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マイクロソフト株式会社は、2005年末に発売を予定している次世代ゲーム機「Xbox 360」に、アクセス制限ができる「保護者による設定(Family Settings)」機能を導入すると発表した。 「保護者による設定」機能とは、ユーザーの年齢に合わせた使用制限がかけられるというもの。映像コンテンツなどで使われている、ペアレンタルロック機能のゲーム版にあたる。 年齢区分の判断材料には、CEROレーティングが用いられる。保護者が予め、Xbox 360本体に年齢制限を設定しておけば、その区分を超える年齢のCEROレーティングが付けられたゲームは動作しなくなる。そのゲームをプレイしたい場合は、「保護者による設定」機能を解除するか、または必要な区分まで設定年齢を上げる必要がある。設定変更には、設定時に入力したパスワードが必要になる。 Xbox Liveでもアクセス制限が可能。フレンド登録やオンラインコミュニケーション機能、コンテンツダウンロード機能などに、個別の制限がかけられる。このほか、DVDビデオの試聴制限機能も搭載するが、日本国内のDVDビデオコンテンツのレーティングが未整備のため、将来的に対応可能な状態にとどめられる。 ちなみに「保護者による設定」機能は、北米版のXboxでは既に搭載されている。日本版のXboxにも項目は用意されているが、CEROレーティングによる年齢区分には対応しておらず、機能していない。
また先日、神奈川県の有害図書類にゲームソフトが指定されたが、今回の発表との関連性についてマイクロソフトの担当者は、「Xbox 360に“保護者による設定”機能を搭載することは開発段階から決まっていたことで、特に意識したものではない」としている。
(2005年7月21日) [Reported by 石田賀津男]
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