第43回「アミューズメントマシンショー」アルゼブースレポート 日本ファルコムのアレンジ作品の実機公開
9月1日~3日 開催 (一般公開日は9月3日)
会場:幕張メッセ
入場料:700円(前売)、1,000円(当日)
小学生以下、60歳以上は無料
「第43回アミューズメントマシンショー」のアルゼブースは、アルゼ株式会社と日本ファルコム株式会社が共同で開発を進めている、アーケードゲームを中心としたネットワークビジネス「マルチアクセスプレイ」が目玉。今回のアルゼブースは「マルチアクセスプレイ」対応タイトルの披露発表会と呼ぶにふさわしく、「VM・JAPAN ~幻符乱戦記」や「ソーサリアンレジェンド」がプレイアブルで出展されていた。ブースのステージでは「VM・JAPAN ~幻符乱戦記」のゲーム大会が定期的に開催されるので、ブース来訪の際はぜひ参加していただきたい。
■ アナログカードで魔物を召還する「VM・JAPAN ~幻符乱戦記」
日本ファルコムが発表した名作シミュレーション「VM JAPAN」をアレンジしたオンライン対戦和風リアルタイムカードストラテジーゲーム。アルゼのネットワークシステムぷらっとネットに対応し、最大4人までが対戦できる。
操作方法はタッチパネルとトレーディングカードを用いる。筐体のコンパネにあるカードフィールドに「幻魔カード」を置くことでデータが読み込まれ、画面内にカードに対応する「幻魔」が召喚される。AIで動く「幻魔」に指示を与え、対戦相手を倒す事がゲームの目的だ。リリース時機は今冬を予定。
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ゲームスタート時は8名のキャラクタから1人を選択する |
「幻魔」置き場は最大で5つとなる。一番右は「符術カード」置き場 |
ゲームをスタートするには、スターターパックを購入する必要がある。別途ブースターパックを購入してカードを補充することで、戦力を増強できる。「VM・JAPAN ~幻符乱戦記」の実機はアーケード版のみだったため、PCゲームからもアーケードの全国対戦にアクセスできるという「マルチアクセスプレイ」は体験できなかった。製品版のリリース時にPC版もプレイできることを期待したい。
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プレーヤーキャラクタを守る「幻魔」と対戦相手を攻撃しに行く「幻魔」の兼ね合いが面白い。オートで動く「幻魔」が遠くに行ってしまっても、画面下のカードアイコンをタッチするとその「幻魔」の居る画面が即座に切り替わる |
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「幻魔カード」の絵柄は多彩。カードスリーブに入れた状態でも、きちんと認識された |
専用のベンダーでスターターパックとブースターパックを購入できる。残念ながら、ショーでは販売していない |
(C)2005 ARUZE CORP. All Rights Reserved.
(C)2002,2005 Nihon Falcom Corporation.
※画面及び筐体は開発中のものです。
■ クォータービューのアクションRPG「ソーサリアンレジェンド」
「ソーサリアン」は'80年代後半にPCゲームユーザーを熱狂させた名作RPG。アーケード版は3DアクションRPGにアレンジされ、最大4人までのオンライン協力プレイが可能になった。開発関係者の話によると、すでにゲームのクエストは全て完成しているが、ショーバージョンは2種類のクエストのみ解禁しているとのこと。発売は今冬を予定している。
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ファイター、ドワーフ、ウィザード、エルフから1種族を選び、守護星、髪型とカラー、ネームエントリーを済ませる |
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ショーバージョンはシナリオクリアまでかなり長く遊ぶことができた |
操作方法はタッチパネルとレバー+4ボタン。画面をタッチして攻撃対象を選び、基本的な攻撃は魔法による遠距離攻撃。プレイ中は協力している仲間に「挨拶」や「お礼」など簡単なメッセージがワンタッチで送信できる。こちらも残念ながらPCや携帯からのアクセスはできなかった。
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最大4人のプレーヤーが協力して戦うため、画面はかなり賑やか。ショーバージョンでは敵・味方キャラクタのフキダシが次々と飛び出し、混沌とした画面であった |
アーケードでは、敵と戦いながら用意されたシナリオをクリアすることでキャラクタがレベルアップしていく。「星」を掛け合わせた魔法による装備の強化や、キャラクタの寿命による世代交代など、ソーサリアンならではのやり込み要素は満載。これは筆者のレベルが低かったことやガイドのお姉さんの言うことを聞かなかったせい(悪いくせ)かもしれないが、難度は高めという印象。敵を確実に始末していかないとすぐ仲間は全滅、モンスターに囲まれるという最悪のパターンになる。攻略には仲間との連携、計画的なアイテムの使用などが必須と思われる。
(C)2005 ARUZE CORP. All Rights Reserved.
(C)1987,2005 Nihon Falcom Corporation.
※画面及び筐体は開発中のものです。
■ チュートリアルを実装「ダイダロスの迷宮」
フィギュアからキャラクタデータを読み取ることも可能な、オンライン対戦タクティクス・ファンタジーボードゲーム。すでにチュートリアルから戦闘や通信関係にいたるまでほぼ完成に近く、現在バランス調整中だという。発売は秋を予定している。
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会場では来場者にフィギュアが手渡され、それを使ってプレイすることができた。 ※写真は試作品です。 |
チュートリアルではこの「アリア」というキャラがガイド役を務める |
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これがぷらっとネット専用のカプセルベンダー。料金は1回400円(予価) |
ゲーム内容はAOU2005に出展されたバージョンとほぼ同じという印象。「ずらしフェイズ」、「移動フェイズ」、「戦闘フェイズ」、「結果フェイズ」の4つで構成されたターン制で、1フェイズに4人の対戦相手が同時に行動するという方式だ。「ずらしフェイズ」で相手を閉じ込めたり、活路を開いていくのがクリアへの近道だ。
フィギュアを使用しなくてもプレイは可能だが、フィギュアを使用することでキャラクタデータのステータスがアップするなどさまざまな特典を受けることができる。会場ではカプセルベンダーを回すことはできなかったが、製品版リリース時にはお目当てのフィギュアが出るまでチャレンジしてみてはいかがだろうか。
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もっとも頭を悩まされるのが迷路の形状を変更できる「ずらしフェイズ」。ずらし権利の有無も初心者には少々わかりづらい |
戦闘画面は3DCGキャラクタによるデモが流れる |
(C)2005 ARUZE CORP.All Rights Reserved. ※画面及び筐体は開発中のものです。
■ その他の主な出展タイトル
【TypeTunes】 |
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アーティストのPVに合わせて歌詞をタイピングする新感覚ゲーム。会場では「TypeTunes」オリジナル曲のダンスが観戦できる |
【ディーラーエンジェル ブラックジャック】 | 【ディーラーエンジェル バカラ】 | 【ルーレットバー ~カクテルステージ~】 |
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ハイクオリティディーラーカードゲームシリーズ。サテライトに取り付けられた「シャイニングチップ」が特徴だ |
9面マルチモニターがカジノの臨場感を演出するハイクオリティディーラーカードゲーム |
高配当ゲームとボーナスフィーチャーを搭載したルーレットマシン。ゴージャスな大型マスメダルゲームはアルゼの十八番 |
(C)2005 ARUZE CORP.All Rights Reserved.
□アミューズメントマシンショーのホームページ
http://www.am-show.jp/
□アルゼのホームページ
http://www.aruze.com/
(2005年9月2日)
[Reported by 福田柵太郎]
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