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【Anna Williams(アンナ・ウィリアムズ)】


 歴作では多くの技が姉のニーナと同じ性能であったために、ニーナを使った事があるならば安易に戦えてしまったアンナ。今作ではニーナと共有のモーションだった技のほとんどがアンナ固有のモーションとなり、まったくの別キャラとなっている。新技も多数追加されており、やりがいのある面白いキャラクターになったと言えるだろう。


●【基本戦術】

 相手の技のスカりに入れる打撃技や、ガード時の確定反撃にあまり良い技がないアンナ。逆に主力技のほとんどがガードされても反撃を受けず、リスクの少ない攻めを展開できるので、相手の攻めを待つよりも自分からどんどん攻めて行くほうが得意なタイプだと言える。

 浮かせ技もアガペイトアロー(23_LP)、ステップインアッパー(3RP)、リフトショット(236_RP)と、どれもガードされても反撃を受けず優秀だ。特にアガペイトアローはガードされてもアンナが少しだけ有利になるので、少しでも距離が離れていたら、積極的にアガペイトアローで近づき接近戦に持ち込んでいこう。


●【近距離での立ち回り】

 ジャブ(LP)の発生が早い事で近距離戦での立ち回りを得意とするアンナは、発生の早いジャブ、ワンツーパンチ(LPRP)、アッパーストレート(3LPRP)を使い相手を固めていこう。

 アッパーストレートはガードさせればわずかにアンナ側が有利になり、そのまま攻め込むことができるのでそこでとめてもいいが、派生のアッパーストレート&サマーシュート(3LPRPLK)、アッパーストレート&スライスウィンド(3LPRPRK)が新技として追加されているのでうまく使って行きたい。

 アッパーストレート&サマーシュートはヒットさせると浮かせられ、そこそこダメージが期待できるが、ガードされると反撃を受けてしまう。更に3発目にディレイをかけてしまうと、相手のジャブなどの発生の早い技に割り込まれてしまうので、暴れを読んだ場合は最速で出し切ろう。

 アッパーストレート&スライスウィンドはガードされても反撃を受けない上段攻撃。相手のシットジャブなどしゃがみステータスを持つ技には潰されてしまうが、それ以外の攻撃には打ち勝つ事ができる。こちらはガードされても反撃を受けないので、アッパーストレート&スライスウィンドを出して、相手の様子を見ながらアッパーストレート&サマーシュートと使い分けると良いだろう。

アンナのステップインアッパーは上段攻撃を潜りやすく高性能。
 アッパーストレートがガードされた後は派生の新技を出すのも効果的だが、上段攻撃を読んだ場合にステップインアッパー(3RP)を狙ってみるとダメージ効率が上がる。

 ステップインアッパーはモーションで相手の上段攻撃を避ける性能があるため、有利な状況は勿論、不利な状況からも狙ってみると良いだろう。ガードされても反撃を受けないので、積極的に狙って行きたい技だ。



 また、上段攻撃を読んだ時の選択肢としてエクスキューショナー(66RP)を使ってみるのも面白い。

エクスキューショナーは上段だが、技の発生途中にしゃがみステータスを持っており、上段攻撃をかわしつつヒットさせることができる。


 エクスキューショナーは発生は早くはないが、発生途中にしゃがみステータスを持っている。アンナが少しだけ有利な状態であれば、相手のジャブなどの上段攻撃を潜りつつ狙う事ができる。ヒット後は距離が近いとライトニングスクリュー(3RK)で追撃する事ができるので、ダメージもそこそこ期待できる上、ガード後はアンナが大きく有利になるため、その後も攻めを継続させられる。プレッシャーをかける意味でも使って行きたい。また、相手の横移動にも強いので横移動対策としても使っていこう。

 上記の技で固めて相手が手を出してこなくなったら、下段、中段攻撃を使い分けて相手のガードを揺さぶっていこう。

 下段攻撃でお勧め技は、発生の早いライトニングスクリュー。ダメージは少ないが、ヒットさせれば有利になれる上、アンナが立ち状態、相手がしゃがみ状態になるので攻めやすい。ここでアッパーストレートに連係させれば相手は打撃技で割り込むことができない。横移動にも強いので、横移動対策としても使っていける。ただし、ガードされると不利が大きいので、十分に中段攻撃を意識させてから使っていこう。

 新技のランドスリップ(1LK)は、ヒット後に空中コンボに移行できる下段技。セビアクエイク(1RKLK)は2発共に下段攻撃なだけあり、1発目がヒットしても2発目がしゃがまれてしまう事が多い。1発止めを主に使っていき、1発目がスカってしまった時などに2発出し切ると手を出してくる相手に当てる事ができる。

 中段攻撃では、ジャンプステータスつきのクイックサマーソルトキック(9RK)が重要。リーチが短いものの相手がしゃがみ状態でも浮かせる事ができる。有利な時に下段攻撃との二択に使っていくのが基本だが、相手の下段攻撃を読んだ時にこの技で暴れるのも強力だ。

 スカーレットレイン(1LP)のあとも、派生のスカーレットリバース(1LPLP)、スカーレットスパウト(1LPRK)が出せるようになっている。 スカーレットリバースは下段攻撃で、スカーレットスパウトが中段の浮かせ技。二択として使っていく事ができる。またスカーレットレイン後にレバーを2に入れておくと、技後にしゃがみ状態になれる。

スカーレットレインをガードされると反撃が確定してしまうが、しゃがみに帰結しておけば上段攻撃や投げは当たらない。


 これを利用し、スカーレットリバースとスカーレットスパウトの二択を警戒して固まる相手にリフトショット(立ち途中にRP)やライトハンドスタッブ(しゃがみ状態から6RP)、コールドブレード(しゃがみ状態で3_RP)など、しゃがみからの性能のいい打撃技で攻め込むのも有効だ。直接スカーレットレインの派生技で二択を迫るよりリスクが低く、ダメージ効率がアップするぞ。ガードされた場合でもしゃがみ状態に帰結しておけば、上段攻撃での反撃を受けなくすることができるのも覚えておきたい。


●【中距離での立ち回り】

 中距離戦ではアガペイトアロー(23_LP)が主力になる。ガードされても若干有利になる浮かせ技で、相手との距離を詰めたい時にも使える。ただし上段攻撃のため、あまり使いすぎると相手に警戒され、しゃがまれる事になるだろう。

リフトショットはリーチが長く、しゃがみ状態の相手でも浮かせることができる上ガードされても反撃を受けない。

 そういった場合には、中段のリフトショットを混ぜつつ使うと効果的。発生こそ遅いものの、リーチが長く、しゃがんでいる相手を浮かせることができる上にガードされても反撃を受けないと言う優秀な技だ。発生が遅いことをうまく補いながら使って行きたい。

 この技を出す時は236のステップを見せつつ技を出すと、技の初動がアガペイトアローに似ているため、アガペイトアローをしゃがもうとしてくる相手にヒットさせる事ができる。



 その他ではリーチの長いライトハンドスタッブ(しゃがみ中6RP)、ヘイルストーム(9LPLKLK+RK)を使ってみるのもいいだろう。

 ライトハンドスタッブは、発生が遅い代わりに、技の途中に相手の上中段攻撃をさばく性質を持っており、ガードされても距離が離れて反撃を受けないため使い方によってはかなり強力な技となる。ヒット後はライトニングスクリューで追い討ちできるので忘れずに決めておきたい。

 ヘイルストームはフェイタルアタックコンビネーション(9LPLK)から新たに追加された派生技で、フェイタルアタックコンビネーションの1発目がカウンターヒットすると、ヘイルストーム3発目まで確定する。また、フェイタルアタックコンビネーションの2発目がカウンターヒットすると、相手が崩れてコンボに移行する事ができる。フェイタルアタックコンビネーションの1発目を遠めですかし、2発目をカウンターヒット狙いで使ってみるのも面白い。


●【遠距離での立ち回り】

 遠距離戦では相手の技スカりに対して、アンナの固有技にはなかなか良い反撃技がない。技後相手が立ち状態であればステップインアッパーで浮かす事ができるが、しゃがみ状態の相手にステップインアッパーを当てても浮かす事ができない。クイックサマーソルトキックであれば、浮かす事はできるがリーチが短いために当てる事は難しいだろう。

 そういった場合にはシューティングスター(6RK)を使い安定してダメージを奪っていきたい。リーチが長く、やや遠い間合いからでも届かせることができる。

リーチの長いシューティングスターを相手の技スカりに狙っていく。ただガードされると反撃を受けるので、誘われないように注意しよう。


 ただしシューティングスターはガードされると反撃を受けてしまうので気軽には出しづらい。やはり相手の技をスカしても良い反撃がないアンナは、アガペイトアロー、フェイタルコンビネーション、ヘイルストームなどを使い距離を縮め、できるだけ接近戦を挑んでいったほうが試合を楽に進めることができるだろう。


●【基本コンボ】

 1.アガペイトアロー(カウンターヒット)→サプライズスコール(9LK)→ジャブ→ヘイルストーム ダメージ 63

 2.ステップインアッパー→アガペイトアロー→ジャブ→ヘイルストーム ダメージ 53

 3.アッパーストレート&サマーシュート3発目ヒット→アッパーストレート→アガペイトアロー→シットスピンキック&ライトハイキック(2LKRK) ダメージ 56

シットスピンキック&ライトハイキックで締めるコンボは最後がスカりやすいが、アッパーストレート&サマーシュート始動のものなら最後まで安定する。アッパーストレート&サマーシュート後のダメージ重視コンボとして狙ってみよう。


 4.ランドスリップ→ライトローキック&バックスピンチョップ(2RKLP)→ジャブ(6LP)→シューティングスター ダメージ 44

 1や2のようなヘイルストームで締めるコンボは、ダメージも大きくかなりの距離を運ぶ事ができる。2のコンボに関しては、ヘイルストームが途中でスカってしまう事があるため、状況に応じてステップインアッパー~アッパーストレート~ヘイルストームなどに変更して使い分けていこう。

 3のコンボでも、勿論アッパーストレートの後ヘイルストームを入れる事ができるが、壁がないステージなどでダメージ重視コンボとして使っていこう。

 4のランドスリップ後は浮きが非常に低く、1~3のようなコンボを狙う事はできないためこの程度の追い討ちしか決まらないが、しっかりダメージを奪っておきたい。


●【確定反撃に使う打撃技】

・ジャブクラス ワンツーパンチ、RK

・投げクラス 2RK

・ロングレンジクラス レフトミドルキック&ライトハイキック(3LKRK)

・下段さばき後 レフトミドルキック&ライトハイキック(パンチさばき)コートリーレインボー、クイックサマーソルトキック(蹴りさばき)

 硬直の長い技をガードしても、良い確定がないのはアンナの大きな弱点。

 下段キックさばき後のクイックサマーソルトキックも、軸がずれていたりすると、クイックサマーソルトのリーチが短くてスカってしまう事があるので、下段をさばいた時はレフトミドルキック&ライトハイキックで安定しよう。下段のパンチ、キック共にコートリーレインボー(66LKRKLK)が反撃としてはいるが、入力がとてもシビアなため、お勧めはできない。

 毎回安定して決めれるようならば、コートリーレインボーを反撃として使うとよいだろう。



コマンドの関係上先行入力が効かず、最速で出すのは難しいコートリーレインボーだが、うまく出せれば下段さばきしたあとに空中コンボに持って行くことができる。少し難しいができるようになれば大きく戦力がアップすることは間違いない。



●【確定反撃される打撃技】

・ジャブクラス なし

・投げクラス クイックサマーソルトキック、アッパーストレート&サマーシュート、スカーレットレイン、コートリーレインボー、シューティングスター

・ロングレンジクラス ライトニングスクリュー、ランドスリップ、セビアクエイク、スカーレットリバース、スカーレットスパウト

 確定反撃に使う打撃技が乏しい代わりに、ほとんどの主力技は確定反撃を受ける心配はない。ただし、崩しに使う下段攻撃や派生技の一部にはロングレンジクラスの反撃を受けてしまうので注意しよう。


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(2005年8月17日)

[Reported by 鉄拳攻略チーム]


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