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・PS2「THE MATRIX: PATH OF NEO」
本作の最大の見どころは、映画3部作のストーリーを最初から最後まで網羅。しかも、ゲームオリジナルのストーリーも用意されており、プレーヤーのアクションの結果次第でストーリーが変化していく。また、アクションの合間には、映画の映像を独自に編集したムービーが流れるという。ファンにはたまらない作品となっている。 試遊台では序盤のミッションをプレイできた。映画「マトリックス」というと派手なアクションシーンのイメージが強いが、原作同様に序盤はスニークアクションに近い感じだ。壁に身を寄せ、敵が移動した隙にすばやく突破するといった、細かいミッションが次々と出され、それをこなしていくうちにストーリーが進んでいく。また、状況によっては反撃を試みることもできたので、クライマックスに近づくにつれて、映画のような華麗なアクションを決めるシーンが出てくるのだろう。
発売は11月17日の予定。価格は7,140円。
THE MATRIX: PATH OF NEO software (C) 2005 Atari, Inc. All Rights Reserved. All trademarks are the property of their respective owners. Manufactured and marketed by Atari Japan. (C) 2005 Shiny Entertainment. All rights reserved. Shiny Entertainment is a wholly-owned divisions of Atari, Inc WBIE LOGO: TM & (C) Warner Bros. Entertainment Inc. ・Xbox 360「TEST DRIVE」
何車種も用意された車はもちろん、カスタマイズ用のパーツなども豊富に用意されており、自分だけの車にカスタマイズ可能。、オンラインプレイにも対応しており、道路上ですれ違うだけでなく、他のプレーヤーと自慢の車を見せ合ったり、また、見かけたほかのプレーヤーに、“ここからあの丘の上まで競走しよう”とレースを挑むなど、車を使っていろいろな遊び方が生まれるだろう。
試遊台で実際に普通のコントローラでプレイしてみた限りでは、挙動がややクイックで、道なりに走るのも一苦労だった。このあたりは慣れの問題もあるだろうが、やはりハンドルコントローラでのプレイが望ましいところ。
Test Drive Unlimited (C) 2005 Atari, Inc. All Rights Reserved. Created and Developed by EDEN GAMES, an Atari Studio. All trademarks and logos are property of their respective owners. Manufactured and marketed by Atari Japan. ・ PS2「FAHRENHEIT」
試遊台でプレイできた、冒頭の部分では、まず主人公の目の前に刺殺体があり、たった今、自分が殺してしまったことに気付く。場所はとあるバーのトイレで、バーの客の中には警察官もあるという状況からゲームがスタートする。ここですることは、警察官に捕まることなく、無事にバーから脱出するために、死体を個室に隠し、床や自分の体に付いた血痕を洗い流すことなどをしていく。しばらくすると、画面が2分割され、片側の画面ではバーで飲んでいた警察官がトイレへとやってくる姿が表示されるというように、アクションでありながら、ドラマ風の演出が緊迫感を煽り立ててくれる。 サイコサスペンスが好きな人なら、プレイしてみる価値はあると思うのだが、今回、試遊台に出展されていたのは、まだ日本語化が間に合わず、英語音声に英語字幕というバージョン。さらにゲームの説明も不足していたためか、体験プレイをしている人の首をかしげる姿をたびたび見かけたのが、やや残念だった。
開発はQuantic Dreams。発売は12月の予定。
FAHRENHEIT (C) Quantic Dream 2002-2005 All Rights Reserved. ・PS2「Getting Up: Contents Under Pressure」 “グラフィティカルチャー”、日本語で言うと“落書き”をテーマにしたアクションゲーム。プレーヤーは主人公「トレーン」として、11の異なる都市を舞台に、ミッションで指定された場所およびオブジェクトに落書きを描いていく。ミッションは全部で20種類用意されており、そのターゲットには電車などの移動するものも登場する。 “落書き”は当然のことながら禁止されており、それを防ごうとする人々や、さらにはグラフィティアーティストのライバルも登場し、トレーンの妨害をしてくる。難易度が高くなるにつれ、ビルの上や電車などもターゲットして指定され、すべてのミッションを成功したあかつきには、すべてのグラフィティアーティストたちから称賛をあびる「All City King」と呼ばれるようになる。
開発はTHE COLLECTIVE。発売は2006年初頭。
(C) 2005 Atari, Inc. All Rights Reserved. (C) 2005 Ecko Unltd, Inc. All other trademarks are the property of their respective owners. Manufactured and marketed by Atari Japan.
■ ハムスター
モニターでのPS2実機による試遊台と一緒に、昔なつかしのテーブル筐体を設置していた。ゲームそのものは、“懐かしいと思える世代”すなわち30歳代が中心かと思っていたのだが、試遊台で熱心にプレイしていたのは、ほとんどが小学生から中学生くらいの子供たち。ちょっと意外に感じられたが、シンプルなゲーム性が子供たちには逆に新鮮に感じられたのかもしれない。
一方テーブル筐体は、やはり30歳以上の世代が足を止めて懐かしそうに見ている姿が印象的だった。しかし、同社のスタッフに話を伺ったところ、子供たちにとっても、テーブル筐体は初めてで、好奇心あふれる眼差しで見ている子供たちも多かったという。ちなみにこの筐体は専門の業者から借りてきたとのこと。
(C)G-mode (C)2005 G-mode/HAMSTER Co.
(C)1985 2005 KONAMI (C)2005 HAMSTER Co.
(C)1985 Nihon Bussan Co.,Ltd. (C)2005 HAMSTER Co.
(C)2005 HAMSTER Co. (C)VIDEO SYSTEM 1989
■ UBISOFT
主人公ジャックを操作するステージとキング・コングを操るステージが登場する。キング・コングでは、エサを捕ったり、獰猛な敵の攻撃から身を守るために反撃するといった、さまざまな動作をシンプルな操作で実現している。コントローラ操作をするたびに、状況に応じてキング・コングの挙動が変化して、軽快なアクションが楽しめた。一方、ジャックでは、銃を手に敵と戦うアクションで、それぞれがタイプの違うアクションがおもしろかった。また、ブースには展示されていなかったが、ニンテンドーDS版も開発中で、こちらはタッチペンを生かし、PS2とはまったく違う作品になるという。 もう1つは映像のみだったが、Xbox 360用「トム・クランシーシリーズ ゴースト・リコン アドバンス ウォーファイター」を出展。Xbox 360のハイスペックを生かした砂煙の描写や遠景の空気感などが、かなりリアルに再現されていた。
PS2版とXbox版が10月13日に発売される「プリンス・オブ・ペルシャ ケンシノココロ」は、PS2版の試遊台が設置されていた。本作の原題は「Prince of Persia Warrior Within」で、その日本語版となる。魅力の1つでもある主人公・プリンスの多彩なアクションだが、今作でも60種類以上を用意しているという。試遊台でプレイしたり、他の人のプレイを見た限りでも、いろいろなアクションが見られた。発売日は10月13日で、価格は7,140円。
■ アクワイア
特に目を引くのは日本人だけではなく、外国から来たというファンが体験プレイの列に並んだり、ブースの前で記念撮影していく姿がたびたび見かけられるなど、「天誅」シリーズなどで海外にもファンの多いメーカーであることが感じられた。
ゲームの方は、もうほとんど完成しているとのことで、試遊台に使われているのも、ほぼ完成バージョンと変わらないくらいという。試しにプレイしてみたところ、忍者らしく、人目を盗んで忍び込むなど、とにかく慎重なプレイが要求されるが、ときには力技も有効で、ミッションを達成する手段は1つではなかった。自分なりの攻略法を考えるのが楽しそうな作品といえるだろう。
■ クライマックス こちらも開発メーカーであるクライマックスでは、PSP用「己(オレ)のダンジョン」と「ランドストーカー」の2タイトルが公開された。ただし、現段階ではプレイアブルではなく、ゲームシステムの説明パネルと、プロモーションムービーが放映されていた。ところが、このプロモーションムービーは大変愉快な内容で、同社の代表取締役社長の内藤寛氏をはじめ、本物の社員たちが出演して、会議室で内藤氏が新作を発表するシーンなどを再現(?)していた。さらに、「ランドストーカー」を一緒に開発していたという、株式会社マトリックスの大堀康祐氏と内藤氏のトークを挟みながら、この2タイトルが紹介されていた。なお、このムービーについては、後日公開予定ということなので、気になった人はチェックしてみていただきたい。 「己のダンジョン」は、さまざまな種類のマテリアルを集めて、自分だけのオリジナルダンジョンを育成していく作品。特殊な盤面にマテリアルを置いていくことでダンジョンが生成されるが、その置き方にもいろいろ法則があり、組み合わせ次第では、単なるザコキャラが、強力なボスモンスターになったりするようだ。PVの中で、内藤氏が長年温めてきた企画と言っていたことからも、ほかにもユニークなゲームシステムを取り入れていることは想像に難くない。
もう1つのタイトル「ランドストーカー」は、13年前にメガドライブ用として発売された同名のアクションRPG。同作の箱庭感や温かみのあるグラフィックは継承しつつ、フル3Dグラフィックスで復活する。まだ開発中ということで、あまり情報は明らかになっていなかったのだが、メガドライブ版にはまった人は発売が待ち遠しいことだろう。
□東京ゲームショウ2005のページ http://tgs.cesa.or.jp/ (2005年9月18日) [Reported by 滝沢修]
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