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全国東宝洋画系劇場
セガの「甲虫王者ムシキング」は低年齢層をターゲットにしたアーケードゲームで、ヒットを記録している。グッズ関係も含めすでに多方面に展開しており、テレビでもアニメーション番組が放送されている。今回劇場公開される新作はテレビアニメとは違い、グレイテストチャンピオンを目指す小学4年生の少年“未来ケント”のストーリーを描く。 今回アフレコに参加した福田沙紀さんの役は、未来ケントのライバルとなる「溝呂木シロー」。ムシキングにおいては勝つことを最優先とする性格で、ネプチューンオオカブトを操り、ブラック博士からダークサイドの力を手に入れ使ってしまう。一方、山口智充さんの役は未来ケントの父親の「未来健太郎」。べらんめぇ口調のチャキチャキの江戸っ子。ケントには厳しいが、愛を持って接しており、最初は「ムシキング」をすることに反対していたが、ケントの熱心さに打たれ、最後は温かく見守り応援するという役所となっている。 アフレコに参加した山口さんは「大阪の人間ですから普段はこのとおり大阪弁ですが、役柄は江戸っ子と言うことでイントネーションから気をつけた」という。「ムシキング」については「僕は全くやったことがない。小学1年生の息子がいるが、息子は幼稚園の頃から熱心にやっている」とか。今回、映画で声をやることになって息子さんは大変喜んだというが、「ゲームには出てこない役なので、息子には『誰それ?』と聞かれた(笑)。早く絵が仕上がってみせてあげたい」と語った。 福田沙紀さんのほうは今回男の子役と言うことで最初は「かなり楽しめました」とコメント。はじめは (自分の小学6年生の) 弟を思い浮かべるなどして、“男の子の声”を作っていたと言うが、監督から「作らなくて良いよ」と言われ、普段の声で演じることにしたという。 福田さんは15歳という事で、生まれたときからすでにゲームがある世代。「弟もお父さんもゲームが好き」というゲーム好きな家庭なようだ。さらにアニメも好きと言うことで、「アニメに関連したゲームなどをやっている」という。声と同時にエンディングテーマも担当する福田さんだが、「若さを前面に押し出して、元気に一番素の自分で歌いました」と語った。 最後に「ムシキング」の魅力について聞かれた山口さんは「僕は本当のカブトムシとクワガタのお尻を叩いて戦わせていた世代。『ムシキング』を見ていると戦わせているシーンなどは迫力があってワクワクする。たぶん作っている人も僕たちの世代と同じで、そうした体験をして参考にしたのだろう。『ムシキング』では、さらにCGでしかできない迫力の映像で、昔本物で体験したような人達にもたまらない」とゲームの魅力を分析し、「映画ではさらにそこから生まれる友情も描いている」とアピールした。
福田さんはゲームの魅力については「最初は小さな子ども達がたくさん並んでいて、どうしてそんなに人気があるのだろうと思っていた。小さな子どもが並んでいる中で、私が並ぶことはできなくて、あまりできなかったけど、今回お仕事と言うことでプレイさせてもらったら、戦いの時の音がとにかく迫力があった。体に響くような音で、リアリティがあってはまりました」と語っていた。
(C)SEGA/ムシキング・ザ・ムービー・プロジェクト 2005
□東宝のホームページ (2005年11月10日) [Reported by 船津稔]
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