【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】

ナムコ、「ベルカ戦争」を描く新作
PS2「エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー」

発売日 未定

価格:未定

「エースコンバット」制作を手がけるPROJECT ACESのシンボルマーク。「ACE-ZERO」に合わせてテーマカラーが変更された
 株式会社ナムコは、フライトシューティング「エースコンバット」シリーズの新作「ACECOMBAT ZERO THE BELKAN WAR(エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー)(ACE-ZERO)」を東京ゲームショウ 2005に出展した。

 「ACE-ZERO」は、前作「エースコンバット5 ジ・アンサング・ウォー(ACE5)」のオープニングで語られた「ベルカ戦争」が舞台。「ACE5」の超大国オーシア連邦とユークトバニア連邦共和国とを巻き込んだ戦い、2010年の「環太平洋戦争」の15年前に起こったこの戦いこそ、この大戦の要因だった。

【「ACE5」で語られた「ベルカ戦争」】
前作「ACE5」の劇中で語られた「ベルカ戦争」。「ACE5」の15年前のあの騒乱が「ACE-ZERO」の舞台だ

【STORY】
ベルカ共和国と周辺の地図。ベルカの侵攻の様子と、ウスティオの位置がわかる
 ベルカ公国――かつての雄武国家。
 '80年代、行き過ぎた国土拡張政策は、公国を経済危機へと陥れた。
 連邦法改正による国土縮小計画を以ってしても、未曾有の経済恐慌が収束することは無く、混乱に乗じ、正統国家復古を掲げる極右政党が政権を獲得する事態になった。
'95年3月25日、元ベルカ自治領ウスティオ共和国に眠る膨大な天然資源発見の報を機に、ベルカ公国は突如、周辺国への侵攻作戦を開始する。

―――「ベルカ戦争」の開幕である。
 準備不足の各国は、歴史的経験からも実力のあるベルカ空軍の前に敗走。ウスティオ共和国は、数日でほぼ全土を占領下におかれた。
 ウスティオ臨時政府は、残された第6航空師団を外国人傭兵航空部隊として緊急再編。
 オーシア連邦、サピン王国との連合作戦に一縷の望みをかける。
 この戦乱下、プレーヤーはTACネーム“サイファー”としてウスティオ傭兵部隊へ入隊し、そこで『片羽の妖精』の名を持つ腕利きパイロットと出会うことになる。
 彼のTACネームは”ピクシー”。
 入隊間もない、'95年4月2日12時40時、ウスティオ最後の砦、ヴァレー空軍基地にスクランブルが響く。
 基地管制塔はベルカ爆撃機編隊の接近を確認。

 要撃任務を託された、二つの翼が今、戦線に舞い上がる―――

【TGS 2005出展映像】
東京ゲームショウ2005に出展された「ACE-ZERO」のムービー。このムービーが語るのはいったい何!?

 プレーヤーはウスティオ空軍第6航空師団、通称「傭兵部隊」に属する、TACネーム「サイファー」となり、第66飛行隊所属「ガルム小隊」の一番機として、ベルカの空に繰り広げられる戦乱を戦い抜くことになる。

【“サイファー”】
主人公“サイファー”のメイン機体はどうやらF-15Cのようだ


 「ACE-ZERO」のテーマは「敵」。様々な敵のエースたちとの戦いの中で、プレーヤーが“自分だけの熱いエースパイロット体験”を何度も楽しむことができるという。“サイファー”が立ち向かう敵軍にも、当然エースパイロットたちが登場する。彼らは見た目にも特徴的な機体を操り、多彩な戦術でプレーヤーに向かってくることだろう。

【敵軍エース機体】
F/A-18C。独特の迷彩が目を引く機体だ
デルタ翼が特徴のTyphoon。機首が赤くマーキングされている


 「ACE5」でもおなじみの「僚機」の存在も健在。主人公“サイファー”の所属する小国・ウスティオはベルカの侵攻に対して、圧倒的な航空兵力の前に敗走を余儀なくされている。中寄せ集めの通称“傭兵部隊”に入隊した“サイファー”は、「片羽の妖精」の名を持つ腕利きパイロット“ピクシー”と出会う。その名の通り右の主翼に赤くマーキングされた機体を操る“ピクシー”、そして傭兵部隊のメンバーと、敵対勢力の間にどんなストーリーが展開するのか、どんなドッグファイトが繰り広げられるのか……続報で徐々に明らかになっていくことだろう。

【“ピクシー”】
相棒となる「片羽の妖精」“ピクシー”機は、主翼の片側が赤くマーキングされている


 「ACE-ZERO」に登場する機体も、世界各国の航空機メーカーに監修を受けている。「ACE5」と同じハードながらも、その作りこみはいっそう磨きがかかっているといえるだろう。どんな機体が登場するのか、こちらも楽しみだ。

【F-15C】
空中戦を主眼に開発された大型戦闘機。強力なエンジンを2基搭載し、大型のボディにも関わらず運動性能、航続距離などで高いバランスを保っている。上部から見ると、五角形にも見える大きな主翼を持つ。マッハ2.5にも達する最高速性能を持つ万能戦闘機
【J35J】
2段階の角度を持つデルタ翼が特徴の戦闘機。この主翼にはインテーク(空気取込口)が一体化されており、機体の安定性に大きく貢献している。離陸時の滑走距離も短く、軽量、コンパクトと良い事尽くめだが、初配備からは年数が経過しており、装備の改修が進められている
【F/A-18C】
空母上での運用を前提に開発された戦闘攻撃機。空母上では搭載容量が大幅に制限されるため、1機で空中戦や爆撃など多彩な任務をこなせる汎用性の高い機体となっている。主翼より前の胴体に張り付いているストレーキのお陰で、低空・低速時の安定性も高い。斜めに飛び出した2枚の垂直尾翼が外見上の大きな特徴
【Typhoon】
水平尾翼が一体化された三角形の主翼――デルタ翼と、特徴的なカナード(補助翼)を持つ戦闘機。軽量で強固なボディと強力なエンジンを持ち、マッハ2を超える最高速性能と高い機動力を誇る。高度にデジタル化されており、接敵時の能力も高い


 物語の舞台は「ACE5」と同じだが、様々な気候や時間の違いなど、その見た目は顕著に異なっている。建物を見ても「ACE5」よりも前時代的な風格をたたえており、「エースコンバット」シリーズの特徴といえる多彩な色を見せる空、遠くまで見渡せる視界の広さなどはしっかりと継承されているといえるだろう。

【戦いの舞台】


(C) NAMCO LTD.,ALL RIGHTS RESERVED.
All trademarks and copyrights associated with the manufacturers, aircraft, models, trade names, brands and visual images depicted in this game are the property of their respective owners, and used with such permissions.
※画面は開発中のものです。

□ナムコのホームページ
http://www.namco.co.jp/
□ナムコチャンネルのページ
http://namco-ch.net/
□“エースコンバット”シリーズオフィシャルサイト「ACES WEB」のページ
http://www.acecombat.jp/

(2005年9月16日)

[Reported by 佐伯憲司]



Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c)2005 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.