【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】

マイクロソフト、Xbox 360「パーフェクトダーク ゼロ」
32人同時対戦イベントを開催

11月23日 開催

会場:Xbox 360 LOUNGE

 マイクロソフト株式会社は、12月10日に発売されるXbox 360用ソフト「パーフェクトダーク ゼロ」の関係者向け対戦イベントを、青山にある「Xbox 360 LOUNGE」で開催した。

 「パーフェクトダーク ゼロ」は、全世界で300万本以上を売り上げたというニンテンドウ64「パーフェクトダーク」の続編に当たるタイトルだ。今作はSF色の強いアクションゲーム、ジャンルのカテゴリーはアクションとなっているが、1人称での移動と銃撃が中心となるため内容はほぼFPSといえるだろう。ウリはXbox Live、システムリンクで最大32人が同時に参加できるマルチプレイ。今回の大会はこのマルチプレイでリーグ戦を行ない、最強のプレーヤーを決定する。

画面を見てもらえばわかる通り、「パーフェクトダークゼロ」は近未来をテーマにしたFPS。空中戦用のジェットパックや二足歩行ユニットなども登場する
会場にはゲーム大会用に16台のモニターを設置。32人対戦では1画面を上下2分割して使用 主人公の女エージェント「ジョアンナ・ダーク」のコスプレをしたコンパニオンが登場。左はゲーム前半、右は後半に登場するコスチューム


タレントチームはお笑いコンビの「キリングセンス」、「サードメン」、「5番6番」の6名。いずれの方々もかなりのゲームファンで、その腕前はかなりのもの
 参加者はプレス関係者、「Xbox Championship」において「Halo」と「Halo2」の部門などでの上位入賞者から選出されたユーザー代表者。そして腕に覚えのあるお笑いタレントチームが参加した。

 まずは本選の前に、練習を兼ねて全員参加のチーム戦が行なわれた。ここで採用されたモードはディフェンス側16人とオフェンス側16人に分かれて戦う「ダークオプスモード」の「オンスロート」。オフェンス側は何度やられても復活が可能だが、陣を守るディフェンス側は復活ができない。ここでほぼ全員が未体験であろうXbox 360のコントローラの操作感覚に慣れていた。

ユーザーは上級者ばかりで、ゲームに慣れるよりむしろコントローラの感度調整や復活ポイント探しに熱心だった(笑)
 ここで筆者はE3で見たきりの「パーフェクトダーク ゼロ」に触れることとなる。コントローラ操作で遊ぶこととなったわけだが、これは左スティックで移動、右スティックで視点移動、左トリガーで狙いをつけ右トリガーで撃つという、実にスタンダードな操作方法。一度でもこの手のFPSを遊んでいれば、直感的に操作がわかるようになっている。回避方法は、物陰に隠れることができる「カバー」、前転で移動する「ダイブ」。

16人同時対戦時は1つのモニターを1人が占有できた
 大会ルールで採用されたモードは「デスマッチモード」の「キルカウント」。32人が全員敵となるバトルロイヤル形式で、制限時間10分の間に1番多いkill数を弾き出したプレーヤーが優勝者となる。もちろん、制限時間内であれば何度でも復活できる。まずはこの本選ルールで、プレス関係者16名参加によるメディア対抗戦が行なわれた。

 マップは建造物の遮蔽物が多い「アーバン」。ほとんど全員が初めて体験するマップのため、メディア対抗戦は稀に見る乱戦となった。一撃必殺のヘッドショットを防ぐためのヘルメットや、突撃銃といった拾えるアイテムを手にしたプレーヤーが有利に事を進めたようだ。最後までアイテムの拾い方がわからなかった筆者は、ハンドガンで右往左往しているうちに次々とヘッドショットで殺された。なんと、31位という自分でも気持ちの良いくらいヘタれた成績でメディア対抗戦を終えた。

タレント勢もけっしてお飾りの参加ではない。どのお笑いコンビからも相方一方が決勝戦に勝ち残った。「Halo」のXbox Liveイベントの常連だけのことはある
 前座も終わりいよいよ予選。予選は第1試合と2試合を行ない、そこで勝ち残った32名が決勝戦に進める。まずはユーザー勢とタレント勢から32名が参加する第1予選が開催された。さすが「Xbox Championship」を勝ち抜いた猛者。FPSのプレイ経験を積んでいるだけあり、10kill、20killは当たり前のハイレベルの対戦シーンが繰り広げられた。

「下がりながら撃とうとしたらしゃがみ状態になった」という苦しい言い訳をする筆者。26位で敗退しました
 予選第2試合はふたたびプレス関係者間の戦い。「俺、6killできれば良いほうかな……」、「あ、じゃあ俺5killで……」という同業者の呟きに挟まれ予選開始。筆者の成績は? もう聞かないでください……。

 プレス代表、ユーザー代表、タレント代表のファイナリスト32名が決まったところで、満を持して決勝大会がスタート。今回はルールの変更が1カ所あり、マップがアーバンから砂漠のステージに移った。移動上の制約は特に無さそうだったが、マップ上の初期アイテムが一新された。

 その新アイテム郡の中でもホバークラフトの使い方が決勝戦の鍵を握った。多くのプレーヤーが決勝戦で初めて遭遇するホバークラフトへの対処がわからず、ホバークラフトは中々落とされないまま高速移動で多くのプレーヤーを蹂躙していった。

近未来の乗り物が登場するのも「パーフェクトダークゼロ」の魅力だ そんな激戦を制したのは、ユーザー代表のキヨシ氏。的確なエイミングテクニック、そしてホバークラフトを上手く運用したのが決め手となった 5位は松崎氏(ファミ通編集部)、4位はPOPO氏(ユーザー)、3位はGRY氏(ユーザー)、準優勝はNEO TOWER氏(ユーザー)。1位から4位をユーザー代表が占めるという結果となった


 「パーフェクトダークゼロ」のマルチプレイの面白さは、熱意あるユーザーたちのハイレベルなプレイのおかげで実に見所のあるものとなった。既存ユーザーへ敬意を払う主催者の姿勢が今後も変わることなく、同様のイベントが数多く開催されることを望みたい。ただ、会場の司会の音響状態がベストとは言えず、お笑いタレントの懸命なボケとツッコミが封殺されたのは悲しかった。次はピンマイクの実装を望みたいところである(笑)。

(c) 2005 Microsoft Corporation. All rights reserved.

□Xboxのホームページ
http://www.xbox.com/ja-JP/
□「Xbox 360 LOUNGE」のページ
http://assets.xbox.com/ja-jp/lounge/
□「パーフェクトダーク ゼロ」スペシャルサイト
http://assets.xbox.com/ja-JP/games/pdz/default.htm
□関連情報
【11月1日】マイクロソフト、Xbox 360を楽しめるカフェ
「Xbox 360 LOUNGE」を青山に期間限定オープン
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20051101/xbox1.htm
「Xbox 360」記事リンク集
http://game.watch.impress.co.jp/docs/backno/news/x360link.htm

(2005年11月24日)

[Reported by 福田柵太郎]



Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c)2005 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.