スピルバーグ氏は年内にもゲームの共同開発を開始するという。制作するタイトルはオリジナルゲームとされており、同氏が手がけた映画を原作としたものではなく、完全な新作となるようだ。

　EAはこれらのタイトルを、米国のみならず全世界で発売したいとしている。そのほか、詳しいゲーム内容や発売時期、対応プラットフォームについては、まだ制作開始前ということもあり、今後段階的に明らかにしていくとしている。

　スピルバーグ氏はリリース中において、「私自身、何年も前からEAのゲームをプレイしてきた。ニッチな業界としてスタートしたゲームが、エンタテインメント業界の中核を担う規模まで成長する過程を見守ってきた私としては、この分野を知り尽くしているEAに深い尊敬の念を抱いている。プロジェクトの始動をとても楽しみにしている」と語っている。

　またElectronic Arts会長兼CEOのラリー・プロブスト氏もコメントを発表し、「ストーリーの語り手として、スピルバーグ氏の右に出るものはいない。映画ファンを魅了する天性の才能に加え、ゲームの本質も理解されており、ゲームファンを魅力的なキャラクタたちの世界へと引き込んでくれるだろう」と期待を寄せている。

□エレクトロニック・アーツのホームページ
http://www.japan.ea.com/
□ニュースリリース(英語)
http://www.eagames.com/redesign/editorial.jsp?src=spielberg_101405

(2005年10月17日)

[Reported by 石田賀津男]