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トイザらス、「トイザらス カーニバル in としまえん」開催
年末にかけて発売予定の新作を無料で体験!

10月8日~10日 開催

会場:としまえん

入場料:無料

ゲームソフトの出展は屋内館にて実施。雨の心配はないので安心
 日本トイザらス株式会社は、東京都練馬区のとしまえん遊園地にて、「トイザらス カーニバル in としまえん」を開催した。会期は10月8日から10日までの3日間。会期中は無料で入園できる。

 このイベントには、ゲームメーカーや玩具メーカー各社が協賛し、最新のゲームソフトや玩具が出展されている。イベント初日の8日は、ときおり小雨がぱらつくあいにくの天気となり、屋外で出展していたメーカーには少々辛い出だしとなってしまった。

 ゲームソフト関連はほぼすべてが屋内館で出展されており、雨の影響もさほどではなく順調な様子。主に年末商戦向けの新作タイトルが多数並べられた。正午過ぎから徐々に混雑してきたが、それでも試遊台に行列ができるほどではなくどのタイトルもほとんど待たずにプレイできた。

 また子供向けのイベントということで、いくつかのゲーム大会が実施されている。またキャラクタのぬいぐるみが各社のブースに登場し、人気を集めていた。ちなみに屋内館は空調がうまく機能していないのか、やや熱気がこもっていた。もし明日以降に会場を訪れようという際には、すぐに脱げるような上着を羽織っていくようオススメしておきたい。



■ 任天堂

 今回、最大のスペースを確保して出展した任天堂は、ニンテンドーDSの新作タイトルを中心に計7タイトルを出展。特にDS用レースゲーム「マリオカートDS」と、コミュニケーションゲーム「おいでよ どうぶつの森」は、国内では一般初公開となる。いずれも会場で通信プレイを体験できるので、興味がある人はその辺りも注意してプレイするといいだろう。

 また今回、サードパーティのDSタイトルを、任天堂ブース内で多数出展している。バランス的には自社とサードパーティで半々といった具合で、昨年は自社でブースを出展していたセガやスクウェア・エニックスも、今回は自社ブースを出さず、任天堂ブースで参加している。

 ブース内では、DSダウンロードサービスによるソフトの配信も行われており、「ポケモントローゼ」、「スライムもりもりドラゴンクエスト2 大戦車としっぽ団」(スクウェア・エニックス)、「ソニック ラッシュ」(セガ)の3タイトルがダウンロードできる。ただし、配信時間が1時間ごとに区切られているので注意。

今回が一般初公開となる「マリオカートDS」(12月8日発売予定)。最大8人の通信対戦が可能で、会場では4人での通信対戦プレイを体験できる こちらも一般初公開の「おいでよ どうぶつの森」(11月23日発売予定)。会場内で2台の通信プレイが可能 発売が迫った「ポケモントローゼ」(10月20日発売予定)は、4台の試遊台を設置
「ポケモントローゼ」と同日発売の「スーパープリンセスピーチ」(10月20日発売)の試遊台は3台 任天堂タイトルとして発売される「とっとこハム太郎 ナゾナゾQ 雲の上の?城」(11月23日発売予定)はやはり女の子に人気 任天堂タイトルとして出展された唯一のGC作品「マリオパーティ7」。1個のコントローラを2人で使い、最大8人での対戦が可能
子供向けばかりかと思いきや、頭脳トレーニング系ソフトもずらりと出展。カジュアルゲーム集の「だれでもアソビ大全」(11月3日発売予定)も最大4人で対戦可能 トミーのGC用格闘ゲーム「NARUTO -ナルト- 激闘忍者大戦4」(2005年冬発売予定)は会場で4人対戦が可能。小学生の男の子たちが5,6人でやってきて入れ替わりにプレイしていた サードパーティのDSタイトルも出展。手前から「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」(エレクトロニック・アーツ、11月26日発売予定)、「ビューティフル ジョー スクラッチ!」(カプコン、11月2日発売予定)、「ドラゴンボールZ 舞空烈戦」(バンダイ、2005年末発売予定)
セガは、DS用「甲虫王者ムシキング グレイテストチャンピオンへの道DS」(12月8日発売予定)を6台、「ソニック ラッシュ」(11月23日発売予定)と「ぷよぷよフィーバー2(チュー!)」(12月24日発売予定)を各3台出展。いずれもプレイすると特製グッズがもらえる
スクウェア・エニックスはDS用「スライムもりもりドラゴンクエスト2 大戦車としっぽ団」を出展。10台の試遊台のほか、DSダウンロードサービスでミニゲームを配信し、スコアアタック大会を実施している 任天堂ブース内で実施されるDSダウンロードサービス。配信時間が1時間ごとに区切られているので、プレイしたいタイトルが配信されていないときはほかの試遊台を回ろう 任天堂ブースのタイトルを試遊すると、コインがもらえる。3枚のコインを集めると、DS本体やグッズなどが当たる抽選会に参加できる



■ ソニー・コンピュータエンタテインメント

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEJ)ブースでは、自社の4タイトルをプレイアブルで出展。特にプレイステーション 2用アクション「ラチェット&クランク4th ギリギリ銀河のギガバトル」を大きく展開し、計11台の試遊台を設置した。

 またブース内には、PSPのダウンロードコンテンツを配信する「PlayStation Spot」を設置。「ピポサルアカデミ~ア2」、「LOCOROCO」、「ロックマンロックマン」(カプコン)、「ポータブル・リゾート」(ナムコ)の4タイトルを配信。ダウンロードサービスを利用するための、システムソフトウェア バージョン2.00へのアップデートサービスも平行して行われている。

 このほかブース端にあるスクリーンでは、PS2用「ローグギャラクシー」などの映像が流されている。

SCEJブースの一押しは、PS2用「ラチェット&クランク4th ギリギリ銀河のギガバトル」(11月23日発売予定)。計11台の試遊台を設置していたが、ほぼ全て埋まっていた PSP用の新作「ピポサルアカデミ~ア2」(12月15日発売予定)は、通常の試遊台のほかに「畳二畳対戦」と名づけられた専用スペースで、スタッフとの対戦プレイが可能。本体の間の仕切り紙がユニーク
大地を傾けて「ロコロコ」を転がすアクションゲーム「LocoRoco」(2006年発売予定)も試遊台が登場 PlayStation Spotも設置され、いつでも4タイトルをダウンロードプレイできる。アップデートもその場で可能 ステージイベントでは、ラチェットとピポサルが登場。ふたりが並ぶと、絵的にものすごいギャップが……



■ コナミ

 コナミブースは屋内の出展だけでなく、屋外にもトレーラーをつけて特設ステージを展開。同社で屋外といえば、発売中のGBA用「新・ボクらの太陽 ~逆襲のサバタ~」だが、ほかにもDS用「パワプロクンポケット8」も出展していた。

 屋内では、ゲームボーイアドバンスやDSの新作の試遊台を設置したほか、テレビに直接つないで遊べるソフト一体型のゲーム機を数種出展。「PLAY-POEMS」シリーズの体感ゲームのほか、音楽ゲーム「マリンバ天国」などもプレイアブルで出展されていた。

屋外に置かれたDS用「パワプロクンポケット8」(12月1日発売予定)のほか、屋内では「アイアンフェザー」(12月15日発売予定)、「TAO ~魔物の塔と魔法の卵~」(今冬発売予定)、「コロッケ! DS 天空の勇者たち」(11月24日発売予定)の3タイトルをプレイアブルで出展 「PLAY-POEMS」の「熱血パワプロチャンプ」や、音楽ゲームの「マリンバ天国」など、ソフト一体型ゲーム機を計4タイトル出展。いずれも発売中だが、子供たちからはDSの新作よりも注目を集めていた



■ バンダイ

 バンダイは任天堂ブースに出展しているDSタイトルのほかにも、自社ブースでDS用、PS2用の新作タイトルを出展。試遊台の数は各タイトル1~2台と少な目だが、タイトル数は計5タイトルとなかなかの数をそろえており、多くの子供たちが集まっていた。

 またバンダイも、「ドラゴンボールZ バトル体感 かめはめ波 ~おめぇとフュージョン~」など、ソフト一体型のゲーム機を出展。またアーケード用カードゲーム「データカードダス ドラゴンボールZ」の新バージョンも出展されていた。

DS用「ふたりはプリキュア MaxHeart ~DANZEN! DSでプリキュア 力を合わせて大バトル!!~」(12月1日発売予定)を出展。発売中のDS用「たまごっちのプチプチおみせっち」と合わせて女の子の人気が高かった PS2用ソフトの新作では、「仮面ライダー響鬼」(写真左、12月発売予定)、「ケロロ軍曹 メロメロバトルロイヤルZ」(写真右、11月17日発売予定)の2本が登場
ソフト一体型ゲーム機「ドラゴンボールZ バトル体感 かめはめ波 ~おめぇとフュージョン~」は、手の動きをトレースする体感ゲーム。必殺技の「かめはめ波」を撃ったり、敵のエネルギー弾を両手でガードして戦う AC用カードゲーム「データカードダス ドラゴンボールZ」の第5弾カードバージョン。こちらは1プレイ100円の有料プレイとなるが、カードは通常どおり払い出される

【その他の出展社】
セガトイズのブース前には、AC用カードゲーム「甲虫王者ムシキング」と、「オシャレ魔女 ラブandベリー」の筐体が置かれていた。明らかに行列ができていたのは、ゲームタイトルではここだけ エポック社はソフト一体型の体感ゲーム「東京フレンドパークIIスペシャル」(発売中)を出展



 各出展社の担当から話を聞いていると、以前よりもゲームの出展が増えていると感じているようだ。今回のイベントを見る限り、DSタイトルが多数出展されただけでなく、ソフト一体型のゲーム機も増えてきている。最近のゲーム機は高性能化が進んでいるが、子供向けのゲームは性能よりも、安価でシンプルに楽しめるもの提供しようという姿勢の表れといえるだろう。

 また、子供向けのアーケード用カードゲーム市場も新ジャンルとしてさらに拡大している。今回のイベントでもっとも人が集まっていたのは、新作ソフトではなく、先駆者的存在の「甲虫王者ムシキング」(セガ)だった。他社もこれに追従する動きを見せており、結果的にゲームが幅を利かせることになっているのだろう。

 逆に玩具では、なかなか新しいジャンルの開拓が進んでいないようで、ゲームの拡大に反比例して規模が縮小気味に見えるという声も聞こえる。今後、子供向けの玩具業界がどういった方向に流れていくのか。このイベントはその指針として、意外に重要な役割を果たしているのかもしれない。

□トイザらスのホームページ
http://www.toysrus.co.jp/truj/store/
□「トイザらス カーニバル in としまえん」のページ
http://www.toysrus.co.jp/truj/store/event/carnival2005/
□関連情報
【8月24日】トイザらス、最新ゲームが並ぶ
「トイザらス カーニバル in としまえん」今年も開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050824/toysrus.htm

(2005年10月8日)

[Reported by 石田賀津男]



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