会場：幕張メッセ 4～6ホール

　キャラクタ&ホビーイベント「キャラホビ2005(キャラクター アンド ホビー コレクション2005)」において、株式会社バンプレストは「ロボ魂!」と題したステージを開催した。

　ステージの内容は、2006年春発売予定のプレイステーション 2用「Another Century's Episode 2 (A.C.E.2)」と、第2巻の発売が間近に迫ったアニメ「スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION」、9月15日発売予定のゲームボーイアドバンス用「スーパーロボット大戦J」の3作品に関したもの。

　それぞれの作品の開発者や出演者らが登場し、トークショウやライブ、そして最新映像が公開された。

■ PS2「Another Century's Episode 2」スペシャルステージ

左から、緑川光氏、小菅寛史氏、後藤広幸氏、寺田貴信氏

　バンプレストのプロデューサー小菅寛史氏とフロム・ソフトウェアのプロデューサー後藤広幸氏による、「A.C.E.2」の紹介から始まった。

　小菅氏は前作から比べて、登場作品の新規追加やシステム面での改良などがあるが、中でも一番の目玉として、一緒に出撃する「僚機」の存在を挙げた。「前作でも仲間として『僚機』は存在していたが、キャラクタの演出として声が聞こえるだけだったのが、今作では実際にフィールド内に登場し、一緒に戦ってくれるので、作品の枠を超えたコンビネーションバトルが楽しめる」という。

　後藤氏は、「独特の個性のあるアクションを持っているロボットと、キャラクタと舞台設定、それらを自分の思い通りに動かせる『A.C.E.』感というのがさらに強くなっている。特に今回はプログラムの改良を行ない、敵がたくさん出せたり、フィールドも広くなったことにより、いろいろ盛り込めているので、期待していてください」と語った。

　そして今作の登場作品が発表された。新規作品は、「超時空要塞マクロス」、「超時空要塞マクロス 愛･おぼえていますか」、「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」、「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz」、「機動戦艦ナデシコ」の5作品。

　これらの作品について、小菅氏は「『ガンダムW』といえば個性的な5機のガンダムですが、いまはまだ開発途中なので僚機でウイングゼロを出撃させると強すぎて、ぼーっとしていると勝手に敵を撃破してしまいました(笑)。強さやバランスはこれから調節します。『0083』は母艦アルヴィオンからの出撃シーンを一新したのでぜひ見てほしい」。後藤氏は、「『マクロス』は前作にはなかった3段階変形ができるようになっています。ヴァルキリーという機体は各形態ごとに汎用性が変わるのでその辺を見て欲しい。『ナデシコ』はフレーム換装による汎用性の違いを頑張って作りたいと思っている」と意気込みを語った。

【「A.C.E.2」の最新映像】

(C)サンライズ (C)ジーベック/ナデシコ製作委員会
(C)創通エージェンシー・サンライズ (C)ビックウエスト
(C)BANPRESTO 2006 (C)2006 FromSoftware, Inc.

■ GBA「スーパーロボット大戦J」CMタイアップソングに玉置成実さんを起用!

　「スパロボ」シリーズのプロデューサーの寺田氏とスーパーバイザーを務める声優の緑川光氏が登場し、「スーパーロボット大戦J」の紹介を行なった。

　寺田氏は「GBA版としては最後の作品。新規タイトルは、『宇宙の騎士テッカマンブレード』、『フルメタル・パニック!』、『フルメタル・パニック? ふもっふ』、『マジンカイザー』。戦闘シーンは、携帯ゲーム機にしてはキャラクタがよく動くようになり、プレイステーション版には近付いているかな。また、いろいろとこだわって作っていますし、細かい武器なども可能な限り収録している」という。

スーパーバイザーの緑川光氏、とプロデューサーの寺田貴信氏

　その後、同作のCMタイアップソングが玉置成実さんの新曲「CASTAWAY」に決定したことが発表され、玉置さんが登場。玉置さんはロボットが好きかを聞かれると「好きですよ」と即答。「母が初期ガンダムを好きで、ザクとか大好きだったという話を聞いていたので、『ガンダムSEED』のほうをずっと見てたんですよ。だからロボットは好きです」と答えていた。

　ライブでは、まつざわゆみさんが「機動戦艦ナデシコ」の主題歌「YOU GET TO BURNING」と劇場版主題歌「Dearest」を、鵜島仁文さんが「機動武闘伝Gガンダム」の主題歌「FLYING IN THE SKY」と後期主題歌「Trust You Forever」を披露。さらに玉置成実さんが「機動戦士ガンダムSEED」の主題歌「Believe」と「Realize」を熱唱し、ステージを締めくくった。

このイベントのためにロンドンから駆けつけたまつざわゆみさん	最近は作曲活動がメインでステージで歌うのは久しぶりという鵜島仁文さん	玉置成実さんはバックダンサーを従えて華麗なダンスを披露

□キャラホビ2005のホームページ
http://www.chara-hobby.com/
□バンプレストのホームページ
http://www.banpresto.co.jp/
□関連情報
【8月20日】「キャラホビ2005」ブースレポート
トミー、バンダイなど発売前作品が多数出展
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050820/chara.htm
【8月20日】キャラクター&ホビーイベント「キャラホビ2005」開幕
バンプレストがあのドームスクリーン新型筐体を出展!!
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050820/c3.htm
【2004年8月21日】キャラクター&ホビーイベント「キャラホビ2004」開幕
PS2「絢爛舞踏祭」やAC「GUNDAM Battle Operating Simulator」など
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040821/chara.htm

(2005年8月24日)

[Reported by 滝沢修]