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東京ゲームショウ2005閉幕
176,056人、過去最高で幕を閉じる

9月16日~18日 開催(16日はビジネスデイ)

会場:幕張メッセ

入場料:1,200円(前売1,000円)
     小学生以下無料


 社団法人コンピュータエンターテインメント協会 (CESA) 主催によるゲームイベント「東京ゲームショウ2005」が3日間の会期を終え終了した。“次世代機戦争”といった話題がテレビや新聞をにぎわしたこともあってか、終わってみれば176,056人と過去最高を記録した。2004年の入場者数は160,096人であるため約15,000人強の入場者数が増えたことになる。

 初日のビジネスデーの入場者数は36,068人でほぼ横ばい。2日目は67,791人 (KIDコーナー 8,233人)。3日目は72,197人 (KIDコーナー 8,233人)。連休であったこと、好天に恵まれたことなどの理由も挙げられるが一般日の入場者数が軒並み上がっている点が大きいだろう。

 前述の通り、やはり直接的な要因としてはXbox 360がプレイアブルで出展され、プレイステーション 3の映像が初めて一般に公開されたという、“次世代機”と言う言葉が牽引役となったことは明らかだろう。Xbox 360は前日に発売日も発表し、まさに直前のタイミングとなり、大きなアピールの場となった。試遊台にはXbox 360が見えるように置かれていることもあり認知度もずいぶんと高まったことだろう。

 一方、プレイステーション 3に関して言えばブースの紹介記事でも書いたとおり映像出展に終始した点は残念だ。しかし、「METAL GEAR SOLID 4 (仮)」のプレイステーション 3の実機映像はまさに衝撃的で、コナミブースでも上映されていたため、多くの人が目にしたことだろう。

 ビジネスデーに限って言えば、国外からの報道陣や来場者がとにかく多かった点が挙げられる。それだけ日本のゲーム業界の注目度が大きいわけだが、今年は特にその点を強く感じた。2日目以降に関して言えば、比較的これまでよりも年齢層の広がりと、女性のユーザーの増加を感じた。あくまでも体感程度だが、徐々にではあるが市場が広がりを見せるように進んでいれば業界にとって幸いなことだろう。

 個人的な感想を言えば、SCEJブースにおいてもプレイステーション 3に目がいきがちではあるが、PS2やPSPといった現行機種が円熟期に入り、優れたソフトが数多く出展され、きちんとそういったソフトに行列ができているという点に注目したい。業界全体が次世代機にシフトするのは当然のことだが、面白いソフトは足下にたくさん眠っている。そういったソフトにきちんとユーザーが目を向けることができる環境に、業界全体がこれからも進んでいくべきだろう。

 今年は「大幅な来場者の増加」という成功で幕を閉じた東京ゲームショウだが、本当の課題は、“次世代機発売後”の来年にあるのかもしれない。

NTTブース横から右手にコナミ、正面にセガのステージ、セガとコナミの間から見えるのはマイクロソフトのXboxブースとなっている。やはり今回人を集めたのは良くも悪くも“次世代機”のネームバリューと期待感だろう 手前がXboxブース。そして通路奥はSCEJブース。次世代機対決を繰り広げている両者が面と向かってブースを並べているのは、ファンにとっては面白い構図だ そのSCEJブース。とにかく巨大。その中でもプレイステーション 3のシアターはかなりの大きさで、一般劇場並だった


□コンピュータエンターテインメント協会のホームページ
http://www.cesa.or.jp/
□「東京ゲームショウ2005」のページ
http://tgs.cesa.or.jp/
□関連情報
【9月18日】東京ゲームショウ2005 記事リンク集
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050918/tgslink.htm

(2005年9月18日)

[Reported by 船津稔]



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