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株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントの欧州/PAL地域を担当するソニー・コンピュータエンタテインメント・ヨーロッパ (SCEE) は、「KILLZONE」を手がけたソフト開発会社、Guerrilla B.V.を12月7日付で買収したと発表した。 今回の買収は、SCEIの日米欧のソフトウェア開発部門を統括するSCE ワールドワイドスタジオ (SCE WWS)の開発力強化を狙ったもの。Guerrilla B.V.は、FPSタイトルのキラーソフトとして「KILLZONE」プレイステーション 2版を2004年秋にSCEEから発売し、100万本以上のセールスを記録し、全世界では200万本近い出荷を達成しているという。今年の10月27日にはセガから日本国内版が発売された。Guerrilla B.V.はこれまでもSCEとは独占契約を結んでいた。 SCE WWSは、SCEグループ全体のソフトウェア開発力を強化し、各国スタジオ間の情報共有、人的交流や融合、再配置などの効率化を目的に9月に新設された。SCEIでは、Guerrilla B.V.の買収はSCE WWSの長期戦略の一環としている。 Guerrilla B.V.の次回作は、来年の発売を予定しているプレイステーション 3をプラットフォームとする「KILLZONE」の新作と、「KILLZONE」の世界観を踏襲したPSP用新作タイトル。東京ゲームショウ2005や、10月に秋葉原で開催された「T!FF in AKIHABARA 秋葉原エンタまつり」の「プレイステーション 3 シアター」でもPS3版「KILLZONE」の映像は公開されている。
SCE WWSを率いているフィル・ハリソン氏はリリースにおいて「ソフトウェア開発における優れた制作力、技術、才能を兼ね備えているGuerrilla B.V.は、『プレイステーション』のスタッフと共に長年に渡り魅力的なゲーム制作に携わっており、今回『プレイステーション』ファミリーの一員となったことを心より嬉しく思っています」とし、続けて「このような強力な開発スタジオを得たSCE WWSは、来年発売を予定しているPS3に向けて準備を行うべく、より一層のソフトウェアラインナップ強化を図ると共に、PS3、PSPRがもたらすコンピュータエンタテインメントの可能性を最大限に引き出してまいります」とコメントしている。
□ソニー・コンピュータエンタテインメントのホームページ (2005年12月8日) [Reported by 船津稔]
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