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会場:幕張メッセ
代わりにブースの周りにもイベントスペースを用意し、ブース内で2カ所同時にイベントを行なうといったアピール方法をとっていた。多くのタイトルを抱え、コンシューマと違いすべてのタイトルが「現役」であるオンラインゲームパブリッシャーのイベント運営の難しさ、というものも感じさせられた。 とはいえ、タイトルを目的にブースを訪れたファンの満足度は高いだろう。各タイトルは次のアップデートの内容を体験できるように特別バージョンが用意され、試遊台にはそれぞれスタッフが配置されユーザーを補助する。また新要素を簡単に説明してある資料まで配置されており、ユーザーは気軽に新要素を体験できる。 その中でも特にTGSならではの体験が楽しめたのが、 「エミルクロニクルオンライン」(以下、ECO)だ。TGS特別バージョンのマップ次回アップデートで追加される北の国ノーザンを意識した特別マップを用意、新モンスターやボスモンスターが体験でき、さらに様々な職業のキャラクタの姿を楽しむことができる。 また、試遊台以外にも「かんたん・たのしい・やさしいECOツアーズ」という体験イベントを開催。制作担当の岩田容賢氏と宣伝担当の小島幸博氏が解説をしながら、タイムアタックによるダンジョン走破や、憑依システムの体験、さらにPvPといった「ECO」の基礎から新要素が体験できた。このイベントで使われたマップもまたTGSオリジナル。イベントのためにこれだけオリジナル要素を用意できるのも、国内タイトルならではの開発との関係の密度を感じさせられた。 ユーザーがひっきりなしに列を作っていたのは「ラグナロクオンライン」(以下、「RO」)コーナー。アルデバラン・ターボトラックという障害物競走のような、各プレーヤーが走破するスピードを競う独特のダンジョンを先行体験できた。また試遊台のマウスは「ポリンマウス」が設置されており、ファンはゲームと共に、マウスの感触も楽しんでいた。
本稿では「RO」と「ECO」のアップデートを掲載、「ヨーグルティング」、「TANTRA」、「A3」のアップデート情報は後に紹介したい。
■ 「RO」、蒸気機関や飛行船が登場する「エピソード5.0」は10月18日実装 「RO」では「The Republic of Schwarzwald~シュバルツバルド共和国~」と名付けられた、エピソード5.0が10月18日に実装される。このシュバルツバルド共和国に関しては、アルデバランや、ジュノーといった都市が登場していたが、今回「鋼鉄の都市アインブロック」という都市が追加となる。
この都市のキーワードは古代文明である“蒸気機関”、さらにこの機関に使われる燃料も重要な意味を持つという。新しい都市や坑道などの新マップの他、プレーヤー達がキャラクタを競争させるという新しい対人戦要素をもたらす「アルデバランターボトラック」新しい長編クエスト、さらに新規カードなどシステムのアップデートも行なわれる。
さらに通常マップでPvPができる、いわゆるPKが可能な「Urdrワールド」が11月にオープンする。このワールドでは街の中と周辺をのぞいたほとんどの場所で対人戦が可能になる。
■ 「ECO」新世界「ノーザン」と新要素を10月中に実装、上位職の姿も明らかに 首都であるアクロポリスシティーを中心に周囲へ広がる「ECO」の世界。今回、秘密に閉ざされていた北の国「ノーザン」がその姿を現わす。それとともに今まで0とナンバリングされていた「ECO」のストーリーラインが、「SAGA1 白き大地と無限の回廊」へと進行する。
他にも他の生物に寄生するプレーヤーにとってペットのような存在になりそうな「背負い魔」、新しいスキル、ギルド要素、メール機能が追加され、さらにステータスバランスの調整に伴うリセットと、スキルの調整とリセットが行なわれる。これらの新要素の追加、バランス調整は10月中に行なわれる。
さらに今後のアップデート予定として、上位職、新ダンジョン、さらにノーザンに続く他国のマップの追加も予定されていることがアナウンスされた。これらは現在開発中である。
□ガンホー・オンライン・エンターテイメントのホームページ (2005年9月17日) [Reported by 勝田哲也]
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