今回実施される「グラナド・エスパダ」初のクローズドβテストに参加するユーザーは、「X-Tester」と命名されている。「Expert」、「Extreme」、「Excutive」、「Exciting」の4つのXに由来しており、同社では、βテストを単にプレイするだけでなく、開発に参画するという強い意志を持ったユーザーを求める方針。

　これは同作プロデューサーであるキム・ハッキュ氏の方針ということだが、韓国では半ば公然化しているユーザーを使った“無報酬デバッグ作業”を先鋭化させたシステムになっており、貢献者への報酬も、ユーザーカンファレンスへの参加権や、次フェイズテストへの優先参加権など、ゲームに直結した内容となっている。テストの内容のみならず、こうした取り組みが日本のユーザーにどう受け入れられるかも注目されるところである。

　X-Testerの募集は、「グラナド・エスパダ」公式サイトにおいて、明日7月8日正午より、12日正午まで実施される。当選者への通知は7月15日に行なわれ、遅くとも7月下旬にはβテストが開始される見込み。

　同作は、同時に複数のキャラクタを操る「マルチキャラクターコントロールシステム(MCC)」や、キャラクタの姿勢に応じてスキルを使い分けられる「スタンスシステム」、いまだ未確定要素が多いながらも大いに注目を集めている「政治システム」など、さまざまな新要素が盛り込まれている。公式サイトで募集要項を確認の上、規約に同意できるユーザーはこのユニークなテストに応募してみてはいかがだろうか。

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□「グラナド・エスパダ」のホームページ
http://www.granadoespada.jp/

(2005年7月7日)

[Reported by 中村聖司]