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株式会社フェイスは、現在正式サービスを展開しているMMORPG「ローズオンライン」において、自作系PCショップ大手のアロシステムと業務提携すると発表した。 今回の業務提携内容は、「ローズオンライン」のPvP大会「ローズバトルGP」を開始するにあたり、アロシステムを公式サポーターとして迎え、全国に105店舗のショップ(パソコン工房、TWOTOP、Faith)を軸に全面展開していくというもの。ショップで大会が実施されたり、大会に参加できたりするわけではなく、ショップを一種のフックとして活用し、専用のコーナーを設けて大会受付や選手登録が行なえるようにする。ショップに登録したユーザーが大会に勝利すると、ショップから賞品を授与されるという仕組みだ。 そのほかにも店舗ごとに、「ローズオンライン」試用PCと、「店舗キャラクター」を設置し、無料体験が可能となっている。興味があればその場で自分のキャラクタを作成することも可能で、まるでネットカフェのような業務提携内容となっている。 フェイスでは、この一連の業務提携およびPvP大会を、「eスポーツの一環」と位置づけており、どちらかといえば可愛らしさやまったり感をウリにしてきた同作の軌道修正の一環とも言えそう。 業務提携のコアとなる「ローズバトルGP」は、すでに第1回大会がスタートしている。ただし、同社では第1回大会を予行練習として位置づけており、本大会で試合の細かいレギュレーションを確定させたり、参加者からの意見を聞きたいとしている。第2回大会からは、試合の模様をビデオキャプチャして、公式サイトで配信したり、実際に店舗での受付等にも対応していくとしている。
IR向けの資料によれば、eスポーツ(Electronic Sports)とインターネットスポーツ(ハンゲームが提唱するインターネット上でスポーツを楽しもうという働きかけ)の混同があったり、そもそも何がどうeスポーツなのか不鮮明な部分も見られるが、ゲーム内の1コンテンツを、eスポーツとして推進させていくという試みはユニーク。今後の展開をじっくり見守りたいところだ。 (2005年9月7日) [Reported by 中村聖司]
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