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【雷 武龍(レイ・ウーロン)】


 The King of Iron Fist Tournament 4に参加し、麻薬シンジケート一斉検挙という功績により再び「スーパーポリス」の名誉を挽回したレイ・ウーロン。鉄拳4では落ちぶれていたためか各技の弱体化が進んでいたが、今作では攻撃力不足を補う昇流脚や仰腿といった強力な浮かせ技を手に入れパワーアップ。寝たり、酔ったり、構えたり。相変わらず相手を翻弄する手段には困らなそうだ。


●【基本戦術】

 発生が早くガードされてもほぼ五分な状況を維持できるワンツーパンチ(LPRP)、ガードさせて有利になる左アッパー(3LP)、相手の立ち状態にヒットさせれば浮かすことのできる右アッパー(3RP)など基本技の性能は高いレイ。他にもレイ特有の背を向ける(4LK+RK)、寝る(2_LK+RK)といった特殊行動で相手の技をうまくかわしたり、様々な状況から五形拳へと移行して相手を翻弄していく闘い方が基本戦術となる。そのためには構え中に出せる技の性能や、どういった状況で構えへ移行するのが有効なのか等、細部までしっかりと覚えなければレイの特殊な技々の性能を十分に発揮することができない。


●【近距離での立ち回り】

 攻撃の起点となるのは左パンチ(LP)や左アッパーといった発生が早く、ガードさせて有利になる技だ。相手の出方を見てその後の連係をどう組み立てていくか考えよう。相手が手を出してくると思ったならワンツーパンチや左アッパーで攻撃を潰し、大きく有利な状況になったら二択をかけていく。左アッパーヒット後などの大きく有利な状況で手を出してくる相手には右アッパーや狼牙揺震撃(6☆RKLPRPLK)で大ダメージを狙おう。狼牙揺震撃はノーマルヒットでも3発目まで連続ヒットするのだが、スキの少ない2発目で止めて使うのが基本。初段カウンターヒットで4発目まで連続ヒットするようになるので、カウンターヒットしたのを確認できたときのみ4発目まで入力するようにしよう。

 相手が立ちガードで固まるようならば各種投げ技や強力な下段攻撃である後掃燕舞(1RKRK)でダメージを与えていこう。直接ダメージを狙いにいかないで、左パンチ(LP)や左アッパーで攻めを維持するのもいい。レイはスキの少ない技が揃っているので相手を焦らしながら少しずつ体力を奪っていく方が確実だ。ローキック(2RK)はダメージが低く下段攻撃としては頼り無いが、そのままレバーを2に入れておけば蛇の構えに移行することができる。

ローキックは下段攻撃としてよりも蛇の構えに移行できることが重要。構え移行しないことも含めて、選択肢を多く持っておこう。


 相手が手を出してきたら蛇の構え→豹の構えのシフトで攻撃をかわし、豹手(豹の構え中にRP)や豹双爪(豹の構え中に【LPRP】)を狙うといった戦法もある。

 しゃがみガードをする相手には近距離では龍声中段脚1発止め(6☆LP)が有効だ。相手のしゃがみ状態にヒットさせると硬直時間が伸びるのでハイキック(RK)が連続ヒットするようになる。

龍声中段脚1発止めはしゃがみ状態の相手に当てると有利が大きくなり、ハイキックが連続ヒットする。リスクの少ない中段として有効だ。


 龍声中段脚を出し切ったり、途中で構えに移行したりもできるので近距離戦では龍声中段脚1発止めは攻めの主軸となるだろう。他にも新技の仰腿(横移動中にRK)が使いやすい。リーチが短いので近距離で出さないと相手に届かないのだが、ヒットすれば空中コンボに移行でき、ガードされても反撃を受けない高性能な中段攻撃だ。横移動中にしか出せないのでバレやすいが、横移動から投げや下段攻撃を混ぜれば強力な二択になるだろう。


●【中距離での立ち回り】

 中間距離では突進力のある龍声中段脚が主力。途中で構えに移行する場合は直前の攻撃にディレイをかけるなどしてヒットさせたい。せっかく構えに移行しても直前の攻撃がガードされていると相手に発生の早い技を出された場合に構えを潰されてしまうからだ。また龍声下段脚(6☆LPRPLPRPLK)はダメージが低く、ガードされたときの硬直が大きいのであまり多用できる技ではない。相手が忘れた頃にたまに出す程度にしておこう。

 相手にスキあらば絞竜掌(66_RP)や昇流脚(66_LK4)といった浮かせ技を狙っていこう。特に相手を高く浮かせることのできる昇流脚は昇流連脚(66_LKRK)を混ぜることで相手に反撃されにくくなるので積極的に出していこう。

今作からの新技である昇流脚は大ダメージを奪えるコンボ始動技。ガードされても昇流連脚を出せば相手の反撃を潰すことができる。派生を出すか出さないかの読み合いにすれば、ガードされても反撃を少なく抑えることができる。



●【遠距離での立ち回り】

 龍声中段脚で突進していくのが無難な選択肢なのだが、そればかりでは相手に読まれてしまうので背を向ける(4LK+RK)、うつ伏せに寝る(2LP+RP)、酔歩(6LK+RK)といった特殊動作を使ってスキがあるように見せ、相手を誘い出すのも面白い。相手が近づいてきたところに龍声中段脚や刃落(4RK)、旋風連脚(【LKRK】)、弧流腿(【RKLK】)などの技を置いておこう。ヒットしなくても再度距離を離すことが可能なので、同様の攻めを展開し続けることができる。


●【不利な状況での選択肢】

 技をガードされたあとなどの不利な状況ではガードして固まるのが基本だが、酔歩や「寝る」をうまく使えば劣勢を逆転できる状況もある。

 酔歩は相手のパンチ攻撃しかさばくことができず、さばきに成功しても確定する攻撃がないため積極的に狙うにはリターンが低すぎる。

酔歩でさばいても確定の追い討ちはないが、ガードしても反撃できない技をガードするぐらいならさばく価値はある。ただしリターンに対してリスクが高いことも忘れないようにしよう。


 だがカズヤの魔神閃焦凶鳴拳(6LP+RP6RP)の2発目やシャオの雀連架推掌(LPRPLP)の3発目などのようにガード以外に選択肢がなく、ガードしても反撃が入らなかったり、入りにくかったりするような技に対しては酔歩を狙ってみよう。ガードするよりもいい状況を迎えられるはずだ。

 「寝る」は姿勢が低くなるのを利用して、技をかわすのに便利。打点の高い上・中段攻撃はほとんどかわすことができる。寝て相手の二択攻撃をやり過ごしたら、今度はこちらが二択を仕掛ける番だ。中段は跳弓脚(相手頭側仰向けでLK+RK)、下段は仰寝後掃燕舞(相手頭側で寝た状態でLKRK)を使うのが基本。どちらもスキの大きい攻撃を寝てかわしたあとには確定でヒットする。跳弓脚はガードされても距離が離れて反撃を受けづらいため使いやすく、ガード後は再び寝るポイントにもなる。


●【五形拳】


蛇の構え。右手がにょろにょろと動いているのが特徴。
・蛇の構え

 蛇の構え中はレバー4入れで上・中段攻撃をガードすることができるが、下段攻撃に対しては無防備な状態となっている。3発連続ヒットする蛇突連撃(蛇の構え中にRPRPRP)が主力技。3発目をガードされると反撃を受けてしまうのでヒット確認して出し切るようにしよう。

 新技の蛇巻烈指(蛇の構え中にLP+RP)はガードされるとジャブクラスの反撃を受けてしまうものの、技の出始めに上段攻撃をかわす性能があるので使いどころを間違わなければ強力な武器になるはずだ。


龍の構え。両手で龍の頭らしきものを形作っている。
・龍の構え

 蛇の構えと同じくレバー4入れで上・中段攻撃をガードできるが、下段攻撃はガードすることができない。五形拳の構え中唯一、投げ技の瓶酔(龍の構え中にLP)を出す事ができる。

 固有の下段攻撃技のない構えなので相手のガードを崩すことが難しいが、狼牙揺震撃と同様の性能を持つ龍牙連撃(龍の構え中にRKLPRPLK)と、ガードさせて有利になる龍砲(龍の構え中にRP)で攻めを持続していこう。


豹の構え。左手を前に突き出して威嚇するような、攻撃的な構えだ。
・豹の構え

 豹の構え中はしゃがみ状態となっているので上段攻撃は当らない。レバー4入れで特殊中段攻撃と下段攻撃をガード可能だが、中段攻撃はガードすることができない。またレバー6入れで前進しているときには下段攻撃を自動的にさばく効果がある。

 スキのない下段攻撃である豹双爪1発止めと中段の豹手との二択が強力なので、龍声中段脚3発目から移行したり、蛇~豹のシフトでうまく豹の構えからの攻めを展開しよう。


虎の構え。両手を横に広げ、どっしりと構える構え。
・虎の構え

 蛇、龍の構えと同様にレバー4入れで上・中段攻撃をガードすることができる。また虎の構え中はレバー6入れで前進しているときには上・中段攻撃を自動的にさばく効果を持つ。さばき後は有利な状況となるので二択をかけていこう。

 虎掃腿(虎の構え中にRK)は強力な下段攻撃なのだが相手にも警戒されやすいので、中段の西虎爪(虎の構え中にLP)と虎爪掌(虎の構え中にRP)も合わせて使っていこう。西虎爪はガードされても有利で、カウンターヒットすれば相手を浮かせることができる。虎爪掌は西虎爪よりも攻撃発生が遅いのだがリーチが長く、カウンターヒット時には回復不能の崩れ状態を誘発することができる。


鶴の構え。片足を上げた状態で両手を大きく広げる、一目でわかるほど無防備な構え。
・鶴の構え

 相手の攻撃をガードすることもさばくこともできない完全に無防備な鶴の構え。一応相手が下段攻撃を出してきたときに自動的にジャンプでかわす性能があるが、ジャンプ時に技を出せるわけではないので、着地と同時に再び無防備な姿を晒すだけで意味は無い。

 鶴爪(鶴の構え中にRK)を足先をガードさせるように出せば相手の反撃は届かないので、うまく間合いを調節して出そう。跳鶴連撃は中・下・中・中の4段攻撃で、2発目を下段さばきされる危険があるので1発止めからの連係も混ぜて使おう。


●【基本コンボ】

 1.右アッパーorライジングトゥーキックor豹手→狼牙揺震撃2発止め(6☆RKLP)→龍声中段脚4発目~虎の構え→虎掃腿 ダメージ 42(ライジングトゥーキック始動)

 2.昇流脚~背向け(66_LK4_)→大ジャンプRK→LP→白虎牙(3LP+RP) ダメージ 49

昇流脚を出すときにレバーを4にいれておき、背向けに移行しよう。背向け移行していると硬直が短くなり、その後に大ジャンプRKで拾えるようになる。その後はLPで繋いで白虎牙で叩きつけ、起き攻めに移行しよう。最初の大ジャンプRKのタイミングさえ覚えれば、後は簡単だ。


 3.後掃燕舞1発止めor背身下掃打(背向け中に2LP)or虎掃腿→巻暫連脚(【RKRK】LKLK) ダメージ 29(後掃燕舞1発止め始動)

 1のコンボは右アッパーなど標準的な浮かせ技で浮かせた後に決めるコンボ。浮かせたあとに狼牙揺震撃2発止めで刻み、最速で龍声中段脚を出す。虎の構えに移行せずに龍声中段脚を全段出し切ってもよい。

 2は新技の昇流脚始動のコンボ。昇流脚は必ずレバー4_入れで背向けに移行すること。そうしないと大ジャンプRKが決まらないからだ。大ジャンプRKを振り向きジャンプRK(9RK)にすればダメージは落ちるが難度は下がる。白虎牙で相手を叩きつけるので、虎の構えに移行しての起き攻めがしやすい。

 3のコンボは後掃燕舞1発止めなど、相手をバウンド状態にさせた後に決められる追い討ち。軸がずれた状態だと巻暫連脚が全段ヒットしないことがあるので注意しよう。背身下掃打からはすぐに正面に振り向いて巻暫連脚を出そう。




●【確定反撃に使う打撃技】

・ジャブクラス ワンツーパンチ、蛇突双撃(LPLP)

・投げクラス フロントキック

・ロングレンジクラス レバー6入れ虚環脚、狼牙揺震撃3発止め、ライジングトゥーキック

・下段さばき後 ライジングトゥーキック(9RK)(パンチ、キックさばき)、昇流脚(キックさばき)

 レイはジャブクラスと投げクラスへの確定反撃に使えるダメージの高い技がほとんどなく、反撃能力の低いキャラだ。狼牙揺震撃の初段は発生速度こそ投げクラスなのだが、コマンド入力の関係上最速で出すことが難しい。投げクラスの反撃には使えないので注意しよう。下段キックの中にはさばいたあとに距離が離れてしまうものもあるので、下段キックさばきのあとは昇流脚を決めるのがベスト。66入力を最速で出すのは難しいので要練習だ。

レバー6入れ虚環脚はロングレンジスローよりもわずかに発生が早く、一部の投げクラスの硬直にも入れることができる。ジュリアの通天砲などにはこれで反撃しよう。距離が遠くてライジングトゥーキックが届かない場面でもこの技を入れておきたい。



●【確定反撃される打撃技】

・ジャブクラス 転身崩墜(LP+RPRP)、豹手(豹の構え中にRP)、芭蕉旋風1発止め(66RK)

・投げクラス ライジングトゥーキック、絞竜掌(66_RP)

・ロングレンジクラス 立ち途中にLK、後掃燕舞1発止め、昇流脚、龍声下段脚(6☆LPRPLPRPLPRPLK)、背身崩墜(背向け中にRP)、蛇突連撃(蛇の構え中にRPRPRP)、虎掃腿

 豹手はガードされたときにジャブクラスの反撃を受けてしまうものの、豹の構えからの二択攻撃の主力技なので気にせず使っていこう。絞竜掌、昇流脚、後掃燕舞1発止めなどもガードされると手痛い反撃を受けることもあるが、攻撃力の低いレイは使わざるを得ない。昇流脚ならリーチの長さを活かして遠距離での奇襲に、後掃燕舞は姿勢が低くなるのを利用して相手の上段攻撃を潜りつつ出すなど、当てるために工夫して使っていこう。




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(2005年8月17日)

[Reported by 鉄拳攻略チーム]


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