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Part2:Xbox Live編へ


【Xbox 360】

12月10日 発売

価格:39,795円


 北米、欧州では発売直後に初期出荷分が完売。インターネットオークションサイト「eBay」では定価の倍以上で取引が行なわれるなど、順調な出足を見せつつあるマイクロソフトの次世代ゲーム機「Xbox 360」。

 初代Xboxに慣れたユーザーには「Xbox Live」や「ボイスチャット(通称ボイチャ)」などの単語は基本以前の情報だが、マイクロソフトのゲームハードに初めて触れる人は「まだ把握しきれていない」という人が少なくないはず。また、コアユーザーでも新要素「“マイクロソフトポイント”や“マーケットプレース”ってなに?」と質問されて、即答できる人はそれほど多くないのではないだろうか。

 今回は発売日特集ということで、本体仕様や同時発売ソフトなどを総括した特集記事をお届けしようと思う。全体像を把握しやすいよう、項目別にシンプルにまとめてみた。購入を検討されている人の判断材料にしていただければ幸いだ。


Part1:ハードウェア編

■ セット内容 ~初回生産限定パッケージあり~

 海外では「Xbox 360(HDD搭載)」と「Xbox 360 Core System(HDD非搭載)」のニ種類が存在するが、日本版は現状(基本的に)一種類のパッケージしか存在しない。主な同梱物は以下のとおり。

  • Xbox 360 本体
  • Xbox 360 ハードディスク(20GB)
  • Xbox 360 ワイヤレスコントローラー
  • Xbox 360 メディアリモコン
  • Xbox 360 D端子 HDAVケーブル
  • Xbox 360 LANケーブル
  • Xbox 360 ACアダプター
  • Xbox 360 取扱説明書
  • Xbox 360 単三乾電池×4
  • Xbox Live 1カ月ゴールドメンバーシップ
 日本のみ販売される特別パッケージ「Xbox 360 発売記念パック」には、この他に音声コミュニケーションで使用する周辺機器「Xbox 360 ヘッドセット」が追加される。価格は基本パッケージと一緒で、そのぶんお買い得。限定生産につき無くなり次第終了となるので、欲しい人は早めに購入したほうがいいだろう。

  • Xbox 360 ヘッドセット

■ 外観 ~イメージカラーを黒から白に一新~

 初代Xboxとは真逆のカラー“白”で統一された本体カラー。全体の大きさはそれほど変わらないが、内側に向かって緩やかに湾曲したボディラインのぶんだけスマートになっている。

 本体は縦、横のどちらにも配置可能。横置き状態だと、HDD搭載面は左側。つまり、縦置きの場合は右側からゲームディスクをセットすることになる。DVDドライブは12倍速で2層対応。HDDは着脱可能で、将来的なアップグレードにも即対応できる。

 本体前面には、鏡面仕上げのディスクトレイ、メモリーユニット用スロット×2、電源ボタン、ワイヤレスコントローラー認証用の接続ボタン、ワイヤレス信号の受信ポートが見える。本体下側(横置きでは右側)に見える楕円刑のパネル内にはUSB 2.0端子×2が用意されている。

 USB 2.0端子は、有線コントローラー、ワイヤレスコントローラーの充電ケーブル、シリコンオーディオプレーヤー、デジタルカメラなどが接続できる。なお、ゲーム専用周辺機器はマイクロソフトから正式にライセンスを受けたものしか認識されない。

 本体背面には、下側(横置きでは左側)にACアダプタ用コネクタがある。電源ケーブルには抜け落ち防止用のロック機構がついており、抜きたいときはコネクタ左右にある丸いボタンを押してロックを解除する仕組みになっている。本体電源はワイヤレスコントローラーからONにすることも可能。詳細は周辺機器の項目で後述する。本体上側(横置きでは右側)には、AVケーブル用コネクタ、LANポート(100BASE-TX)、USB 2.0端子が用意されている。

 USB 2.0端子の近くには、本体を縦置きした際に周辺機器「ワイヤレスLANアダプター」をぶらさげるための穴がある。最初は「これブラブラしそうだけど大丈夫かな?」と心配になったが、セットしてみると見事に安定。故意に強く揺さぶるなど、よほどのことがない限り脱落する心配はなさそうだ。


■ 周辺機器

Xbox 360 フェイスプレート(2,100円)

 フロントパネルの交換用プレート。「サン」、「ウッド」、「ピンクバルーン」、「ウォーターパズル」、「シルバー」の5種類がある。目を引く奇抜さはないが、そのぶんコーディネイトしやすい“落ち着き”や“優しさ”を感じさせるデザインでまとめられている (「ウッド」は発売延期)。



Xbox 360 ワイヤレスコントローラー(4,725円)
Xbox 360 コントローラー(3,675円)

 どちらもボタン配置が見直され、やや小ぶりになってホールド感が向上。とても使いやすく洗練されたコントローラーに仕上げられている。

 共通仕様は、アナログスティック×2、方向パッド、A、B、X、Y、スタート、バック、右ショルダー、左ショルダーの各ボタン、右トリガ、左トリガ、中央に大きく配置されたXboxガイドボタン、中央手前部分にヘッドセット接続用端子を搭載。ワイヤレスコントローラーのみ、本体上面に充電用のチャージキット接続用端子とワイヤレス認証用ボタンが用意されている。

 Xboxガイドボタンは、後述するダッシュボード画面「ブレード」を呼び出すだけでなく、一定時間押し続けることで“電源ボタン”として利用できる。この場合、電源を入れたコントローラーが1Pとして認証される。もちろん初期化も可能。

 複数のワイヤレスコントローラーを認識させる場合は、まず本体側の接続ボタンを押し、電源ボタン周囲のLEDランプが点滅するのを確認。この間にワイヤレスコントローラー側の接続ボタンを押せば、それが2P以降のコントローラーとして認証される。本体電源ボタンとXboxガイドボタン周囲にあるLEDランプは4つに分割されており、接続されているコントローラーに応じて、1Pなら左上、2Pは右上P、3Pは左下、4Pは右下がそれぞれ点灯する仕組みになっている。

 ワイヤレスコントローラーの電源部は本体裏面の中央にあり、上面スイッチを押してスライドさせれば外すことが可能。駆動には単三電池×2本を使用。専用の周辺機器として「リチャージブル バッテリー(充電池)」と、充電池と充電ケーブルがセットになった「プレイ&チャージキット」が用意されている。

 稼動時間は、単三アルカリ電池2本で約40時間、充電池で約25時間。電波到達距離は約10m。電池残量警告機能がついており、前述のチャージキットがあれば充電しながら継続プレイが可能。

 有線タイプのコントローラーは、手頃な価格と引っかかり防止機能付きのケーブルが特徴。「追加でワイヤレスは予算的にキツイかな」という人や「電池切れや充電という概念の存在自体が面倒」というものぐさな人にはこちらがオススメだ。


Xbox 360 リチャージブルバッテリーパック(1,365円) Xbox 360 プレイ&チャージキット(2,100円) Xbox 360 メモリーユニット(64MB:3,360円)
ワイヤレスコントローラー専用バッテリーパック。ニッケル水素を使用。繰り返し使えるので単三アルカリ電池よりも経済的 ワイヤレスコントローラー専用の充電ケーブルとバッテリーパックがセットになった製品。充電しながらプレイを継続できる セーブデータやゲーマープロファイルが保存できる外部メモリーユニット。データを持ち寄って遊びたいときなどに便利。専用キャリングケースが付属
 
Xbox 360 ヘッドセット(2,625円) Xbox 360 ユニバーサル メディア リモコン(発売日未定:2,625円) Xbox 360 ワイヤレスLANアダプター(8,925円)
頭部に装着したままハンズフリーで会話が楽しめる。マイクが前後に動くため左右どちらにもカンタンに装着部が変更できる。初代Xbox用ヘッドセットとの大きな違いは、音量調節つまみとマイク消音スイッチがついたこと Xbox 360本体でDVDやCDなどを鑑賞するときに便利なリモコン。主要各社のテレビのほか、Windows XP Media Center Edition 対応PCを操作するための専用ボタンを装備。ボタンにはバックライトがついており暗い室内でも使い勝手がいい 無線ルータと接続するための周辺機器。IEEE 802.11(a/b/g)、5GHz、2.4GHz帯域に対応。最大通信速度は54Mbps。USB経由で電源が供給されるためACアダプタ不要。1年間の製品保証がつく


Xbox 360 D端子HDAVケーブル(3,675円) Xbox 360 VGAHDAVケーブル(3,675円)
Xbox 360 コンポーネントHDAVケーブル(3,675円) Xbox 360 SビデオAVケーブル(2,625円)

 D端子、D-Sub15ピン、コンポーネント端子、S端子にそれぞれ対応したAVケーブル。D端子とS端子ケーブルのみコンポジット映像出力を搭載。全ケーブル共通仕様として、アナログ音声出力、光デジタル音声出力、5.1chに対応。

 PCモニタを利用したい人はVGAHDAVケーブルが、TVやPCモニタにコンポーネント入力端子があるならコンポーネントHDAVケーブルがオススメ。全ゲームタイトルがワイド画面、~D4(720p)まで対応しているXbox 360。アンチエイリアスが効いた滑らかで美しいハイビジョンゲーム画面を堪能したい人は、相応しいモニタと専用ケーブルを用意しておこう。

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□Xboxのホームページ
http://www.xbox.com/ja-jp/
□Xbox 360のホームページ
http://www.xbox.com/ja-JP/xbox360/
□関連情報
「Xbox 360」記事リンク集
http://game.watch.impress.co.jp/docs/backno/news/x360link.htm

(2005年12月10日)

[Reported by 豊臣和孝]



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