東京ジョイポリス、8月中旬より運営再開
8月中旬 運営再開
株式会社セガは、同社がお台場で展開しているアミューズメントテーマパーク「東京ジョイポリス」の運営を、8月中旬より再開すると発表した。また、梅田と岡山のジョイポリスで運行を停止していた可動幅の大きなアトラクションも、8月4日より運行を再開した。
東京ジョイポリスでは、4月18日午後にアトラクション「ビバ! スカイダイビング」で発生した転落死亡事故を受け、4月19日から、事故原因の調査、施設全体の総点検、安全対策の構築のために休館していた。また、梅田と岡山のジョイポリスでも、可動幅の大きなアトラクションの運行を停止し、安全性の調査を実施してきた。
同社では「東京ジョイポリス事故対策委員会」を立ち上げ、事故原因の調査および安全対策の策定を行なっており、ホームページ上には同委員会からの報告書が公開されている。
報告書によると、直接の事故原因としては、安全装置の一部を未装着のまま運行するという、不適切なアトラクション運営が原因としている。その背景として、本社部門を含む、アトラクション運営に関する安全性徹底意識の欠落があり、事故に繋がったと述べている。
東京ジョイポリスの営業再開については、営業停止期間中に、事故原因の調査、施設全体の総点検、安全対策の構築を行ない、すでに運営マニュアルの整備、該当する全従業員への所定の教育、承認テストなどを完了し、アトラクション機器の改善も2機種を残して実施済みなことから、この2機種の改修完了をもって、再開すると決定したという。
アトラクションについては、事故が発生した「ビバ! スカイダイビング」のほか、「アクアノーバ」、「かごめ唄(前編・後編)」、「ミステリーウォーク」を廃止。撤去に伴い、休憩スペースを広げるとともに、子供にも楽しめる遊戯機が設置される。さらに、あらゆる客層にやさしく、安全に楽しめるアトラクションを新規開発し、次年度以降に設置する予定としている。
また、事故を風化させないために、4月18日から1週間を「安全週間」として、各施設の安全の総点検を実施する。そして、東京ジョイポリスでは、毎年4月18日を「安全を誓う日」として、被害者の方への哀悼の意を表する黙祷を捧げるとしている。
□セガのホームページ
http://sega.jp/
□「ジョイポリス」のページ
http://sega.jp/joypolis/home.html
□「東京ジョイポリス事故対策委員会」のページ
http://sega.jp/anzentaisaku/
□関連情報
【4月19日】東京ジョイポリス、当面休館すると発表
18日の事故を受け、安全確認を実施
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050419/joy.htm
(2005年8月4日)
[Reported by 滝沢修]
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