価格：未定

　株式会社キッズステーションは、コミック「学園アリス」をゲーム化したプレイステーション 2用「学園アリス(仮称)」を、2006年春に発売する。価格は未定。

　「学園アリス」は、雑誌「花とゆめ」(白泉社刊)にて連載中の樋口橘さん原作のコミックで、アニメ化もされた人気作品。2004年10月から今年5月にかけて全26話が放映されているが、今年の11月から再放送も決定するなど、今でも高い人気を誇る。PS2版は、この「学園アリス」を原作とするゲームで、おなじみのキャラクタたちが総出演するオリジナルストーリーが展開する。

　ゲームの舞台である「アリス学園」は、「アリス」と呼ばれる超能力のような天賦の才能を持つ者のみが入学を許される特別な学校。貴重な「アリス」を守るために厳重な警備がされており、一般人は存在自体を知らない。アリス学園生は、学園の敷地内で生活することになり、入学後は外部との接触はできず、親でさえもめったに連絡を取れない厳しい環境となっている。

【プロローグ】
タイムトリップの「アリス」を持つ特力クラスの担任教師“のだっち”が未来から帰ってきた。プレーヤーは制御困難な“のだっち”のタイムトリップに巻き込まれて、蜜柑たちのいる現在の「アリス学園」にやってきてしまった。しかもタイムトリップのショックで記憶がない上に帰り方もわからない……。 　アリス学園の制服を着ていることから学園の生徒で、「アリス」はもっているんだろうけど自分の名前やどんな「アリス」なのかもわからない。“のだっち”もこんなことははじめての経験だし、一時的に立ち寄った時空でいつ時代の生徒かもわからない……。 　とりあえず学園に保護され、記憶を取り戻すべく、未来と同じ生活である学園生活を蜜柑たちと送ることに……。

学園には初等部から高等部まであり、広大な敷地を持つ

　プレーヤーは現在の「アリス学園」の一生徒として生活することになる。学園内では、授業やミニゲームなどで“アリス能力”を高めていく中、いろいろなイベントや事件に遭遇していく。

　PS2版のお楽しみとして、恋愛要素が盛り込まれている。蜜柑や蛍などのおなじみのキャラクタと親友になれるのはもちろん、棗や流架と友達以上の関係になることもできるという。さらに、豊富なイベントやエンディングが用意されており、繰り返しプレイすることで、新たなストーリー展開が楽しめる。

　登場キャラクタたちの音声も、アニメ版と同じ声優によるフルボイス仕様となっており、アニメファンにとっても嬉しいところだ。

【主な登場キャラクタ】
今井 蛍 CV:釘宮 理恵10歳、女、AB型。 蜜柑の幼なじみにして大親友。超クールな秀才だが口は悪い	佐倉 蜜柑 CV:植田 佳奈10歳、女、O型。 原作の主人公。超元気っ子。親友の蛍が大好き	日向 棗 CV:朴 ろ美10歳、男、B型。 蜜柑の天敵。親友の流架以外には心を閉ざしており、謎の多い人物
乃木 流架 CV:安田 美和10歳、男、O型。 棗の親友。無口でおとなしい性格	飛田 裕 CV:大浦 冬華11歳、男、A型。 蜜柑のクラスの委員長	正田 スミレ CV:斎藤 千和11歳、女、B型。 蜜柑のクラスメート。自称、棗&流架ファンクラブ会長

【スクリーンショット】
授業選択画面。アリス能力で階級付けされるので、能力を効率的にアップさせることが重要となる	ミニゲームなどをクリアしてキャラクタのアリス能力を上げていく	ショップでは能力をアップするアイテムなどが購入できる

(C) 樋口橘・白泉社 / 「学園アリス」製作委員会　(C) キッズステーション

□キッズステーションのホームページ
http://www.kids-station.com/
□白泉社のホームページ
http://www.hakusensha.co.jp/
□関連情報
【2004年8月20日】キッズステーション、「花とゆめ」連載の人気コミックをゲーム化
GBA「学園アリス ～ドキドキ★不思議たいけん～」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040820/alice.htm

(2005年10月21日)

[Reported by 滝沢修]