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【李 超狼(リー・チャオラン)】
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容姿端麗なそのいでたちはまるで老いを感じさせないリー。前作での主力技の多くが弱体化してしまい、強力だったジャスト技の多くも廃止されてしまっており、今作では以前の闘い方のままでは生き残っていくのは難しい。新たな闘い方を開拓し、5ならではのリーを模索していこう。
●【基本戦術】
ミストステップ(6☆)の機動力や、ヒットマンスタイル構えなどは健在。しかし近距離戦での主軸であり、反撃技にも活躍したワンツーミドル(LPRPRK)はジャスト入力がなくなり、ダメージも低下。また、相手の反撃をかわしつつその後のリターンも大きかったリアクロスパンチ(横移動中RP)はヒット後に繋がる技がなくなってしまっている。前作での主力技に固執せずに闘っていくことが大切なのをまず始めに覚えておこう。
逆に壁を絡めた空中コンボの爆発力は依然として健在。ワンツーパンチやショートアッパーなどの細かい基本技を散らしていき、隙あらばコンボ始動技を狙い一気にダメージを奪いに行くのがリーの基本戦術となるだろう。
浮かせ技は豊富にあるのでコンボに持っていける機会は多い。その中でも一番に狙っていきたい技はブレイジングキック(21RK)だ。技の出始めにしゃがみステータスが付いており、近距離戦では相手の上段を潜りつつ当てていくこともできる。壁のあるステージで当てることに成功した場合は、コンボで体力の約7割を奪う事が出来るので、一気に試合を決める可能性を秘めている。ガードされた場合のスキは大きめだが、大きく距離がはなれるのでキャラによっては反撃を受けることもないため、比較的安全な浮かせ技でもある。
●【近距離での立ち回り】
接近戦においてはワンツーパンチ(LPRP)からの豊富な派生技をまず始めに覚えていきたい。
ワンツーパンチ~ミストステップ(LPRP6☆)はワンツーパンチを出した後にリー独特の移動方法であるミストステップに派生する技。ミストステップ中はあらゆる固有技を出せるため、スピーディーに攻めを展開する事ができる。
ワンツーミドルは弱体化してしまったが、ノーマルヒットでも連続ヒットするのは健在。ジャブクラスの反撃が決まる時の確定反撃技としては優秀な部類の技だ。また3発目のミドルキック部分はRKをホールド入力することで、連続ヒットはしなくなるが、ワンツーミドルホールド(LPRPRKホールド)が出せる。ワンツーミドルはガードされると反撃を受けてしまうが、ワンツーミドルマックス(LPRPRK最大ホールド)に派生させれば反撃を受けなくなる。ただしワンツーミドルマックスは発生の早い技で割り込まれてしまうので、ワンツーミドルホールドを早いタイミングで出すと言った選択肢も混ぜていく必要がある。また、3発目のミドル部分がカウンターヒットした時はコンボに移行することが可能だ。ワンツーミドル後にLKを入力することでヒットマンスタイルに移行することもできるので覚えておこう。
新技であるレボリューションツヴァイ(6RPLK)はワンツーパンチから派生させるとワンツーパンチ~レボリューションツヴァイ(LPRPRPLK)となり、技後にRK入力でヒットマンスタイルに移行可能。この技を使う上で重要なことは、初段カウンターヒット時に連続ヒットすること。多少ディレイをかけても連続ヒットするため、確認して出せればダメージ効率は飛躍的にアップする。カウンター時に相手の体勢が大きく横にずれるため、それに注意し、しっかり確認できるようになっておこう。
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レボリューションツヴァイはカウンターで連続ヒット。2発目をしゃがまれてしまうと危険なため、ヒット確認をして出し切ることが重要だ。
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中段攻撃にはショートアッパー(3LP)やミストキック(4LK)が使いやすい。ミストキックは判定が低い位置にでており、クリスティの座りや、シャオユウの鳳凰の構えなどを潰すのにも適した技だ。RKを追加入力することでヒットマンスタイルにも移行できる。またガードされたとしても派生でミストルウルフコンビネーション(4LKLK)があるため相手は手を出しづらく、ノーマルヒット時には連続ヒットする。ただしディレイをかけた場合は2発目の判定が上段なため、しゃがんで反撃されてしまうことには注意したい。
下段攻撃にはレイザーズエッジキックコンボ(2RKRKRKRK)からの豊富な派生技で削っていこう。リーにはダウンを奪える使いやすい下段攻撃はないため、細かく削っていく事が大切になる。レイザーズエッジキックコンボはたとえヒットしていたとしても2発目以降を下段さばきされてしまうため、出し切りは基本的にNGだ。リーキック~マシンガンキック(2LK☆RKRKRK)に派生させるなどして相手に的を絞らせないようにしよう。
バンプキック(1LK)も優秀な下段攻撃だ。発生はやや遅いもののリーチが比較的長く、ヒット時は有利なるのでそのまま攻めを継続していこう。
また壁の爆発力を活かすためにシルバーニー(9RK)や右アッパー(3RP)等の浮かせ技も狙っていきたい。
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シルバーニーはしゃがんでいる相手も浮かせられるようになり、その代わり硬直が伸びてしまった。ハイリスクハイリターンになったことを意識しておこう。
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シルバーニーは前作と違いしゃがみ状態の相手に当てても浮くようになっているが、ガード時の硬直が増え、投げクラスの反撃が確定してしまう。それでもリスクよりリターンのほうが大きいので、積極的に狙っていきたい。
右アッパーもノーマルで浮くようになっているが、シルバーニーと違いしゃがみ状態の相手に当てても浮かせる事が出来ない。ただこちらはガードされても反撃を受けないので、状況に応じてうまく使い分けていこう。
不利な場面では多くの技後に移行できるヒットマンスタイルからのスキャッターブロウ(ヒットマンスタイル中RP)が有効。相手を浮かせることができるので、大ダメージを狙うことができる。
ヒットマンスタイル中にも出すことが可能な、手技のみをさばくことができるミストイリュージョン(4LP+RP)も使っていきたい。
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ミストイリュージョンは手技をさばくことができる。その後の読み合いに勝てば、大ダメージを奪える。
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一般的な当て身技やさばき技に似た性能で、さばきに成功した場合は確定させられる技はないが、相手の背後を取って有利な状態になるので、リー側が大きく有利な攻めが展開できる。
相手が振り向きシットジャブを出してくる場合はジャンプステータスのついているシルバーニーでコンボへ。振り向き動作のみの場合はフロントキックやレイザーズエッジキックコンボを。しゃがみ振り向きしつつ後退するならばシルバースティングといった具合だ。
またデッドリースラッシュ(66RK)も立ち合いで非常に有効な技だ。ガードされても隙がないうえ、カウンターヒット時にはその後のコンボで体力の約半分奪うことができるため、こちらが有利な場面で積極的に狙っていこう。モーションのおかげで相手の上段攻撃をかわすこともある。
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デッドリースラッシュは出始めにしゃがみステータスを持っている。これを意識させれば相手の上段攻撃を抑制できる。
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●【中距離での立ち回り】
中距離戦ではガード時のリスクがないフロントキック(3RK)、インパルスショット(66LK)で牽制しよう。フロントキック後はLK入力でヒットマンスタイルに移行できる。インパルスショットはノーマルヒット時にダウンを奪える新技の中段攻撃。リーチが長いので、ガード時に距離が離れる技の確定反撃としてもお世話になる。
またシルバーヒール(4RK)を散らしておくのも有効。
しゃがみノーマルヒットとカウンターヒット時にコンボに移行することができる。技の判定が強いため、相手の不用意な牽制技や距離を詰めようとした接近してきた相手にヒットさせやすい上、ガード時もスキがないため、マシンガンキック(RKRKRK)などで相手の反撃にカウンターを取りやすい。体が前に出ないことと、スカった時の硬直が短いことも長所だろう。
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シルバーヒールはリスクの少ないコンボ始動技。潰されなければ大きな反撃は受けづらい。
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リーチの長いシルバーテイルも先端を当てる様に使えばガードされたとしても反撃を受けずらく、優秀な下段の削り技と言える。
またスライディング(しゃがみ状態から323LK)も非常に有効。立ち状態からも素早くしゃがんでスライディングを出せれば、相手にプレッシャーをかけられるだろう。
下段でダウンを奪えないリーは、投げの三択で崩すのも忘れてはならない。左右のロングレンジスローとニードライブ(66LK+RK)で積極的に投げを狙っていこう。ニードライブ後は受身を取られる前にレイザーズエッジキックコンボ1発止めで追撃できる。小さなダメージだが確実にダメージアップできるので、きちんと追撃できるようになっておきたい。
●【遠距離での立ち回り】
基本的には中距離と変わらない。スライディングでの奇襲とブレイジングキックにおける大ダメージ狙い、そしてシルバーヒールを置いておくように使う牽制等だ。上記の選択肢に加え、相手の技スカりにリーチが長いトリプルファング(4LPRPRP)を主にスカし反撃技として使っていこう。
トリプルファングはタイミング良く入力することにより、ノーマルヒット時に連続ヒットしダウンを奪えるスーパートリプルファング(4LP後タイミングよくRPRP)に性質が変化する。スカし反撃以外にロングレンジクラスの確定反撃としてもお世話になるので、しっかりと練習して出せるようになっておこう。
他の奇襲技としてはシルバースティング(9LK+RK)も使いやすい中段攻撃。
リーチが長くジャンプステータスが付いており、ガード時ヒット時ともに技後レバーを2に入れておくとしゃがみ状態に帰結できる。ヒット時はダウンを奪う事が可能で、ガードされた際には投げクラスの反撃が確定してしまうが、しゃがみ状態に帰結できるため反撃を少なく抑えることはできる。投げクラスの反撃技が上段攻撃しかない相手に対しては、しゃがみに帰結して反撃を減らそう。
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シルバースティングの後はレバーを2に入れておくとしゃがみ状態に移行し、上段での反撃をやり過ごせる。ヒットした場合にも、スムーズにスライディングで起き攻めできると言う利点がある。
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●【基本コンボ】
1.浮かせ技→スピニングサマー(RKLKRK)→インパルスショット ダメージ 58(シルバーニー始動)
2.浮かせ技→(トリプルファングキャンセル~ミストステップ→ジャブ)×2→トリプルファングキャンセル~ミストステップ→ワンツーパンチ~ミストステップ→フロントキック ダメージ 45(シルバーニー始動)
3.ブレイジングキック→大ジャンプRK→RP→トルプルファング~ミストステップ→ワンツーパンチ~ミストステップ→シュレッダーキックコンボ2発止め(ミストステップ中LKRK) ダメージ 71
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ブレイジングキックから、タイミングを見計らって大ジャンプRKを当てる。ここのタイミングがやや難しいが、うまく当てればRPに繋げられ、その後の流れはいつものコンボと同じだ。落ち着いて最後まで決めていこう。途中で壁に到達したら、シュレッダーキックコンボ・下段かスピニングサマーで締めよう。 |
4.シルバーヒール(しゃがみヒット時)→シュレッダーキックコンボ2発止め→トリプルファング~ミストステップ→ワンツーパンチ~ミストステップ→シュレッダーキックコンボ2発止め ダメージ 70
5.デッドリースラッシュ→デッドリースラッシュ→ジャブ→トリプルファング~ミストステップ→ワンツーパンチ~ミストステップ→シュレッダーキックコンボ2発止め ダメージ 70
1と2はシルバーニーや右アッパーからのコンボ。1は最後のインパルスショットが小さいキャラになるほど安定しないので注意しよう。
2はいわゆる運びコンボ、移動距離が長いので壁から遠い位置で浮かせた時はこのコンボで壁まで運んでいこう。
3の大ジャンプRK後のRPはステップインしてから出す。ジャブに変えればダメージは低くなるが難易度は下がる。
4はシルバーヒールをしゃがみ状態の相手に当てた場合とカウンターヒットした際のコンボ。シルバーヒール後にヒットマンスタイルに移行していた場合でも決めることが可能だ。
5はデッドリースラッシュがカウンターヒットした場合のコンボ。2回目のシルバースラッシュを少し遅らせて出す事で、次のジャブが拾いやすくなる。
●【確定反撃に使う打撃技】
・ジャブクラス ワンツーミドル、シルバーウィップ
・投げクラス マシンガンキック、スピニングサマー2発止め
・ロングレンジクラス シルバーニー、スーパートリプルファング、インパルスショット
・下段さばき後 シルバーニー、シュレッダーキックコンボ1発止め
リーのジャブクラスの反撃技は優秀だ。ワンツーミドルを確定に使う場合はホールドしないように注意。距離が離れてしまう技にはシルバーウィプを使っていこう。
投げクラスにはワンツーミドルでも充分だが、スピニングサマー2発止めもダメージが高いのでしっかりと決めていこう。ただしワンツーミドルとスピニングサマー2発止めは当ててもこちらが不利な状況になるので注意してほしい。
ロングレンジクラスになればシルバーニーでコンボに移行可能になる。距離が離れている場合はスーパートリプルファングが安定だ。
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距離が遠いときの反撃はスーパートリプルファングが安定する。コマンドも簡単なので、入れられるところでは確実に決めておきたい。 |
下段さばき後はしゃがみ状態に当ててもうくようになったシルバーニー。
下段さばき後に距離が離れてしまい、シルバーニーがあたらない場合はシュレッダーキックコンボ一発止めを。入力が難しいためアシッドストーム(6LKLKLKLKLKRK)で代用してもいい。
下段攻撃をガードした場合にはインフィニティーキックコンボ2発止め(立ち途中にLKLK)、シルバーニー、サマーソルトキック(小ジャンプタイプ)(しゃがみ状態から9RK)等を硬直の小さい順にいれていこう。
●【確定反撃される打撃技】
・ジャブクラス ミストウルフコンビネーション
・投げクラス シルバーニー、ワンツーミドル、シルバースティング、シュレッダーキックコンボ3発目(中段)(6☆LKRK3or6RK)
・ロングレンジクラス ブレイジングキック、サマーソルトキック(小ジャンプタイプ)、インフィニティキックコンボ全般、シュレッダーキックコンボ1発止め、シュレッダーキックコンボ3発目(下段)、シルバーテイル、シープスライサー(ヒットマンスタイル中RK)
基本の浮かせ技であるシルバーニーは投げクラスの反撃を受けてしまう。またロングレンジクラスのインフィニティーキックコンボは何処で止めても相応の反撃を受けてしまうので、ガードされた場合は二択をかけることができる4発目まで出しリスクを抑えよう。
ヒットマンスタイル中に出すことができるシープスライサーはダウンを奪える下段攻撃だが、発生が非常に遅くガード時の硬直も大きいので使いづらい。逆にシルバーテイルは硬直こそ大きいものの、遠距離時などには反撃を受けづらいため、こちらは多用しても問題ない。ダウンを奪えない下段攻撃だが、ダメージが大きいので積極的に狙っていこう。
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(2005年8月17日)
[Reported by 鉄拳攻略チーム]
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