価格：各1,980円

　株式会社コーエーは、12月8日より、ゲームポータルサイトGAMECITYにおいて、過去にリリースしたPCゲームタイトルのダウンロード販売を開始した。ラインナップは、「信長の野望 嵐世記」、「Winning Post 5」、「チンギスハーン 蒼き狼と白き牝鹿 IV」の3タイトル。対応OSはWindows 98/Me/2000/XPで、価格は1,980円。

コンテンツのダウンロードと、キーの購入は別のプロセスになっているが、いわゆるアカウントキーの発行ではなく、ダイレクトにライセンス認証を行なうため、ダウンロードを先に行なう必要がある。

　今回発売されたダウンロードコンテンツは、ゲームポータル各社が行なっているようなオンデマンドによる従量課金サービスではなく、パッケージ販売をダウンロード販売にしただけの完全売り切り型のコンテンツとなっている。同社ではこれまでにも「信長の野望」シリーズや「三國志」シリーズにおいて、追加シナリオのダウンロード販売を行なってきた経緯があり、今回のダウンロード販売サービスは、その発展系と見ていいようだ。

　コンテンツファイルはGAMECITYを通して無料でダウンロードでき、ゲームをインストールし、マニュアルを見るところまでは、一切の登録は不要。実際にゲームを起動し、立ち上げる際に「製品キー」が必要となるという仕組み。

　残念ながら、ダウンロードコンテンツそのものには、体験版としての機能や、オートデモ機能などはなく、「製品キー」を購入し、ライセンス認証を行なうまでは、ゲームの起動すらできない。コンテンツのダウンロードとキーの購入を別々にするメリットを何か持たせてほしいところだ。

　ダウンロードコンテンツの仕様については各ゲームで異なるが、今回リリースされた3タイトルに関しては、すべてウィンドウ表示専用で、マニュアルはPDFで提供される。ファイルサイズは125MB(チンギスハーン)から988MB(Winning Post 5)とゲームによって大幅に異なる。

　ちなみに第2弾タイトルは12月20日に発売が予定されている。ラインナップは、「三國志 VII」、「大航海時代 IV」、「水滸伝 天命の近い」の3タイトル。第3弾以降については現時点では明らかになっていないが、「太閤立志伝」や「提督の決断」シリーズなど、“名作PCタイトル”に該当するタイトルはまだまだある。今後の展開に期待したいところだ。

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□コーエーのホームページ
http://www.gamecity.ne.jp/
□ダウンロード販売のページ
http://www.gamecity.ne.jp/shop/dl/

(2005年12月9日)

[Reported by 中村聖司]