発売元 スクウェア・エニックス
ちょうど昨晩の話になるが、筆者がスクウェア・エニックスがスポンサーをしている深夜番組を見ていたら、突然「エバークエストII」のCMが流れたので驚いてしまった。去年のE3における電撃的な発表から丸1年、長いローカライズ作業はようやく実を結ぼうとしている。EQ2の史上最大級のローカライズ作業量を知る筆者としては、あのCMを見て「遂にここまできたか!」という想いが込み上げてきた。
今回は、そのTVCMを初めとした、何本かのプロモーション用動画が公式サイトからダウンロード可能となっているので紹介しておこう。メニューに用意されているのは「TVCM:発売前編」、「TVCM:発売後編」「店頭プロモーション用ビデオ」の3本。現在は発売後編を除いた2本を見ることができる。発売前編は先述のTV番組(ヘビメタさん)の合間に放映されたものと同じバージョンで、15秒という短い時間の中にお馴染みのEQ2イメージ動画と、派手なエフェクトが炸裂するプレイ動画がバランス良く収まっている。
もう一方の店頭プロモーション用ビデオだが、これが約9分という長さにもかかわらず、パーフェクトに近い出来映えとなっており必見。構成としてはEQ2のバックグラウンドストーリー説明から入り、善悪とで二分された拠点や、アーキタイプを経てのクラス選択、また生産者“アーティザン”などといった特徴をまんべんなくカバーしている。もちろん、戦闘シーンや冒険エリアも紹介しているので、ゲーム中の雰囲気を手っ取り早く把握するには丁度よいだろう。少なくともEQ2に興味はあるがまだ未経験、という読者にとっては最適といえる。
中でも特に注目してもらいたいのは、これらの動画は描画設定オプションが最高の状態で収録されたという点。元来EQ2は必要とするマシンスペックが極めて高く、よってほとんどのプレーヤーが実際には平均程度の描画オプションでプレイしている。平均というのは具体的には、昨日の本連載にて紹介したEQ2ムービー「Freeing the Frogloks」程度だと考えてよいだろう。
それだけに今回のプロモーション用動画は、例えEQ2の経験者といえども新鮮に映ることは間違いない。呪文やヒロイックチェイン、そしてドラゴンの吐くブレス等の画面エフェクトは何度見ても息を飲んでしまう。世界最先端を行くこれらのグラフィックスを動画で公開するのは実に有効的なプロモーションといえる。今回の動画を見ることで、6月16日のEQ2発売は目の前に迫ってきているという実感を得られるはずだ。
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