ダメージ46程度 |
【ガードブレイク後に確定する攻撃】 |
成式揚身断砕儀(+.)~鉄砕破(+) |
【ソウルチャージによって変化する技】 |
旋風光翼儀(+):ソウルチャージAでガード不能 |
転断撃(+):ソウルチャージAでガード不能 |
孔式烏翼斬(or):ソウルチャージB以上でガードブレイク |
頂落撃(ジャンプ):ソウルチャージAでガード不能 |
※ ソウルチャージ(A+B+K)を早い段階でキャンセルすると、黄色の炎をまとった状態ソウルチャージCとなる。やや溜めてからキャンセルすると、緑色の炎をまとった状態ソウルチャージBとなる。溜めきるか、後半になってからキャンセルすることで、青色の炎をまとった状態ソウルチャージAとなる。
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(2005年12月29日)
[Reported by 志賀康紀]
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