【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】

東京ゲームショウ2005

元気ステージイベントレポート
65,535体を斬りまくる「戦神-いくさがみ-」をイベントなどでアピール

9月16日~18日 開催予定(16日はビジネスデイ)

会場:幕張メッセ

入場料:1,200円(前売1,000円)
     小学生以下無料


 元気のブースでは通路側に向かってブース上に大きなスクリーンを2機設置。新作タイトルの映像出展を行なっている。逆にプレイアブル出展は、完全に「戦神-いくさがみ-」に絞り込んでいる。それ故、「戦神-いくさがみ-」の出展には力が入っている。中央のステージを挟み、両側に5台ずつの試遊台を設置、計10台で対応しているが、常にかなりの行列ができあがっている。1時間程度の行列はざらなので、PSPやDSをお持ちの方はデモ版をどこかでダウンロードしてじっくり待つことをオススメする。

 では、そこまで待ってプレイする価値があるのかというと、もちろんこのゲームのたぐいまれな爽快感を体感できると言うこともあるが、ゲームをプレイ後に体験版をプレゼントしてくれる。体験版は実は東京ゲームショウバージョンと言われているもので、制限時間内にどれだけ敵を倒すことができるかというスコアアタックが可能なバージョンとなっている。元気はこの体験版を使い、今後ゲーム大会を実施する予定でいるので、ぜひともこの体験版をゲットして欲しい。

 さて、「戦神-いくさがみ-」は史実を舞台にしながらもその裏側を描く架空の物語。プレーヤーは犬神となり、現行機では最高と思われる、登場数なんと65,535体と言う驚異的な敵を前にして、斬って斬って斬り進めていくという、壮絶なアクションゲーム。とにかくフィールド上に敵のいないところはないぐらいで、フィールド中がずっと満員電車の寿司詰め状態と考えてもらってもいいだろう。もちろんそれだけ敵がいれば、ちょこっと剣を振るっただけで10匹や20匹は敵を倒すことができるわけで、それが比類ない爽快感に繋がっていると言える。

 しかしゲームはそれだけでは終わらない。このゲームは連打で単純に倒していくだけでも面白いが、そうするとスコアは上がらないし、徐々に厳しくなっていく。ではどうすればいいか? 連続攻撃でコンボをつなげていくと、必殺技を使ったときに攻撃範囲が広がり、より多くの敵にダメージを与えることになる。威力が上がれば必殺技を使うとクレーターができあがるかと思われるほどのド派手さで周囲の敵を吹っ飛ばすことができる。ここまでできると一気に1,000体くらいは吹っ飛ばせるので、その楽しさは格別だ。

 ではどうすればコンボをつなげることができるのか? それは技をキャンセルするところにヒントがある。つまり攻撃ボタンを連打し続けるとモーションが確定してしまい、攻撃が中断、4連打にまで対応しない。ここでキャンセルをうまく使うことでコンボをつなげ、どんどんと進めてコンボをため込んでいき、必殺技につなげていくわけだ。ここが戦略性に繋がっていくわけで、ゲームを長く楽しめる要素とも言える。

 元気としてはかなり力の入っている作品で、それはこの東京ゲームショウへの力のいれ具合でもわかる。来場者の行列の出来具合を見ていると、同社としては手応えを掴んだのではないだろうか。ちなみに配られる体験版はかなりの数が用意されているとのことで、プレイしたけどもらえないと言うことはまず無いので、安心して、存分に行列を作っていただきたい。


 さて、イベントステージでは17日にしか行なわれないステージとして多くのファンが詰めかけたのが「戦神-いくさがみ-」のエンディング曲「Calling」のお披露目ステージだ。歌うのは米倉千尋さん。ステージにはこの曲の作曲を担当した都音の若井望氏が来場。米倉さんは作詞も担当しており、「人生で最速のレコーディングで、作詞は1日で終えた」とかなりたいとなスケジュールだったにもかかわらず、壮大な中にも癒しを感じさせる曲に仕上がったようだ。

 米倉さんはゲームについて「不満があっても現実社会で殴ったりすることは不可能。街でそんなことをしないためにも、このゲームで鬱憤を晴らして欲しい」とアピール。爽快感を強調した。米倉さん自身はまだまだ初心者で「2,000体くらいしか倒せないが、がんばって3,000体くらいは倒せるようになりたい」と続けた。都音の若井氏は「操作が見たこと無いくらい簡単。迫力と爽快感にあふれている」と絶賛。ちなみに成績は6,000体くらいだという。

 16日に完成したばかりだという初お披露目となるオープニングのアニメーションをバックに米倉さんは熱唱。大きな拍手に包まれた。最後に米倉さんは「エンディングテーマと言うことで、がんばってクリアし手渡しの曲を聴いてください」とファンに語りかけていた。

中央のステージを挟んで「戦神-いくさがみ-」の試遊台を両側に5台ずつ、計10台並べてアピール。遊んだあとは体験版をもらえることもあって、待ち行列がかなり長くできあがった 「戦神-いくさがみ-」のエンディング曲「Calling」を歌う米倉千尋さんのミニライブが行なわれた。「Calling」の作詞も米倉さんが担当。なんと1日で書き上げたとか 「Calling」の音楽は都音が担当している。ステージには急遽、若井望氏が来場した


 ステージではこのほかに山崎真美ちゃんのトークショウも行なわれた。山崎真美ちゃんは何度かステージに上がっているが、そのイベント間の休憩時間にゲームをプレイ。スタッフにコツを教えてもらうことで、最初は3,000体しか倒せなかったのが、めきめきと上達し、5,000体くらい倒せるまでになったという。

 こちらのイベントでは参加者の中から3名を山崎真美ちゃんが選出。ゲームをプレイしてもらいハイスコア順に豪華なプレゼントが贈られるというもの。このイベントは18日も行なわれる。

 前述の通り山崎真美ちゃんは5,000体にまでスコアが到達するに至ったのだが、初めてプレイするという来場者があっさりと5,000体をクリア。これには山崎真美ちゃんもビックリして思わずお国言葉でしゃべってしまうほど。このハイレベルな戦いに勝利したのは、もう少しで1万体に手が届くというスコアをたたき出したファンで、アッと言う間にコツを掴みどんどんとスコアを上げていった。

 ファンにはサイン入りグッズなどが送られ、写真撮影会が行なわれて終了した。

山崎真美ちゃんのトークショウも行なわれた。はじめのプレイでは3,000体くらいしか倒せなかったが、スタッフからコツを教えてもらうことで何とか5,000体にまで増やすことができたという……しかしその数も来場者にあっさりとクリアされてしまう 会場から3名のチャレンジャーを山崎真美ちゃんが選出。「戦神-いくさがみ-」をプレイして勝った順に豪華賞品をプレゼント



「必殺裏稼業」の主題歌「風の命鈴 (すず)」を歌った真帆花ゆりさん。当然のことながら東京ゲームショウでは初めて。とまどいもあったようだが、最後まで歌いきった
 このほかのステージイベントとしては、「必殺裏稼業」の主題歌「風の命鈴 (すず)」を歌った真帆花ゆりさんのミニリサイタルが行なわれた。こちらのリサイタルも3日目も行なわれる。「必殺裏稼業」は映像出展のみだが、発売日が近いこともあって注目を集めている。主題歌はもちろん和物と言うことで演歌。東京ゲームショウで演歌が鳴り響くのは少し不思議な光景だったが、それがまたいい雰囲気を演出。真帆花ゆりさん自身も初めての体験……ちなみにこの曲は今回のリサイタルが初のお披露目……で、とまどいがあったようだが、落ち着いて歌いきった。「ぜひとも歌を憶えて欲しい」とアピールして。

(C) 2005 GENKI

□コンピュータエンターテインメント協会のホームページ
http://www.cesa.or.jp/
□「東京ゲームショウ2005」のページ
http://tgs.cesa.or.jp/
□元気のページ
http://www.genki.co.jp/
□「戦神-いくさがみ-」のページ
http://www.genki.co.jp/games/ikusagami/

(2005年9月17日)

[Reported by 船津稔]



Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c)2005 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.