【Christie　Monteiro(クリスティ・モンテイロ)】

　強力な壁コンボや、受け身確定が見つかり、起き攻めが強力になったクリスティ。今回は、それらを絡めた壁攻めと、受け身確定コンボの解説をしていく。相手に常に受け身を取るか取らないかの選択を迫ってプレッシャーをかけていこう。

●【壁際での攻め方】

　壁際では座り(２ＬＫ＋ＲＫ)からの二択が非常に強力だ。主に二択攻撃として使っていくのが、中段攻撃のクイックスプリングキック(座り中に６ＬＫ＋ＲＫ)と、下段攻撃のトゥファオン(【ＲＫＬＫ】)だ。どちらもヒットすれば壁コンボを決める基点になり、大ダメージが奪える。

壁際ではクイックスプリングキックとトゥファオンの二択が強力。うまく座りに移行して攻め立てていこう。

　ここでの中段攻撃の選択肢は、同じく壁やられ・強を誘発できるメイオシュタール～アヴァランシ1発止め(座り中にＲＫ)で代用してもいい。こちらはアヴァランシへの派生が存在するため、ガード後の展開がクイックスプリングキック後とは違ってきて面白い。

　また、これらの二択をかけるためには安全に座れる状況を作らねばならない。ここで座りに移行できる技、ガファンヨト(３ＬＫ)の出番だ。

　ガファンヨト～座り(３ＬＫ２＿)を使えば、スムーズに座りに移行して二択を迫る事ができる。これにガファンヨトから自動移行する逆立ちを加えれば、こちらの座りを読んで出してくる相手のローキックなどもスカして反撃する事も可能になるため、より攻め易くなる。上手く振り分けて相手を惑わせよう。

　また、バイシャ・トロッカ(横移動中にＲＫ)をガードさせた時や、アグア(２【ＬＫＲＫ】)、コンビナソ・マゥン(３ＬＰＬＰ)をヒットさせた時のように有利な状況ならば直接の座りでも潰されにくく、有効な選択肢となる。有利フレームを活かしてそのまま攻めてもいい場面だが、バリエーションのひとつに加えてみるのも面白い。

バイシャ・トロッカは自分の右側に壁があると2発目を当てやすい。さらに技後は左に移動するので、壁と垂直な位置関係を作ることができ、攻めやすい。

　他にもスプリングキックの射程ギリギリの間合いならば、相手も手を出しづらいので比較的安全に座る事ができる。ただしここで座っても、トゥファオンは届かない間合いになっている事がほとんどなので注意しよう。

●【壁やられに対する追い討ち】

　・コンビナソ・マゥン→ルーア・ピエルナ(４ＬＫ＋ＲＫ)　ダメージ　38

壁ヒット後にコンビナソ・マゥンで追い討ちし、ルーア・ピエルナで受け身確定を狙う。壁にヒットした位置が高すぎるとルーア・ピエルナが安定しないので、コンビナソ・マゥンは低めに当てる必要がある。

　相手を運んで壁にぶつけた時や、壁やられ・強を誘発した際に安定して決まるコンボ。最後のルーア・ピエルナはダウン状態の相手にヒットし、相手が受け身をしてもガード不能時間に重なるため確定する追い討ちとなる。左右横転受け身を取ったところにヒットさせたらこちらが有利になるので、投げやコンビナソ・マゥン等で攻めよう。ルーアピエルナはあたる場所によってダメージが違う。数値はダウン中にヒットさせたもの。

　・トゥファオン→クイックジャブ(逆立ち中に６ＬＰ)→ルーア・ピエルナ　ダメージ　52

トゥファオンからは、クイックジャブを使うことで前述のコンビナソ・マゥンで追い討ちした場合と同じ起き攻めをしかけていくことができる。

　トゥファオンは技後逆立ちに移行するため、ヒット時の追い討ちが少々特殊だが、逆立ちからのクイックジャブを決めて、壁にぶつかった相手にルーア・ピエルナを出していくことで前述のコンビナソ・マゥン→ルーア・ピエルナと同じ事ができる。

　また、逆立ちから繰り出す事のできる中段攻撃のパラフーゾ(逆立ち中にＲＫ)ヒット時からの追撃も、クイックジャブ→ルーア・ピエルナとする事でまとまったダメージを奪う事ができる。パラフーゾは発生が早いため、壁際での逆立ちからの選択肢の一つとして取り入れていきたい。

●【応用コンボ】

　1.ベンリン～ヘランパゴ(４ＬＫＬＫ)カウンターヒット→クイックスプリングキック→ルーア・ピエルナ　ダメージ　72

確定するダメージは大きく無いが、後転受け身さえされなければ大ダメージを与えられるコンボ。相手の体力が大きく残っている場面では、こう言ったコンボを狙っていくのも悪くない。

　カウンターで連続ヒットするベンリン～ヘランパゴからクイックスプリングキックを当て、その後最速でルーア・ピエルナを出すと、後転受け身以外のすべての選択肢に対してルーア・ピエルナがヒットしダメージが大きい。唯一当たらない後転受け身に対しては、下記のドゥプロ(しゃがみ中ＬＫ＋ＲＫor立ち途中にＬＫ＋ＲＫ)を使った攻めで大ダメージを狙おう。

　2.ベンリン～ヘランパゴカウンターヒット→クイックスプリングキック→ドゥプロ→ルピエルナ(しゃがみ中６ＬＫor２６ＬＫ)→コンビナソ・マゥン→コンボジラール(ＬＰＲＰＲＫＲＫ)　ダメージ　111

前述のコンボを唯一かわせる手段である後転受け身に的を絞ったコンボ。うまく決まればワンチャンスで勝負が決まってしまうほどの威力を秘めている。ドゥプロを素早く出すのが少し難しいので、要練習だ。

　前述の起き攻めを、後転受け身で回避しようとする相手に狙っていくコンボ。クイックスプリングキックを当てて、すぐしゃがんでからドゥプロを出す部分が若干難しいが、与えるダメージがとても大きいので練習してぜひマスターしよう。ドゥプロヒット後は有利フレームが非常に大きいため、背後からルピエルナが確定する。また、このコンボは単発のヘランパゴからも同じ事ができる。

　3.ビリバ(３ＬＫ＋ＲＫ)→コンビナソ・マゥン→ワンツーパンチ(ＬＰＲＰ)→アクロバシーア(８ＬＫ)　ダメージ　75

こちらも横転受け身に確定させることができるコンボ。コンボジラールの3発目を捨てて、アクロバシーアでダメージアップを狙う。もちろん相手体力が残り少なく、コンボジラールで倒せる場面ではそちらを選択できるようにしよう。

　標準的な浮き方をする技からなら、どこからでも狙えるコンボ。後転受け身以外に対して、最後のアクロバシーアがヒットし、コンボジラールで締めるコンボよりダメージが高い。後転受け身に対しては、ステップインからのルピエルナがヒットして浮かせる事ができ、難しいが見返りが大きい。特に体力差の大きい時は、このようなコンボで逆転を狙っていこう。

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(2005年8月18日)

[Reported by 鉄拳攻略チーム]

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