会場：カフェ&キッチン Cos-Cha

左から、愛衣さん、ほしのあきさん、鈴木茜さん。季節に合わせてサンタクロース風のセクシーコスチューム

　アイレムソフトウェアエンジニアリングは、プレイステーション 2用パズルゲーム「ブロックス倶楽部 with バンピートロット」のゲーム大会を、東京・秋葉原にあるカフェ&キッチン Cos-Chaにて開催した。

　このイベントは、アイレムとグラビア雑誌「sabra」のコラボレーション企画として実施されたもの。会場には、ほしのあきさん、鈴木茜さん、愛衣さんの3人のアイドルが、「セクシーサンタのコスプレメイド」姿で登場。事前に募集された約30人のファンと、「ブロックス倶楽部 with バンピートロット」で対戦した。

　アイドルの3人は、事前にゲームをプレイしており、ルールや操作は把握済み。「それほど長い時間は遊んでいない」といいながらも、なかなかの腕前だった。逆に参加者の中には、この日初めてプレイするという人もいたようで、時折アイドルがルールやコツなどを解説している様子も見られた。

　しかし試合が進むにつれ、アイドル達も真剣な表情になってプレイ。それもそのはず、この大会では優勝賞品として、株式会社ナナオの26インチ液晶テレビ「FORIS.TV」(199,500円)が用意されていた。決勝では、実力で勝ちあがってきた3人の参加者を相手に、愛衣さんが見事に勝利。アイドル自ら優勝賞品を獲得という意外な展開となった。

対戦中も笑顔で写真に応じてくれたほしのあきさん。邪魔してすみません	他の参加者に遊び方を教える余裕も。ファンとしては最高のイベントなのかも
笑顔でプレイする愛衣さんだが、冗談抜きで上手。何と決勝戦まで勝ってしまい、賞品の液晶テレビを獲得した

Cos-Chaの店内はレンガ造り風で、「バンピートロット」の世界観にもぴったり

　一般参加者の大会が終了後、改めて仕切りなおし、ゲーム誌対抗によるゲーム大会が実施された。参加したのは計12の媒体。真剣なゲーム好きだけが集まったためか、はたまた事前に優勝賞品として「FORIS.TV」がもらえることを知らされていたためか、会場は大会開始前から異様な緊張感に包まれていた。

　GAME Watchもこの大会にもちろん参加。ゲーム大会、ことにパズルゲームというならば、私が出るしかないでしょう! と意気揚々として参加表明をしたのが大会の1週間前。「テトリス」を始め、数多くのアクションパズルで鍛えた腕前を披露する絶好のチャンスだ。

　などと偉そうに言ってはみたものの、実はこの時点ではゲームのルールすら知らなかった。ソフトを受け取ってから、アクションパズルではなく、基本的に時間無制限、世界で人気のボードゲームであると知った。……今更やめるとも言えないので、とにかく時間を見つけて練習しておく。

こちらはボードゲームの「Blokus」。会場にも置いてあった

　改めて「ブロックス倶楽部 with バンピートロット」の説明をしておくと、ゲームはフランス発祥のボードゲーム「Blokus」そのままである。1個から5個のパネルがくっついたブロックを、4人のプレーヤーが順に板上へ置いていく。ただしブロックが置けるのは、自分のブロックの角と角を合わせられる場所だけで、面がくっついてはいけない(他のプレーヤーの面にはくっついて構わない)。

　たったこれだけのルールで、遊ぶだけなら30秒でスタートできる。しかし実際に遊んでみると、すぐにその奥の深さに驚かされる。ブロックを置けるスペースを確保しながら、相手の手を封じていく。詰め将棋にも似た感覚が4人で戦いながら感じられる、実に知的なゲームなのだ。

ゲーム雑誌相手だけに、鈴木さんも真剣な表情でプレイ

　さて、ゲーム大会のほうだが、予選は4組に分けられ、3媒体+1人のアイドルという対戦形式で進行した。記者の組には、鈴木茜さんが参加。「よろしくお願いしまーす」と明るい声でスタートしたが、その後は鈴木さんを含めて終始無言。1番手を引き、手を崩されそうになりながらも何とか粘りを見せたおかげで1位を獲得。決勝へ進出できた。ここまで来れば20万円相当の液晶テレビも目前!

　決勝戦については、敗者に語る資格なしということで済ませたいが、記者として一言、「拷問だった」と述べたい。残り40ピースなどという記録的敗北を見たのは、CPUとの練習を入れてもこれが初めてだ……。

決勝戦で「詰んでる!」の図(左)。4番手の記者は中央を潰され、右に伸びようとしてブロックされ、その間に左も完全に封じられ、後は左下を埋めるのみ……。とはいえ1Pの愛衣さんの止め方は見事だし、優勝者の2Pの出だしも目からウロコの配置。出直してきます

アソビットシティ店頭で行なわれた体験会

　今作のテーマは「洪水」だが、この日に限っては寒波で絶体絶命! という状況。しかし体験版が配布されたこともあり、足を止める人もちらほら見られた。今後は年明けにも全国各地で体験会を実施していきたいそうなので、こちらも興味がある人は発表を楽しみにしていただきたい。

(C)2005 IREM SOFTWARE ENGINEERING INC. All rights reserved.
Under license from Beverly Enterprises Inc./Sekkoia Sarl, France, www.blokus.com.

□アイレムのホームページ
http://www.irem.co.jp/
□「ブロックス倶楽部 with バンピートロット」のページ
http://www.irem.co.jp/official/blokusclub/
□「絶体絶命都市」シリーズのページ
http://www.zettai-zetsumei.com/

(2005年12月19日)

[Reported by 石田賀津男]