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ナムコ、Xbox 360「リッジレーサー6」
ニトロシステム、オンラインバトルなどの詳細を公開

12月10日 発売

価格:7,140円

 株式会社ナムコは、12月10日に発売を予定しているXbox 360用レーシングゲーム「リッジレーサー6」の最新情報を公開した。

 今回で第2報となる「リッジレーサー6」の最新情報。多くのファンが待ち望んだ「オンライン」対戦を中心に「ニトロシステム」、登場マシン、コースなどを紹介していく。

【「オープニングムービー」】
ハイビジョンで描かれた永瀬麗子(左画像)と赤くテールライトをひきながら夜の街を駆け抜けるメルトファイア(右画像)



■ 「オンラインバトル」

 「リッジレーサー6」では、XboxLiveを使うことによってオンライン対戦が可能となる。これによって世界中のプレーヤーとの対戦を楽しむことができるというのも本作の魅力のひとつであると言っても過言ではないだろう。現在も限界まで開発が行なわれているオンラインバトルであるが、同時対戦人数は10人以上にも及ぶという。オンライン対戦として用意されているモードは「ランクマッチ」と「プレーヤーマッチ」の2モード。

 特徴的なのは、いきなり全コースが選択可能であるほか、ボイスチャットに対応していること。また、Xbox Liveの「フレンド」機能にも対応しているので、仲の良いフレンドのみでの対戦を楽しむことができる。

■ 「ランクマッチ」

 単純にレースを楽しむだけでなく、レースの順位に応じて参加者全てに「WRP」と呼ばれるポイントを入手することができる。このポイントは世界で一番速いヤツを見分ける目安として利用できるほか、自分や友達が世界レベルでの速さを知る目安にもなるだろう。

■ 「プレーヤーマッチ」

 「WRP」とは関係なくエキビジョン的感覚でレースを楽しむことができるモード。「ニトロ無制限」や「ニトロなし」など、特殊なルール設定もホストが自由に変更することができる。ライト感覚で世界中のリッジプレーヤーと対戦を楽しみたい人にはオススメのモードだといえる。

【「オンラインバトル」】
オンラインバトルで経験した対戦試合数によってマシンが貰えたり、メインモードの「World Xplorer」をやりこんだ人のみが参加できるレースがあるなど、隠された部分もあるようだ


■ 「グローバルタイムアタック」

 「リッジレーサー」シリーズでは、国内限定でパスワードによるタイムアタックランキングを開催してきたが、Xbox Liveに対応することによって世界統一・世界同時のタイムアタックランキングを実現することが可能となった。Xbox Liveの中には30コース×5マシンクラス=150のランキングが設置されている。叩き出したタイムだけでなく、ゴースト及びリプレイのアップロード/ダウンロードが可能。リプレイは、他のプレーヤーのリプレイをダウンロードすることもできるので、タイムの伸び悩んだときなどには、参考にするという使い道もある。

【「グローバルタイムアタック」】
本体に設置した「国」がそのままランキングに表示されるので、「世界大会」を開催しているのと同じ感覚になる。時差の関係から寝ている間にも記録が更新されるということになる ランキングでは、他のプレーヤーの「ニトロの使い方」を見ることができる。リプレイがなくてもここから走り方を推理することができるのではないだろうか
タイムアタックはコンマ0.1秒を競う白熱したもの。それだけに、ドリフトでチャージしたニトロの使い方が最も重要になるのではないだろうか



■ 「新・ニトロシステム」

 「リッジレーサー6」では、PSP「リッジレーサーズ」で好評を博した「ニトロシステム」をベースに新たなニトロシステムを搭載している。「リッジレーサーズ」で採用されたニトロシステムの概要は、前回で紹介しているのでそちらを参照してもらいたい。そして、「リッジレーサー6」では、シングル(タンク1本分)のニトロだけでなく、「ダブルニトロ」、「トリプルニトロ」を採用している。これにより、2本分、3本分を一気に利用するニトロは、持続時間も最高速度も大きく異なるという。画面エフェクトが派手になっているところにも注目してもらいたい。

 爽快感や見た目だけなく、戦略的にも重要となってくる新・ニトロシステム。ドリフトコーナー手前ちょうどでニトロを終わらせ、アルティメットチャージ(ニトロ直後の高速状態を利用してドリフトを行ない、ニトロをより多くチャージする方法)を決めるためには、ダブルはシングルより手前から、トリプルはさらに手前からニトロを発動させる必要がある。

【「新・ニトロシステム」】
シングルニトロ ダブルニトロ トリプルニトロ
マシンによって3種類のニトロがあり、持続時間やスピードが異なる。また、ニトロのチャージ、アルティメットチャージの特性(チャージ量)もマシンごとに違うという。例えば、通常のドリフトではなかなかチャージされないが、アルティメットチャージの量が極端に多いマシンが存在する



■ 登場マシンの紹介

【新マシン】 WILD GANG (ワイルドギャング) / メーカー名:TERAZZI (テラジ)

 超コンパクトスポーツマシン、WILD GANG。究極のマイクロスポーツというコンセプトのもと製作されたこのマシンに積まれる1,300ccのエンジンは元々レース用に開発されたもの。

 超コンパクトボディながら、抜群の安定性を実現させたのは、超強力衝撃吸収木造軸組構造。TERRAZIの技術力だからこそ実現できた軽く、柔軟で耐久力に優れた、世界初の木製フレームである。

●エンジン方式:直列4 気筒スーパーチャージャー●排気量:1,300cc●駆動方式:RR●全長3,181mm×全幅1,556mm×全高1,266mm●最高速度:220km/h●ドリフトタイプ:マイルド


【新マシン】 STARNOSE (スターノーズ) / メーカー名:TERAZZI (テラジ)

 スポーツドライビングに特化したスーパーライトウエイトマシンSTARNOSE。TERRAZIらしい大胆な外観は無駄なものを全て省いた量産車としては究極のカタチ。

 一切の快適装備を排除し車重を極限まで抑えたことにより、走行性能は恐ろしくシャープ。ドライバーの操作をダイレクトに反映するピュアスポーツマシン。

●エンジン方式:直列4 気筒●排気量:1,600cc●駆動方式:FR●全長3,582mm×全幅1,515mm×全高1,062mm●最高速度:230km/h●ドリフトタイプ:ダイナミック


■ FIERA (フィエラ) / メーカー名:KAMATA (カマタ)

 その扱いやすさで人気のFIERA。運転者の思ったように走る、曲がる、止まるを堅実にこなす素直な乗り味が特徴。

 専用のエアロパーツを装備したF/A限定モデルは、ハンドルにシフトチェンジ用のパ ドルを標準装備したことで話題となった。

●エンジン方式:V 型6 気筒●排気量:2,500cc●駆動方式:FR●全長4,336mm×全幅1,805mm×全高1,269mm●最高速度:223km/h●ドリフトタイプ:スタンダード


■ ABEILLE (アベイユ) / メーカー名:age (アージュ)

 フレンチホットハッチの雄ABEILLEのコンセプトは、戦うコンパクトスポーツ。そのコンセプトが示すとおり、コンパクトにまとまったボディにミッドシップレイアウトのエンジン。

 一見荷物の積めそうなハッチバックのボディには運転席と助手席以外、スポーツチューンドされたエンジンに占有されているというスパルタンな一台。

●エンジン方式:直列4 気筒ターボ●排気量:1,600cc●駆動方式:MR●全長3826mm×全幅1,850mm×全高1,297mm●最高速度:227km/h●ドリフトタイプ:スタンダード


■ PROPHETIE (プロフェシー) / メーカー名:age (アージュ)

 ヨーロピアンスポーツクーペの中でも抜群の人気を誇るPROPHETIE。人気の秘密は美しいスタイリングだけでなく、粘り強く安定した足回りが作る走行安定性にある。

 フェンダー周りの変更を加えられた今回のマイナーチェンジで、空力性能が大幅に向上し、今まで以上の高速安定性を実現している。

●エンジン方式:直列4 気筒ターボ●排気量:1,600cc●駆動方式:FR●全長4,462mm×全幅2,030mm×全高1,243mm●最高速度:222km/h●ドリフトタイプ:マイルド


■ BAYONET (ベイオネット) / メーカー名:DANVER (ダンヴァー)

 次世代アメリカンクーペとして登場したBAYONETの魅力は、ハイテクとパワーの融合。ドライバーのクセを学習し各制御系のコントロールを行なうDFB機構や、路面の状況を的確に判断しドライバーをサポートするGIAシステムを搭載する。

 DANVER自慢のV8エンジンはアメリカンマッスルを彷彿とさせる荒々しいパワーを供給、コンピューターでフルコントロールされているとはいえ、その走行性能はじゃじゃ馬なみ。

●エンジン方式:V 型8 気筒●排気量:3,000cc●駆動方式:FR●全長4,649mm×全幅2,000mm×全高1,155mm●最高速度:225km/h●ドリフトタイプ:ダイナミック



■ コースの紹介

【新コース】 Lakeshore Drive (レイクショアドライブ) / 全長3,376km

 遠く切り立った尾根から昇る朝日。早朝の高原の冷たい空気の中、静かに水面が揺れる大きな湖を一周するようにレイアウトされたショートコースが特徴的な、レイクショアドライブ。

 道幅も広めにとられたシンプルなレイアウトは、どこでドリフトするか? どこで・どのニトロを使うのか? どこでアルティメットチャージを狙っていくのか? ……といった「リッジレーサー6」ならではの戦略性が加わったとき、ぐっと深みを増すことだろう。コース全域を覆う深い緑と、トンネルの先で右手に広がる湖の開放感を楽しむことができる。



【新コース】 Island Circle (アイランドサークル) / 全長4,177km

 全長4キロで市街地と島とを結ぶショートコース、アイランドサークル。

 ビーチから橋をわたって続く島セクションは左右に連続するコーナーとアップダウンが特徴で、マシンのスピードが速くなればなるほど、より繊細なステアリング操作が求められるチャレンジングなコースに変貌する。

 「World Xplorer」のリッジユニバースでも、要所要所に配置され、プレーヤーの挑戦を待っている。複数あるヘアピンコーナーで確実にニトロをチャージしていくこと、特に島セクションの最初のヘアピンをいかにクリアしていくかが、攻略のコツだという。



【新コース】 Airport Lap (エアポートラップ) / 全長5,971km

 夕刻の空港を舞台にレースが展開するエアポートラップ。

 道幅の広いロングストレートとヘアピンで構成されているフラットな滑走路セクションと、ターミナルビルをトンネルで抜けた後に続く高速道路やトンネルで構成された市街地セクションという2つの表情を持っているコース。

 特に滑走路セクションでは、長いストレートのどこでニトロを使い始めるのかが、アルティメットチャージを決める上でのポイント。また、美しい夕陽の景色だけでなく、滑走路上で翼を休めるジャンボジェットや整備ハンガーなど、コダワリの作りこみにも注目してほしい。



【新コース】 Rave City Riverfront (レイブシティリバーフロント) / 全長7,023km

 摩天楼の夜景の中をハイスピードで駆け抜ける、レイブシティリバーフロント。

 その名の通り、レイブシティを流れる川をはさんで繁華街とビジネス街が位置するリバーフロント地区を舞台にしている。高速道路や2本の大きな橋が描く急勾配によってジャンプにつぐジャンプが楽しめる。

 全長7キロの高速ロングコースでは、左右にバンクした連続ヘアピンで一気にニトロをチャージしたり、ニトロ加速を利用して大ジャンプを決め、現在建築中の分岐ルートを狙ったり……といったスリリングで過激な走りが可能。



【新コース】 Seacrest District (シークレストディストリクト) / 全長3,913km

 海沿いのリゾートシティを舞台にしたシークレストディストリクト。

 左手には海、右手にはモダンな街並みが続くホームストレートから高台へとのぼっていくと、白壁の住宅地があり、そこからさらにのぼると石畳の旧道と由緒ある小さな町並みが現れる。

 その古い街並みを切り裂くようにヘアピンを抜ければ、左右に高く崖のそびえる巨大な切通(きりどおし)がレースの緊張感さらに高めてくれるだろう。全長4キロに満たないショートコースだが、道幅も比較的狭いため、常にタイトなレース展開が予想される。



RIDGE RACERTM6 (c) 2005 NAMCO LTD., ALL RIGHTS RESERVED
※画面は開発中のものです。

□ナムコのホームページ
http://www.namco.co.jp/
□ナムコチャンネル
http://www.namco-ch.net/
□製品情報
http://namco-ch.net/ridgeracer6/
□関連情報
【10月7日】シリーズ最新作がXbox 360で登場!!
ナムコ、「リッジレーサー6」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20051007/rr.htm

(2005年10月28日)

[Reported by 志賀康紀]



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